2008-11-29

Mauro's Cafe at Fred Segal

Melrose Aveと Crescent Hights Blvdの交差点の南西にFred Segalショッピングモールがあります。
ヨガメートのHちゃんに誘われて、夫と一緒にモールの中のカフェに行きました。

パーキングに停めてある車はBMWにベンツにフェラーリ、、、と高級車ばかりでした。

カフェはオープンテラスがあり、壁板が白とブルーで統一されて清潔感のある作りです。
受付から中をのぞくと気軽に入るのをためらう雰囲気が醸し出されていました。カフェで寛ぐお客さんは素人目から見ても高級と分かる服を着ています。どこかの業界に所属している人々かしらとの予想通り、Hちゃんと親しげに挨拶していたGさんはスポーツカメラマンで、オーナーのマウロさんと話していた小粋なおじさんはテレビ業界の人でした。

マウロさんはイタリア出身です。ガールフレンドのHちゃんは英語よりイタリア語が得意で二人で話すときはイタリア語。二人はとっても仲良しです。

イタリアにこだわったお店の食べ物はアメリカ風にアレンジされておらず、カフェのサンドパンはお店で焼いたフォカッチャで、お料理はマウロさんの弟がシェフとして腕を振るっています。デザートはNorthHollywoodのイタリアンパティシェが毎日届けてくれています。
スイカのグラニテはスイカそのものの甘みが生かされてするすると喉を通りました。Hちゃんは真夏のグラニテが爽快で、今まで飲んだ中でシチリア島で新鮮な果物を目の前で搾って作ってくれたグラニテが最高だったと教えてくれました。
夫のダブルカプチーノはブラウンシュガーをミルクの上にかけて、程よく砂糖が溶けた頃に飲むとコーヒーの苦味とあわ立てたミルクの甘みと砂糖のシャリシャリ感が口の中で渾然一体となって味わえたそうです。
ピーチクランベリータルトは甘くないカスタードクリームとモモの甘みとクランベリーの酸味があとをひくおいしさでした。
マウロさんともアメリカの大きくて甘すぎるケーキ類はいただけないと意見が一致しました。

2日続けてイタリアンを楽しみました。

2008-11-28

Victorio's Ristorante

我が家のお気に入りのイタリアンレストラン Victorio's Ristorante に行ってきました。

前回はピザを To Go(お持ち帰り)、今回は中でお食事です。
店に入るとカウンターからおじさんが爽やかに挨拶。好きなところに座っていい、と言われたので窓際のソファ席を選びました。

席に座るとおじさんが飲み物の注文を尋ねてきました。イタリアンソーダのバナナ味を試してみました。イタリアンソーダはクラブソーダに果物味のシロップで味をつけます。コーラやジンジャーエールよりも甘さが抑えられており、ソーダによって口の中がさっぱりとして飲みやすかったです。

セミロングの金髪を下ろしたお姉さんからメニューを受け取って、あーでもないこーでもないと迷って、マッシュルームとクリームソースのパスタとチキンピザLサイズにしました。
クリームソースはチーズと生クリームがたっぷりでほんのりと甘く感じられました。大きな茶色のマッシュルームを4つ切りにしたのがごろごろと入っていました。ガーリックトーストがふた切れ添えてあります。
ピザにはトマトペーストの上に削ぎ切りした鶏肉とざく切りの生トマトと薄切り玉ねぎがぎっしりのせてあり、その上に置かれたモッツアレラチーズがとろとろと溶けていました。
パスタもピザもおいしくてお皿がきれいになるまで二人とも無言でもくもく食べました。

感謝祭の翌日

セール
感謝祭Thanksgiving Dayの翌日は Black Fridayと呼ばれています。クリスマスセールの 初日に当たるAfter Thanksgiving Saleは大勢の買い物客でごった返し小売店が黒字になるからだと言われています。
テレビをつけるとどのチャンネルでもセールの宣伝をしています。「あら、歳末大売出しが始まるのね。」と暢気に画面を見て、驚きました。セールの開始時間が明け方4時は大人しいほうで、夜中の2時からのお店もあったからです。私は見間違いかと慌てて見知ったお店のオンラインをみると、「夜中3時から開始し限定商品が売切れ次第お仕舞い」とか、「朝6時から10時までのご来店だと20% Offから40% Off」とか書いてありました。
帰宅した夫に興奮気味に「セールなんだよ」と訴えてもびくともしませんでした。私も内心セールだからなんだって思っていたところもあったので興奮がさっと冷めました。
結局これといって特に欲しいものがない私たちには関係のないイベントでした。

正しい休日の過ごし方
休日になると映画を観にいく我が家。感謝祭の休日も1日目は大人しく家にいたけれど、2日目は適当な時間に起きて身支度してGlendoraへ映画を見に行きました。平日は目覚めて準備して出かけるまでに優に2時間弱かかるのに、映画に行くとなると布団から戸口まで1時間余な夫は根っからの映画好きです。私もいそいそとサンドイッチやおやつを用意してちょっとしたピクニック気分です。

多用
Bath & Body Works, Bed, Bath & Beyond, Ikea, Goodwillと細々とした用事を一つづつ片付けていく。全部が終わって家に帰ったら達成感でいっぱいでした。すっきりした。

トランスポーター3

運び屋のフランク(ジェイソン・ステイサム)の3作目。今回もジェイソンの肉体アクションもカーチェイスも決まっていました。
ボンドと同じイギリス人のフランクは白いシャツに上下黒のスーツに細身の黒いネクタイをビシッと締めて激しい立ち回りをします。立ち回りでシャツやスーツが服が汚れたら車のトランクに詰めてある上下丸ごとセットに着替える几帳面なところがあります。
愛車アウディも健在です。

欧州のある国のお姫様じゃなく赤毛のお嬢様の化粧は目の周り真っ黒、顔はそばかすだらけで全然美人じゃないけど、画面で動いて笑うとかわいいです。

1作目で仲良くなったマルセイユの刑事さんも出てきます。フランスのウィットの詰まったほのぼのとしたフランクとの会話と事件を追う刑事の鋭い観察眼と切れる頭のギャップでいい味だしてます。

2008-11-23

007/慰めの報酬

全編通じてボンドが痛い!アクションでいっぱいです。
ダニエル・クレイグのボンドになってから、身体を使った演技があちこちで見られます。壁に激突、ロープで宙吊り、階段飛ばし降りとスパイなんだかスポーツマンなんだか分からないほど。スタントか本人かと観ていたら圧倒的に本人が出ています。
ダニエルが格闘アクションで頑張れば、カーチェイスは前菜で、ボートのシーチェイスは魚料理、飛行機のエアチェイスのメインディッシュと海空陸の所を選ばないフルコースアクションはアクション好きにはたまらないでしょう。最初から最後まで息の詰まるアクションの連続で呼吸を忘れるほどです。

イギリス人ボンドには服の着こなしに隙をみせる着崩しや甘さを作る外しはありません。黒のポロシャツには白のパンツを合わせた軽さのないリゾートウェア。真っ黒レンズに金縁のサングラスが更に重みを加えます。オペラにはオーダーメードの黒のスーツに白いカラーと蝶ネクタイで正装します。袖口のカフスボタンで隙を見せません。
激しい闘争で白いシャツが血で汚れても、黒いスーツが埃と汚れでドロドロになっても、背筋を伸ばして何事もなかったかのような涼しい顔で歩く潔さが良いです。

男性には厳ついボンドも女性にはプレイボーイとジェントルマンが発揮されます。
イギリスから迎えに来たボンドガール2にはたった一言と袖口のカフスボタンを一つ外すだけで落としベッドに直行させて、危険な目にあわせたボンドガール1がちょっと寒さで震えるとさっとジャケットを脱いで彼女に羽織らせる。男性への態度は冷たく硬いのに女性への態度の一つ一つがスマートで甘い、その落差がほろっとさせます。

ダニエル・ボンドの次の作品が楽しみです。

2008-11-19

dyson ball dc24 has arrived

遂に我が家に dyson がやってきました。



これまで数々の噂を耳にしながらも、その重さと騒音と価格に買いあぐねていたのですが、新たにラインナップに加わった dyson ball を Bed Bath & Beyond の店頭で見て、そのコンパクトさと機動性に感銘し、遂に決意しました。
店頭価格 $399 から BB&B 20% off coupon を組み合わせて、$319.20+tax の超お買い得。
dyson の吸引力はそのままに、ball のお陰でどこでもスイスイと転がってくれる優れものです。
連れ合いも大満足の様子で、このホリデーシーズン一番の我が家のスペシャルギフトになりました。

2008-11-09

The Haunting of Molly Hartley

ジャンルはホラー映画、中身はアメリカのティーンアイドル映画です。

2008-11-08

ワールドオブライズ

Gang of New York, The Aviator, The Blood Diamondと良い映画に出演し、良い演技を発揮するレオナルド・デカプリオに私は魅入られます。早くアカデミー賞をとって欲しいです。

CIAのフェリス(ディカプリオ)がテロリストのアリ・サラムを追ってサウジアラビア、ヨルダン、カタールと中東諸国を飛び回り命を削る活動をしている一方で、ボスのエド(ラッセル・クロウ)はアメリカの参謀本部でその活動を空から見つめるだけです。フェリスの報告を受け答えしつつ、エドは娘の小学校の送り迎えや夜中に起き出した息子のトイレの世話をします。
家庭では良き父親となり子供の世話をし昼間はオフィスで勤務をする人と、緊張を抱えて一瞬先の命の保証のない中東の戦場にいる人との対比は、今まさしくアメリカの抱える現状です。

ヨルダンの情報局長のハニ(マーク・ストロング)は食えない男です。ヨルダンとCIAがテロリスト捕縛のために手を組むことを楯にフェリスはハニからも任務を言い渡されます。敵の敵を味方につけたり、相手のわずかな心の隙をついて自分に有利な方向へ話を導いたり、部下が失敗すると容赦ない制裁を加えたりとハニは冷淡でずる賢い性格の持ち主です。ハニは家庭で子供は可愛がるけれど世話はしません。ハニと妻子の食事は別で、ハニの身支度などの世話は妻がします。
エドとハニの気質と二つの情報組織の体制の違いはキリスト教徒とイスラム教徒、米国と中東の国の違いです。米国と中東は歴史的にも政治的にも大きく違いすぎて、どちらが良いか悪いかで比べられるものではありません。

フェリスはイラクで活動を共にしていた相棒を目の前で失い、自分も幾針も縫う傷を負います。フェリスは手術で運ばれたカタールの米軍基地で心と身体の傷も 癒えない内に次の任務を言い渡されます。エドは次々と任務を伝える度に、一つの任務が終わったら本国に帰りたいというフェリスをなだめます。任務が遂行するとエドは約束通りにフェリスに本国へ帰るよう命ずるのですが、、、。

フェリスは任務中のヨルダンで犬に咬まれてしまい、民間の病院で治療を受けました。その病院のイラン人看護婦のアイシャ(ゴルシフェ・ファラーニ)の聡明さと美しさに一目惚れします。
ゴルシフェはコーヒー色の肌と黒い髪と黒い目を持つ目鼻立ちのくっきりした美人さんです。
私の周りにも中東美人さんたちがいます。イラン人のIちゃんは欧州系の顔立ちでこげ茶色の肌をしています。鼻が高く、まぶたはくっきり二重で、黒い髪は艶のあるストレート。物事の考え方が論理的、数学が得意で確率統計の勉強会では率先して学習をリードしてくれました。
同じくイラン人のMちゃんはアジア系の顔で、真っ白な欧州系の肌にピンクの頬をしています。小さいけれど形の良い鼻と切れ長の一重瞼で瞳は濃いグリーン、髪はふわふわのカールをした黒です。日本人と同じで第2外国語として中学校で英語を習い始めて、大学で英語は専門ではなく、大学を卒業後米国に来て3ヶ月に満たないのに私と出会ったときはアメリカ生まれアメリカ育ちじゃないかと思うくらい英語が堪能でした。
トルコ人のKちゃんはMちゃんと同じくアジア系の顔立ちで、色白の肌に地中海のような青い瞳で髪は明るい茶色。はにかむように笑った顔が可愛いKちゃんは手先が器用で手作りのバックや手編みのセーターを身につけていました。料理とお菓子作りも得意で授業に何度か差し入れしてくれたおやつは美味しかったです。
アジアと欧州が融合した中東美人さんたちを見ていると、日本人の間で流行っている美白化粧や茶髪が嫌らしく感じられます。

アイシャと親しくなろうとフェリスは言葉や態度で示します。イスラムの国ですから外でお茶をするだけでもアイシャとフェリスは好奇の的になります。やっと家のディナーに招待されてもアイシャの結婚した姉と同席です。フェリスは姉の詰問にもめげずに応対して甥っ子たちとも仲良くなりました。姉からアイシャと打ち解ける許可を得て晴れ晴れとした気持ちでフェリスはアパートを去ろうとします。別れる際にアメリカ人の習慣でアイシャと握手をしようとします。アイシャも手を出しかけたのですが、直ぐに引っ込めます。フェリスが見上げると姉だけでなく近所の女性たちがみんな家の窓から顔を出して二人を見ていました。
フェリスの恋路は長いけれど二人の心が着実に近づいているのが見えました。

アメリカと中東、この水と油のように違う国の相互理解の鍵は、アイシャとフェリスにあり、二人の歩み寄りのように二つの国が差異を認めて互いに近づく努力をすれば、平和への道が開けると、この映画は伝えていると思いました。