2008-07-31

Salt Creek Grille Restaurant

LAX(Los Angeles International Airport)を南下して、Sepulveda通りと El Segundo通りが交差したところの南側に、新しくできたモール Plaza El Segundoがあります。そのモールの中にある Salt Creek Grille Restaurant に行きました。
天井から床までのガラス窓から太陽光を受けて明るい屋内は床も壁も木で作られており、カントリー調です。キッチンに大きな炭火のかまどが見えて、そこで焼かれたお肉やお魚が食べられると聞き、メニューを選ぶのに迷いました。

選んだのはBlackened Ahi Tuna Steak Sandwich(マグロのたたきサンドイッチ)です。正方形のポルトガル風ハンバーガーバンズに挟まれたのはマグロのたたき。長さ5センチ厚さ1センチの長方形に切られたマグロの片側にわさびが塗りつけてありました。マグロと貝割れ大根、トマト、アボカドとバンズに挟んであります。野菜の外側に程よくマヨネーズが付けられていました。パンと野菜とマグロを口にほおばるとつんとしたわさびがマヨネーズで中和されます。添えのポテトチップスにはすりおろしゴルゴンゾーラチーズとからりと揚げたタイムがまぶしてあります。程よい塩加減でした。

ランチを共にしたK夫人は夏の暑さを吹き飛ばす爽やかなはつらつマダム。物事の捉え方が前向きで、細々と気配りが出来るのにさっぱりしているところを見習いたいです。

2008-07-29

神田 きくかわ

蒸し暑いこの時期の帰国ということで、二日連続で「神田 きくかわ」に美味しいうなぎを食べに行ってきました。

その名の通り本店は神田にあるようですが、クレジットカードが使えるお店ということで、今回は帝国劇場の地下街にある日比谷店におじゃましました。

定番メニューは勿論うな重。サイズが、、の3段階。大きなものから売り切れてしまうようで、平日の夜というのに店内はほぼ満席で、7時過ぎに入った時点で「もうだけしかありません」とのこと。辛うじてう巻きは作ってもらえたものの、期待していたうな肝の串焼きも売り切れ状態。

期待のうなぎは一番小さい「イ」であるにも関わらず、お重の一面を埋め尽くしており、十分な満足サイズ。「ハ」だとどんな大きさになるのか想像しながら「イ」で満腹になりました。身のふっくら加減、焼き加減、脂ののり具合、タレの量、何れも関東にしては程よい加減で十分満足。お好みで追加のタレがテーブルに置かれていましたが、関東の人はあれにまだ味を濃くするのでしょうかね?あれ以上タレを掛けるとうなぎの味がわからなくなってしまうような…

このうなぎのお陰で一週間みっちり働かせて頂きました。

2008-07-27

Hilton Tokyo

日本出張の際の定宿。今回の出張も Hilton Tokyo に滞在です。日本に住んでいた頃は殆ど縁のなかったホテルですが、首都圏に身寄りのなくなった (?) 今、日本での仕事に不可欠な快適な住環境を提供してくれる場所です。

一般的な北米のヒルトンホテルと比べると、日本国内のヒルトンはどこもワンランク上の丁寧なサービスを期待できるようです。初めて泊まった際には余りにご丁寧な応対にこちらの方がかしこまってしまいましたが、最近ではこれも心地良く感じるようになりました。

夏休みシーズンに突入していることもあって混雑を予想していたのですが、今回も無事エグゼクティブフロアにアップグレードして頂きました。

エグゼクティブフロア宿泊の特典としてうれしいのは37階のラウンジで夕方はカクテルレセプション、朝は朝食バフェを楽しめるところです。といっても仕事で来ているので、夕方のレセプションは到着日にしか楽しむことができないのが残念です。その代わり、朝食はこの時とばかりに納豆、温泉たまご、海苔、鮭という典型的?な日本の朝食をガッツリいただいてしまいます。

新宿駅からは徒歩10分あまり。今の季節は駅までかなり遠く感じますが、無料シャトルが20分間隔で運転されているので安心です。

全体的にスタッフの応対も心地良く、これからも日本への出張の際には自宅のように(以上に?)くつろがせて頂きたいです。

2008-07-24

Embassy Suites Santa Clara

San Jose 出張の際の定宿のひとつ。お馴染み Hilton 系列の Embassy Suites Santa Clara です。今回は翌週の日本への出張に合わせて San Jose での仕事を片付けるために滞在しました。

老朽化が進んでいた内装を全面改装中で、間もなく工事は完了する模様ですが、客室内の改装はほぼ完了したようで、新装オープンかと見紛う程のピカピカの調度品からは新品の香りがぷんぷん漂っていました。

ドッシリしたワークデスクはオフィスに行かずに一日ここで仕事をしたくなるような立派なもの。我が家の机と交換して欲しいくらいです。ただ、椅子の高さ調節がいまいちで、長く PC に向かっていると肩が凝ってしまいました。

ベッドも勿論新品に一新されているのですが、クッションの固さが自分好みではなく、大きい割にはいまいち熟睡できず…

枕元にはヒルトンお馴染みの目覚ましラジオ。

その代わりという訳ではないですが、新しいバスローブはお風呂上がりの快適なひと時を提供してくれます。

極め付きはリビングと寝室と両方に据え付けられた大型プラズマテレビ。ラップトップにディスプレイケーブルを持参すれば DVD でもネット動画でも大画面で楽しめてしまいそう。

この他、Cook-to-order のオムレツがうれしい朝食、夕方のレセプションタイムのビール、屋内プール&ジャグジー、ジムなど、スタンダードな Embassy Suites のサービスは、仕事での滞在には欠かせません。

"blueberry, strawberry, whatever..." ???

今日からしばらく出張ということで、LAX から SFO に向かう UA 便での機長からのアナウンス。

出発の準備が整うと「お手持ちの電子機器の電源をお切りください。」という感じのお決まりのアナウンスがある訳ですが、なかなか飲み込みの悪い乗客が多いのか、最近は NotePC、iPod、DVD Player のように具体的な例を挙げて注意を促すことが多いようです。

そんな例として時々挙げられるものに blackberry があります。さて、ここまで書けば想像が付いたでしょうか。そうです。機長のしゃれっ気で blackberry ならぬ、blueberry や strawberry という例を挙げて、挙句の果てに「何だか知らないけど兎に角何でもスイッチを切っとくれ!」といった感じで乗客の注意を促しました。思わずふき出してしまったのですが、隣で iPhone を弄っていた英国人のおじさんも急に固まって、「面白いねぇ(funny!)」の一言。

こんな機長の冗談が効いたのか、飛行機は定刻よりも 20 分早く SFO に到着しました。

英作文力

collegeで受けている国語(English)の期末テストを受けました。勿論、テスト形式はcomposition(作文)です。

春学期はESL(英語を第2言語とする人のための英語クラス)21Aをとっていました。そのクラスの最初に行われた学習審査用作文では、1時間かけて1行おきでやっと1ページでした。それが21Aの期末テストで1時間半で1行おきで4ページ。今回は2時間弱で1行おき6枚が書けました。1枚辺りに書いた語数も増えました。

21Aは作文の題を試験1週間前に提示してもらえました。題が提示されると、構想を練り、アウトラインを作って、語彙を調べるのに2日。原稿書きに2日。本当はやってはダメなので私はやってなかったけれど、絶対Aをとりたいという人はそれをtutorに校正してもらってました。原稿を覚えるのに1日。そうやって1週間後の定期テストに臨んでいました。
21Bは題の提示が前日で、それも5つの題のうち、3つを当日先生が選択するというものでした。中間テストではたまたま私が書きたくてアウトラインを用意していた題を先生が選択してくれたので、構想通りに書けました。中間テストの時に、タイトルが選択制だと知って期末テストには与えられた5題全部のアウトラインを書いて行きました。21Aと違って前日のタイトル提示ではさすがに5題の英作文をする時間はないので、結論や説明で使いたい語彙のみアウトラインにメモ書きしていきました。期末の題は、講習中の読書課題であるチャンドラー作「さらばいとしき女よ」から「アメリカンヒーロー」か「ハードボイルドとロマンス」のどちらかについて書きなさい、というものでした。

作文は構想と内容と語彙・文法の3つで評価されます。これまで先生が私の小論文を添削してくれたところ、語彙・文法力と作文構成力は大丈夫と太鼓判を押してくれました。私は、与えられた題のうち、恋愛の微妙な表現を含めた説明を結論まで英語でひっぱり、時間内に仕上げるのは無理と判断して、「アメリカンヒーロー」にしました。私は一貫性のある筋立てた内容を書いたつもりです。それが読み手(先生)に伝わるといいなあ。

2月からの英語学習を通して、語彙数の増加、英文法の正確性、構成のバランスを振り返ると確実に英作文力がついていると実感しました。これからも、先生にアドバイスされたとおり、新聞や論文等の良質の英文と興味ある分野の小説を読み、多様な英文に触れて内容を強化し、それを自分の言葉に直して語彙力を増やし、作文を続けることで全体的な英作文力を上げていきます。

2008-07-23

アメリカ人の交渉術

collegeで先生がおっしゃった(敬語を使うこの時点で日本人は引いています)ことに不服があるとき、学生はあからさまにブーイングをします。そして、学生は先生と交渉に交渉に入るのです。その一コマ。

定期テストで先生が作文課題を発表すると学生から一斉にブーイング。
3人の学生が代表して、先生とタ イトルの交渉に入りました。

学生A「先生、もう一つ題を増やしてく れたら、1行おきに6枚以上書けるよ」前日に与えられた題は5つ、そのうちの2題を先生が選択して、当日発表しました。その題を増やしてチャンスを広げて欲しい、その代わり、期待された以上の結果を出しますよ、と学生が主張しているのです。ギブアンドテイクで一見よさそうなんですが、結果は、先生「この講座授業では、タイプだと4枚以上、手書きだと5枚以上だから、6枚は当然です。交渉になりません。」却下でした。初回授業で配られたシラバスに明記されていることは絶対なのです。それに不服がある人は、その週で授業変更をしてますから、この主張は今更言うべきことではないのでしょう。

学生B「先生、この小説(授業で読んだチャンドラーの「さらば愛しき女よ」)にはヒーローなんていないよ。他のタイトルにしようよ。」試験前日に講習授業の復習をして、更に先生が作文課題を配布した際に、そのアウトラインの作り方の見本まで示しているのですから、Bの学生の主張は通らないでしょうと予測していました。結果は、先生「じゃあ、なぜヒーローが登場しないのかをあなたのヒーロー観を交えてか書きなさい。」却下でした。クラスでアウトラインを作った折に、先生が「ヒーローって聞いて、どんな人かイメージできますか」とヒントまで与えてくれました。そのヒーロー観を基本議題として展開していくようにと、テストでもヒントを与えてくれているのです。

学生C「先生、ハードボイルドと恋愛なんて本のどこにも書いてないよ」この学生は授業を聞いていませんでしたと、自ら墓穴を掘りました。結果は、先生「あなたは、授業を聞いていたかしら?小説を読んだかしら?たくさんのヒントを与えたはずよ。」却下です。

交渉の際に最も受け入れられやすいのがギブアンドテイク。相手の要求を満たしつつ、自分の要求を受け入れてもらう術です。反対に最も却下されやすいのが、自分の責務を果たさずに、目の前の要求をただ嫌だと首を振る。これをすると相手に要求を却下されるだけでなく、子供っぽいやつだと見下され、責任を果たせないとみなされ、信用を失ってしまいます。
交渉するときは相手に見下されないように、そして信用を保てるように気をつけたいです。

2008-07-22

Label : LA Findings

ロサンゼルスで生活するようになって初めて気付いたこと、改めて納得したこと、これまでの短期滞在では特に気に留めなかったことなどなど、la findings のラベルで思い付くまま並べて行きたいと思います。

ハードボイルドにおける恋愛

レイモンド・チャンドラー著作「さらば愛しき女よ」はハードボイルド作品には珍しい恋愛小説です。皮肉屋の評論家に「ハーレークインロマンス」と陰口をたたかれているくらいです。

チャンドラーの長編作品には女性や子供に優しく情に厚い、長身で颯爽としたダンディな私立探偵フィリップ・マーロウが登場します。彼が28歳ジャーナリストの賢くて笑顔が素敵なアン・リオーダンに恋をするのです。フィリップは今関わっている事件が麻 薬やカジノをとりしきる暗黒街のボスと繋がっているのを知り、フィリップの所為でその危害がアンに及ばないようにアンの好意に気がつかないふりをします。
ある日、フィリップはボスの手下に拉致されて、監禁されて、この事件から手を引くように暴力で脅されます。やっとの思いで監禁から逃れたフィリップは、事 件に関わらないように避けていたはずのアンの家を訪ねます。アンは身も心もぼろぼろになってやってきたフィリップを黙って受け入れ、当然のように看病しま す。アンは2年前に亡くなった両親の部屋をフィリップがいつ来てもいいように改装していたのです。フィリップの身体の傷や心の傷を癒している間も、アンはフィリップに何があったのかを尋ねず、フィリッ プも何も言いませんでした。その家の男主人のように扱われ、アンのお陰で元気になったフィリップは、礼を言って家を出て行こうとします。フィリップのため に用意された寝具を抜け出て、パジャマを着替えて、スリッパを脱ぐ。その一つ一つ動作がアンとの別れを示しています。この家を出たら暗黒街のボスとの対決 が待っており、生きて帰れないかもしれないのですから。アンは口は閉ざしたまま、フィリップの動作を切ない目で見つめ、見送りました。アンはフィリップが 何も説明しなくても全てを分かっていたのです。なぜなら、フィリップが事件が解決して再びアンの元に戻ってきたとき、アンは言うのです。「ねえ、もうキス をしてもいいでしょう。」と。

他にもベルマとマロイの恋愛と、グレイル氏の妻への愛の表現もありますが、この小説の中ではキスどころか手さえ繋がないから、現代っ子のcollegeのクラスメートには分かりにくかったようです。

2008-07-21

夏期講習6週目

夏期や冬期の短期講習を履修した人から、講習は毎日授業があり、宿題もたっぷり出されるから、少な目に取ったほうが良いとアドバイスされました。AC(アカデ ミック・カウンセラー)も授業担当の先生も同様で、春秋学期なら履修授業は3つ以上取ってもいいけれど、講習中は1つ、欲張ってはダメよ、と脅されていま した。
月曜から木曜まで毎回2時間30分のみっちり英語の授業も今週が最後です。火曜日には全ての提出物出し、水曜日は課題図書を読み終えて総復習、木曜日は期末テストが控えています。毎日登校はやはり体力的に辛く、アドバイス通り1教科にしておいてよかったです。

2008-07-18

アメリカ流議論

ある日の午後にバスに乗りました。お客さんは私を含めて6人でした。私が乗ったバス停の次に止まったバス停で3人が降りて、1人が乗りこんできました。お客さんは私を含めて女性3人、男性1人となり偶然に前半分の座席にコの字型に座りました。

新しく乗り込んできた30代の女性は席に座るなり運転手に乗車拒否された苦情を申し立てました。
「あなたは私を乗せてくれて親切ね。あなたの前に2台も乗車を拒否されたのよ。」
相手を一旦褒めて、問題点を述べる辺りがアメリカ流交渉術の基本。

座っていた50代女性が前述の女性の言葉の後を継いで
「私はこのバスに乗るために30分以上待たされたわ。確か、バスの運行時間は15分おきよね。」
感情的にならずに淡々と事実をありのままに述べました。

運転手は、運転手がバスの乗客数からこれ以上乗せると危ないと判断すれば乗車拒否ができること、LAは車社会であり道路事情によってバスの運行時間がずれていくこと、を申し訳なさそうに女性たちに伝えました。

乗車拒否された女性は「バスは空いていたから、乗せてくれてもよかったんじゃない?」と食い下がりました。
運転手は、市の助成金が減りバスと地下鉄の経費削減をしリストラを行った。そのため運転手が足りなくなった。そして、これまでは路線ごとだった運転手を地区ごとの時間制配置にした。路線毎だと始点ターミナルから終点ターミナルで勤務が終わるけれど、地区ごとの時間制だと運行途中で時間がくれば、お客を乗せるのをやめて交代ターミナルへ直行しなければならなくなった。「たぶん、乗車拒否した運転手は、道路が混んでて持ち時間が終わってしまったのだろう。それでターミナルへ急いでいたんだよ。」と言った。

日本ならここで話は終わりだろう。しかし、ここはアメリカ。私を除いた女性2人と男性1人と運転手の侃侃諤諤が始まりました。
「どこかの国で街中に入る車を規制しているって聞いたわ」
「アメリカは自由の国だよ。そんなことしたら車の所有者が街中に入る権利を主張するよ。私は病院や学校など公共の建物を除いた街中にある企業施設の駐車場を減らして、バスを使うことを推奨したらどうかと思うんだけど」
「官庁と企業が癒着していて、条例で企業施設に駐車場を併設するのを許可しているからダメよ。それなら、、、」
と言った調子で道路の混雑を減らす方法に始まり、果ては税金の有効な使い方まで、議論はとどまるところを知らず。私は途中下車をしたので議論がどこまで進んだか心残りでした。

議論の中で気がついたのは、相手の意見を否定したら代案をだすこと、否定するときは具体的に理由を述べること。この繰り返しによって形の整った対話式議論となり、おしゃべりが実のあるものになるのです。

数年前に当時財務大臣だった竹中氏の講演会で、氏は「私は責任ある立場として考えに考えた議案を提出する。それに対して批判をするなら否定する具体的根拠と代案を示していただきたいと思う。」とおっしゃっていたのを思い出した。

相手の言っていることをただ「ダメ」否定するのは簡単です。けれどそれでは何の実りもありません。否定するならその理由を明確にし、代案を示す。議論はその積み重ねによって結論に導かれるのです。

バスの中で提案、否定、代案の波に乗れなかった私は沈黙を守りました。耳と頭は働かせつつ。いつか私も英語で賛成か反対を理由と共に述べて、反対のときは代案を示していけるようになりたいと思いました。

2008-07-17

WALL·E

仕事の帰り道、連れ合いと Century City で待ち合わせをして、Disney/Pixer の新作 CG Animation 作品 "WALL·E"[IMDb] を観てきました。

現代社会に対する風刺をたっぷり盛り込みながらも説教臭さはぐっと抑えた大人の作りもさることながら、全編にわたり映像とシナリオのどちらも細かく計算されて作り込まれており、テーマ設定、ストーリー構成、画作り、すべての点において Disney の映画に対する思い入れが噛み合った完璧な作品として仕上がっていました。

今では珍しくなくなった全編フル CG のアドベンチャー作品ですが、人間が登場しなければ殆ど実写映像と区別が付かない程の品質の高い映像にも感服です。

「ツァラトゥストラはかく語りき」ではバカ受けしてしてしまいました。あのパロディをわかる世代は余り観にきていなかったようですが、製作陣の遊び心も感じさせるシーンでした。

2008-07-13

What is japangelenos ?

新生「ゴンノブログ」と「きのこのぶろぐ」の URI は http://japangelenos.blogspot.com/ となりますので、ブックマークの変更などよろしくお願いします。

ロサンゼルス市の住民のことを "(Los) Angelenos" と呼ぶのですが、ここに引っ越してきた日本人 "Japanese" 一家ということで JapanAngelenos の "an" を掛けて "japangelenos" という造語を作ってしまいました。まぁ覚えやすいでしょ?

What about past entries of Gon's Blog and Kinoko's Blog ?

これまで過去の記事をそのまま復活できないかと模索してきたのですが、
  • 引っ越し後、サーバーハードディスクのクラッシュ、
  • バックアップファイルからのデータリカバリ、
  • ネット環境の違いにより自宅サーバーでの運用を断念、
  • 無料ホスティングサービスの比較調査、
などを仕事の合間にしているうちに、あっという間に半年以上が過ぎてしまいました。

過去の記事を復活させたい気持ちは山々なのですが、これ以上ずるずる新しい記事を書く環境も整わないのもどうかということで、結局、最も手間の掛からない外部ブログサービスで妥協することにしました。こんなことならもっと早くに手を打っておけば良かったと後悔するばかりです。

過去記事についてはバックアップデータはしっかり取ってありますので、またいつの日にかウェブ上のデータとして復活させられると信じております。

Restarting Gon's Blog and Kinoko's Blog

管理人の引っ越し、渡米に伴い、突然のサイト停止の後、長らくご心配をお掛けしました「ゴンノブログ Gon's Blog」並びに「きのこのぶろぐ Kinoko's Blog」ですが、本日、この blogspot において装い新たに再始動させて頂くことになりました。

これまで個別のブログとして運用して参りましたが、今後はメンテナンスの効率を考えひとつのブログにまとめて運用させて頂くことになりました。

これからもご愛顧の程、何卒よろしくお願い致します。

2008-07-12

ウォンテッド

原題「Wanted」
図書館ボランティアの女子高生はジェームズ・マカボイに惹かれて見に行ったそうです。冴えない公認会計士のウェズリー(マカボイ)が千年以上続く暗殺集団のボスとして認められる過程が素敵だとか。私は暗殺者となったマカボイよりもアンジョリーナ・ジョリーのほうが格好良いと感じましたが。

2008-07-06

クリスピークリームドーナツ

Krispy Kreme Doughnuts
私が初めてここのドーナツを食べたのはラスベガスでした。タネを油で揚げて、甘いシロップを上掛けするドーナツを生産する過程がガラスを通して見られました。作り方でカロリーが高いのが分かるのに、おいしそうなドーナツがころころと機械から押し出されると、どうしても食べたくなります。クリスピークリームのドーナツは食感が軽いです。齧るとさっくりとした歯ごたえ、口の中でやわやわとタネが溶けていきます。小麦粉を使ったお菓子によくある、もさもさ感はありません。日本のドーナツに比べると甘いです。コーヒーをお供に食べると丁度良い加減です。ドーナツのたくさん種類があって選ぶのに迷います。私のベスト3は
1位New York Cheesecake
2位Glazed Lemon Filled
3位Blueberry
1個85セント。1ダース買うと9ドルくらいになります。1ダースのほうがお得感があり、好きな味を堪能したいの1ダース買いをしてしまいます。買った当日食べれなかったドーナツは一つ一つをラップして冷凍庫に入れて置きます。食べるときは、ドーナツの周りのグレーズが溶けない程度に30秒くらい電子レンジをかけます。買ったときと同じふわふわ、さくさくのドーナツが食べられます。

2008-07-05

Hancock

キャッチは「Not Your Average Superhero」

映画の本編が始まる前に流される次の映画の予告編を見る映画を選ぶ際の参考にしています。予告編が出来すぎていて、実際見てみると期待を裏切られがっかりする映画もあります。予告編が下手すぎて、見に行ったら期待していたよりもよい印象だった映画もあります。予告編も良く出来ており、見に行くともっとよかった映画は少ないです。Hancockはその少ない映画の一つです。

キャッチの通り、ウィル・スミスのハンコックは一筋縄でいかないスーパーヒーローです。私たち凡人が期待するスーパーヒーローは正義の味方。時代劇調に言うと弱きを助けて強きをくじく、悪者以外なら誰からみても申し分なく格好良い。危機に陥ったときにどこからともなくタイムリーに助けてくれる都合の良い存在でもあります。

スーパーヒーローは危険に脅かされたとき助けてくれる都合の良い存在であって、誰もスーパーヒーローの私生活や道徳観など気にも留めない。

これまでに、普段の顔がばれてはこまる(スーパーマン)、好きな人が危機に晒されないように身を引く(スパイダーマン)といったパターンはありました。それでもハンコックほど捻れた私生活をしているヒーローはいなかったでしょう。

スーパーヒーローは孤独です。彼に助けを求めてくる人はあれ、彼の心の支えとなり助ける人はいません。その上、彼は地上に唯一存在しているスーパーヒーローなので他のスーパーヒーローは地上にいない。

市民の嫌われ者で孤独なハンコックが何事にも投げやりで酒びたりの生活を送っていても無理はありません。彼が心を癒されて、社会に再生していく過程が共感を呼びます。