Woody Allen の新作 "Vicky Cristina Barcelona"[IMDb] を観てきました。
数年前から製作の舞台を New York から London に移し、新たなバリエーションを楽しませてくれていましたが、今回の舞台は Barcelona です。
スペインという独特の空気の中で新たな人間模様が淡々と描かれる訳ですが、年を重ねても湯水のように溢れ出る奇抜なシナリオと、舞台を変えても相変わらずの安定した脚色ぶりにはただただ感心するばかりです。
今回は、Match Point 以降 Woody Allen のお気に入りになっている Scarlett Johansson に加えて、No Country for Old Men での怪演で一躍世界中に有名になった Javier Bardem を起用していることでも気になる作品です。
2008-08-31
2008-08-30
Maison Michael
朝寝坊と休日のブランチはお疲れ波にどっぷり浸かった夫へのご褒美です。
3rd Streetを西に向かって歩き、Robertson Blvdを南に折れたところにレストランはあります。外のカフェは満員御礼。中には席がありました。
席に座ったらウェイターさんがメニューを出しながら飲み物を尋ねてくれました。お水を頼んで、メニュー選びに専念しました。次に水とパンを持ってきてくれて注文を聞いてくれました。注文したのはCrab Cake with Green Salad $14.50。
待っている間に食べたパンが皮はぱりぱり中がふっくらとしていて小麦の甘味がありバクバクと2切れも食べてしまいました。ふと横を見るとショーケースの中にパテがありました。このパンとあのパテと食べたらおいしさ倍増かも、と思い浮かんだ途端、即行動に移しました。Duck with Olivesのパテ$4.50を注文して席に戻ると、パテの周りにコンソメゼリーをたっぷりかけてくれて、トマトとオリーブを添えたお皿を持ってきてくれました。パテは想像していた鶏肉よりもハムに近く硬めに作っていました。
Crab Cakeが運ばれました。カリカリに固められたケーキにはふわふわ蟹肉が詰まっていました。お店のマスタードソースの相性もよく、夫のお皿はすぐに空になりました。追加で頼んだパンとパテを食べるとお腹が8分目になり、お店名物のケーキが食べられなくなりそうでした。
甘いものは別腹と言い聞かせてデザートを注文しました。ショーケースに並ぶ数々のケーキの中で、夫はチョコムースとカプチーノ、私はミルフィーユを選びました。メレンゲの上にチョコムースが花の形に絞ってあり削ったチョコレートをかけたケーキは見かけほど甘くなく大人の味だったそうです。私のミルフィーユはパイはナイフで切り分けられるほどサクサクで、カスタードクリームの甘さが控えめ、上掛けされたカラメルソースが甘さを調節してくれました。
ウェイターさんのサービスが手際良く、お店の居心地がいいため、お客さんの滞在時間が長めです。4人組の女性客から、2人の仲良しカップルから、2人の男の子を連れたお父さんからフランス語が聞こえてきて、アメリカにいるのを忘れそうでした。
食事でいっぱいになって脹れたお腹を抱えて家まで歩いて帰りました。良いお散歩でした。
3rd Streetを西に向かって歩き、Robertson Blvdを南に折れたところにレストランはあります。外のカフェは満員御礼。中には席がありました。
席に座ったらウェイターさんがメニューを出しながら飲み物を尋ねてくれました。お水を頼んで、メニュー選びに専念しました。次に水とパンを持ってきてくれて注文を聞いてくれました。注文したのはCrab Cake with Green Salad $14.50。
待っている間に食べたパンが皮はぱりぱり中がふっくらとしていて小麦の甘味がありバクバクと2切れも食べてしまいました。ふと横を見るとショーケースの中にパテがありました。このパンとあのパテと食べたらおいしさ倍増かも、と思い浮かんだ途端、即行動に移しました。Duck with Olivesのパテ$4.50を注文して席に戻ると、パテの周りにコンソメゼリーをたっぷりかけてくれて、トマトとオリーブを添えたお皿を持ってきてくれました。パテは想像していた鶏肉よりもハムに近く硬めに作っていました。
Crab Cakeが運ばれました。カリカリに固められたケーキにはふわふわ蟹肉が詰まっていました。お店のマスタードソースの相性もよく、夫のお皿はすぐに空になりました。追加で頼んだパンとパテを食べるとお腹が8分目になり、お店名物のケーキが食べられなくなりそうでした。
甘いものは別腹と言い聞かせてデザートを注文しました。ショーケースに並ぶ数々のケーキの中で、夫はチョコムースとカプチーノ、私はミルフィーユを選びました。メレンゲの上にチョコムースが花の形に絞ってあり削ったチョコレートをかけたケーキは見かけほど甘くなく大人の味だったそうです。私のミルフィーユはパイはナイフで切り分けられるほどサクサクで、カスタードクリームの甘さが控えめ、上掛けされたカラメルソースが甘さを調節してくれました。
ウェイターさんのサービスが手際良く、お店の居心地がいいため、お客さんの滞在時間が長めです。4人組の女性客から、2人の仲良しカップルから、2人の男の子を連れたお父さんからフランス語が聞こえてきて、アメリカにいるのを忘れそうでした。
食事でいっぱいになって脹れたお腹を抱えて家まで歩いて帰りました。良いお散歩でした。
2008-08-26
2008年夏旅行6日目
夏のバカンスもお仕舞いです。
昨夜のチェックインの際にチェックアウトの時間延長を申し出たら、延長ができるかどうか分からないといった返事だったので、9時に起きました。
朝食はテラスとプールが間近で見える席で朝の光を浴びながらいただきました。夫はバナナマフィンとフルーツ、私はデニッシュとフルーツ、そしてコーヒーとオレンジジュースです。
部屋に帰ると着替えてプールに行きました。
プールにはぎっしりとデッキチェアが置かれていました。ほどほど日陰のあるチェアを選んでタオルを置くとプールに入りました。
水は冷たい。日差しもスコッツデールよりは弱く感じられ、南カリフォルニアにいるんだなあと妙なところで納得しました。
チェアで一休みをしつつ見渡すとホテルの建物の造りがコロニアル調で壁が色褪せており一昔も二昔も前のリゾートホテルの雰囲気がしました。お盆過ぎに田舎の家の縁側から遠くなった青い空を見上げて秋の訪れを知り短い夏を惜しんだ気分になりました。
部屋に帰って荷詰めをしました。
チェックアウト後は真っ直ぐ家に帰らずにDessert Outlet Mallへ行きました。ギラギラ光る太陽に焼かれながらお買い物を済ますと、今度こそ帰途につきました。
家に帰る前にTrader Joe'sで最後のお買い物。6時半に家に到着です。
窓を締め切ってむっとする部屋に入ってもやっぱり家が良い。ホッとします。家の居心地の良さは外の生活をしなくては分からないでしょう。
おいしいご飯を食べて、プールで遊んで、たっぷり息抜きをした休暇もお仕舞い。楽しかったです。
昨夜のチェックインの際にチェックアウトの時間延長を申し出たら、延長ができるかどうか分からないといった返事だったので、9時に起きました。
朝食はテラスとプールが間近で見える席で朝の光を浴びながらいただきました。夫はバナナマフィンとフルーツ、私はデニッシュとフルーツ、そしてコーヒーとオレンジジュースです。
部屋に帰ると着替えてプールに行きました。
プールにはぎっしりとデッキチェアが置かれていました。ほどほど日陰のあるチェアを選んでタオルを置くとプールに入りました。
水は冷たい。日差しもスコッツデールよりは弱く感じられ、南カリフォルニアにいるんだなあと妙なところで納得しました。
チェアで一休みをしつつ見渡すとホテルの建物の造りがコロニアル調で壁が色褪せており一昔も二昔も前のリゾートホテルの雰囲気がしました。お盆過ぎに田舎の家の縁側から遠くなった青い空を見上げて秋の訪れを知り短い夏を惜しんだ気分になりました。
部屋に帰って荷詰めをしました。
チェックアウト後は真っ直ぐ家に帰らずにDessert Outlet Mallへ行きました。ギラギラ光る太陽に焼かれながらお買い物を済ますと、今度こそ帰途につきました。
家に帰る前にTrader Joe'sで最後のお買い物。6時半に家に到着です。
窓を締め切ってむっとする部屋に入ってもやっぱり家が良い。ホッとします。家の居心地の良さは外の生活をしなくては分からないでしょう。
おいしいご飯を食べて、プールで遊んで、たっぷり息抜きをした休暇もお仕舞い。楽しかったです。
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2008-08-25
2008年夏旅行5日目
朝の空気は澄んでいて大きく呼吸をすると目がパッチリ覚めます。山々に囲まれたスコッツデールの景色が気に入りました。
この日も朝食後はプールです。
プールに浮かべた浮き板に仰向けに寝そべってアリゾナの空を見上げました。どこまでも青く澄んだ空に飛行機が横切ると遠くまで見上げていると感じられました。日本の青ともカリフォルニアの青とも違う、濃い水色の空でした。
砂漠の気候で湿気がほとんどないため、太陽に身体がチリチリと焼けていくのが分かります。プールの水をかけて身体を冷ましました。かけた水は10分もしないうちに乾いていきます。
プールには私たちと昨日にも見た老夫婦だけ。昨日はコーヒー色でドレープが入ったワンピースだったマダムの水着が、この日はゼブラ柄のワンピースに替わっていました。ムッシュの水着も昨日の茶色から深緑に替わっていました。マダムの水着の素材・色・形から高級ブランドを身につけているのが見て取れました。私はといえば昨日と同じ水着です。マダム修行はまだ先が長いです。
3時にはチェックアウトですから、部屋に帰って身支度を整えつつ荷物をまとめました。
チェックアウトをすると熱くなった車に乗り込みました。N Scottsdale Blvdを南下して、エクスプレスレーンでファッションスクエアを横切って、10号線まで一直線です。スムーズに移動したのは10号線の途中まで、フェニックスのダウンタウンを抜けるときに渋滞にはまってしまいました。帰宅ラッシュの渋滞はロサンゼルスもフェニックスも同じです。電車やバスの公共交通機関が整っていない車中心社会の表れです。ダウンタウンを抜けると車はすいすいと滑り出しました。
アリゾナ州とカリフォルニア州を分ける山間でにわか雨に見舞われました。遠くの山の上には黒い雲が重苦しく被さっていました。雲の合間に雷光のギザギザがはっきりと見えました。カラカラの砂漠を走っているとポツリポツリと雨粒が降ってきました。そして酷い雨。低くなった場所がたちまち沼地に変身です。更に沼と沼の間に川が出来て勢い良く水が流れているのが見えました。夏の花をつけたサボテンたちにとっては恵みの雨で身体いっぱいに雨を浴びていました。車を走らせていると突然雨がぴたりと止みました。止んだところからは雨なんてどこにも降っていなかったかのようにカラカラの砂漠が続きます。
州境の農業検察門をくぐるとカリフォルニア州に入ります。サボテンがにょきにょきと生えていたアリゾナ州の砂漠から一転して、葉っぱの変わりにとげの生えた背の低い木がぽつんぽつんと生えているカリフォルニア州の砂漠になりました。
雨が止んだところの州境の門をくぐる前のレストエリアで運転交代でした。夕日が眩しい砂漠の一本道を大型トラックを避けながら走っているうちに町が見えてきました。今夜の宿泊地Palm Springsです。
ホテルにチェックインする前にお気に入りのレストランBabeに行きました。
お腹がいっぱいになったところでホテルに行き、チェックインをしました。日に焼けた所為か身体が熱かったので珍しくエアコンをつけたまま眠りました。
この日も朝食後はプールです。
プールに浮かべた浮き板に仰向けに寝そべってアリゾナの空を見上げました。どこまでも青く澄んだ空に飛行機が横切ると遠くまで見上げていると感じられました。日本の青ともカリフォルニアの青とも違う、濃い水色の空でした。
砂漠の気候で湿気がほとんどないため、太陽に身体がチリチリと焼けていくのが分かります。プールの水をかけて身体を冷ましました。かけた水は10分もしないうちに乾いていきます。
プールには私たちと昨日にも見た老夫婦だけ。昨日はコーヒー色でドレープが入ったワンピースだったマダムの水着が、この日はゼブラ柄のワンピースに替わっていました。ムッシュの水着も昨日の茶色から深緑に替わっていました。マダムの水着の素材・色・形から高級ブランドを身につけているのが見て取れました。私はといえば昨日と同じ水着です。マダム修行はまだ先が長いです。
3時にはチェックアウトですから、部屋に帰って身支度を整えつつ荷物をまとめました。
チェックアウトをすると熱くなった車に乗り込みました。N Scottsdale Blvdを南下して、エクスプレスレーンでファッションスクエアを横切って、10号線まで一直線です。スムーズに移動したのは10号線の途中まで、フェニックスのダウンタウンを抜けるときに渋滞にはまってしまいました。帰宅ラッシュの渋滞はロサンゼルスもフェニックスも同じです。電車やバスの公共交通機関が整っていない車中心社会の表れです。ダウンタウンを抜けると車はすいすいと滑り出しました。
アリゾナ州とカリフォルニア州を分ける山間でにわか雨に見舞われました。遠くの山の上には黒い雲が重苦しく被さっていました。雲の合間に雷光のギザギザがはっきりと見えました。カラカラの砂漠を走っているとポツリポツリと雨粒が降ってきました。そして酷い雨。低くなった場所がたちまち沼地に変身です。更に沼と沼の間に川が出来て勢い良く水が流れているのが見えました。夏の花をつけたサボテンたちにとっては恵みの雨で身体いっぱいに雨を浴びていました。車を走らせていると突然雨がぴたりと止みました。止んだところからは雨なんてどこにも降っていなかったかのようにカラカラの砂漠が続きます。
州境の農業検察門をくぐるとカリフォルニア州に入ります。サボテンがにょきにょきと生えていたアリゾナ州の砂漠から一転して、葉っぱの変わりにとげの生えた背の低い木がぽつんぽつんと生えているカリフォルニア州の砂漠になりました。
雨が止んだところの州境の門をくぐる前のレストエリアで運転交代でした。夕日が眩しい砂漠の一本道を大型トラックを避けながら走っているうちに町が見えてきました。今夜の宿泊地Palm Springsです。
ホテルにチェックインする前にお気に入りのレストランBabeに行きました。
お腹がいっぱいになったところでホテルに行き、チェックインをしました。日に焼けた所為か身体が熱かったので珍しくエアコンをつけたまま眠りました。
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2008-08-24
2008年夏旅行4日目
連日のお出かけで身体がぐったりしています。何もしない日があってもいいじゃないと同意して二人でぐーたら日和と決めました。ぐーたら日和は朝寝坊からです。
11時までの朝食に合わせて10時に起床し、ダイニングへ向かいました。朝食はコールドミールバフェ。コーヒーとオレンジジュースとパンを基本にハム、チーズ、野菜をいただきます。私はクロワッサンを、夫はクリームチーズベーグルを食べました。
部屋で食休みをして、着替えてプールへ向かいました。
ピーク時間を過ぎて、日差しが落ち着いたとはいえ、まだ肌をチリチリと太陽が焦がしていきます。乾燥した砂漠の気候にプールの水は身体に憩いを与えてくれます。リゾートプールらしくペアで乗れる8の字の浮き輪と水に浮かべて眠れる浮き板が置いてありました。私は浮き輪に挑戦しました。夫には輪と枕の間隔が小さすぎたみたいですが、私は輪に腰掛けると頭に丁度枕が来て快適です。夫は浮き板に乗り換えました。水の上を漂うベッドで気持ちよさそうです。5時を過ぎると家族連れが部屋に帰り、老夫婦はベッドでお昼寝、プールは二人の貸切状態になりました。
日が傾くとお腹も空いてきました。
車でお向かいのTrader Joe'sでお買い物。
荷物を部屋に置くとホテルの敷地内にあるFleming's Prime Steakhouse & Wine Barに晩ご飯を食べに行きました。
お腹がいっぱいになって部屋に帰ってきました。昨日と同じくお風呂に入って、ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ。やがてぐっすりと眠ってしまいました。
11時までの朝食に合わせて10時に起床し、ダイニングへ向かいました。朝食はコールドミールバフェ。コーヒーとオレンジジュースとパンを基本にハム、チーズ、野菜をいただきます。私はクロワッサンを、夫はクリームチーズベーグルを食べました。
部屋で食休みをして、着替えてプールへ向かいました。
ピーク時間を過ぎて、日差しが落ち着いたとはいえ、まだ肌をチリチリと太陽が焦がしていきます。乾燥した砂漠の気候にプールの水は身体に憩いを与えてくれます。リゾートプールらしくペアで乗れる8の字の浮き輪と水に浮かべて眠れる浮き板が置いてありました。私は浮き輪に挑戦しました。夫には輪と枕の間隔が小さすぎたみたいですが、私は輪に腰掛けると頭に丁度枕が来て快適です。夫は浮き板に乗り換えました。水の上を漂うベッドで気持ちよさそうです。5時を過ぎると家族連れが部屋に帰り、老夫婦はベッドでお昼寝、プールは二人の貸切状態になりました。
日が傾くとお腹も空いてきました。
車でお向かいのTrader Joe'sでお買い物。
荷物を部屋に置くとホテルの敷地内にあるFleming's Prime Steakhouse & Wine Barに晩ご飯を食べに行きました。
お腹がいっぱいになって部屋に帰ってきました。昨日と同じくお風呂に入って、ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ。やがてぐっすりと眠ってしまいました。
2008-08-23
2008年夏旅行3日目
2夜連続のドライブが効いて、身体が重たくて朝が起きれなくなるのを予想して、朝食はお部屋に持ってきてもらいました。
朝食の最終時間9時45分にドアをドンドン叩かれて起きました。寝ぼけ眼のままドアを開けると、爽やかな挨拶をしてサービスのお兄さんが部屋に入ってきました。ライティングデスクに朝食がのったお盆をセットして、一通り食事を説明するとスイッと部屋から出て行きました。
今朝のご飯はクリームチーズベーグル、グレープフルーツジュース、コーヒーです。1人前を夫と分けてお腹がいっぱいになりました。
旅行先にスコッツデールを選んだのはフランク・ロイド・ライトが建てたタリアセン・ウェストを見たかったからです。説明ガイドつきのツアーに間に合うようにホテルを出ました。
スコッツデールは周囲を山に囲まれた盆地です。夏の暑さは気温40度になり湿気が低いのでドライサウナに入っている気分です。平屋建ての建物が多いです。空が広く感じられます。
タリアセン・ウェストを後にすると午後5時。お腹が空いてきました。ホテルに戻らずにN Scottsdale Blvdを南下してファッションスクエアの南側にある商店街の中のイタリアンレストランへ向かいました。夕食はDigestifです。我が家のアパートメントのコンシェルジュのお勧めのレストランの一つです。
満腹になったら、ホテルの向かいのモールにあるTrader Joe'sに寄って、部屋飲みワインを購入です。ついでに私の好物のGinger Snaps(生姜クッキー)も買ってもらいました。
ホテルに戻るとお風呂に入り今日の汚れを落とします。ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ、そのうち爆睡です。
朝食の最終時間9時45分にドアをドンドン叩かれて起きました。寝ぼけ眼のままドアを開けると、爽やかな挨拶をしてサービスのお兄さんが部屋に入ってきました。ライティングデスクに朝食がのったお盆をセットして、一通り食事を説明するとスイッと部屋から出て行きました。
今朝のご飯はクリームチーズベーグル、グレープフルーツジュース、コーヒーです。1人前を夫と分けてお腹がいっぱいになりました。
旅行先にスコッツデールを選んだのはフランク・ロイド・ライトが建てたタリアセン・ウェストを見たかったからです。説明ガイドつきのツアーに間に合うようにホテルを出ました。
スコッツデールは周囲を山に囲まれた盆地です。夏の暑さは気温40度になり湿気が低いのでドライサウナに入っている気分です。平屋建ての建物が多いです。空が広く感じられます。
タリアセン・ウェストを後にすると午後5時。お腹が空いてきました。ホテルに戻らずにN Scottsdale Blvdを南下してファッションスクエアの南側にある商店街の中のイタリアンレストランへ向かいました。夕食はDigestifです。我が家のアパートメントのコンシェルジュのお勧めのレストランの一つです。
満腹になったら、ホテルの向かいのモールにあるTrader Joe'sに寄って、部屋飲みワインを購入です。ついでに私の好物のGinger Snaps(生姜クッキー)も買ってもらいました。
ホテルに戻るとお風呂に入り今日の汚れを落とします。ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ、そのうち爆睡です。
タリアセン・ウェスト
帝国ホテルをデザインしたフランク・ロイド・ライトが作った実験建築場のタリアセン・ウェストはスコッツデールにあります。
メイン通りのN Scottsdale blvdを北上してShea Blvdを右折、74通りから104通りを越えるとFrank Lloyd Wright Blvdに交差します。それを左に折れてTaliesenの看板を右折、道なりに丘を上ると突き当りがTaliesin Westです。
ライトの好きな赤を屋根や柱に、山の岩を壁として作られた平屋建ての建物は周囲の砂漠と違和感がありません。
2度の破産を経験したライトがアリゾナにやってきたのは70歳。ここで若い見習い建築家と家やコンサートホールを作る際の実験を行ったので実験建築場とも言われています。
アリゾナの夏は気温40度に達し人が暮らすには不向きなため、この場所は主にライト夫婦の冬の住まいとされました。対して夏の住まいがウィスコンシン州にあるタリアセン・イーストです。
ウェストにはライトのアトリエ、夫妻の住まい、リビングダイニング、社交場、コンサートホール、劇場の6つの建物があります。
ライトの3番目の妻は女優兼音楽家で社交的な性格でした。そこでアトリエと住まい以外は全て彼女の活動を頭においてデザインされました。リビングダイニングは明るく広々としていました。
ライトは人が立つのを嫌ったらしく社交場には60人の人が座れます。座った目線で美しい庭が見渡せるようになっていました。どの部屋も天井が低いにも関わらず圧迫感が少ないのは、椅子に座ることが基準にあり、全ての部屋の壁が最低限しかないからでもあります。現代こそガラスで囲まれた部屋は当時はキャンバスでできていて、必要に応じてキャンバスを下ろしたり上げたりされました。どの部屋にも火を使えるように暖炉が用意されていました。昼間はキャンバスを上げて風通しを良くし、夜はキャンバスを下ろして火の回りに集まり暖をとる。家はキャンプ場のテントのイメージです。
ライトの住まいは他の部屋と比べてこじんまりとしていました。衝立で目隠しをしたベッドはシングルサイズ。70才を超えたライトが昼間に横になったり本を読んだりする長いす。人と話をしたり手紙を書いたりするための机と椅子。これらの3つが置ける6畳間の大きさがライトの居室でした。
妻の部屋が隣にあり、6畳間のここも小さなベッドと机と椅子が置いてあるだけでした。夫妻の机は外に向けて置いてあり、庭と借景の砂漠と山がいつでも眺められます。
室内はヨーロッパ風、外観はアメリカの大自然に沿うように建てられているのに何故か通路は東洋風。中国の宮殿を写した陶磁器の置物が家の角々に置かれています。インテリアに木彫りの七福神。ライトの居室には日本の美術本がありました。妻の部屋は襖を模した柳と水の壁絵が飾られています。東と西の融合が図られていました。
カラカラに乾燥した赤と白の砂地にサボテンがにょきにょき生えている野原にぽつんと建っているタリアセン・ウェストは未だに建築家の卵たちの学習の場になっているそうです。
メイン通りのN Scottsdale blvdを北上してShea Blvdを右折、74通りから104通りを越えるとFrank Lloyd Wright Blvdに交差します。それを左に折れてTaliesenの看板を右折、道なりに丘を上ると突き当りがTaliesin Westです。
ライトの好きな赤を屋根や柱に、山の岩を壁として作られた平屋建ての建物は周囲の砂漠と違和感がありません。
2度の破産を経験したライトがアリゾナにやってきたのは70歳。ここで若い見習い建築家と家やコンサートホールを作る際の実験を行ったので実験建築場とも言われています。
アリゾナの夏は気温40度に達し人が暮らすには不向きなため、この場所は主にライト夫婦の冬の住まいとされました。対して夏の住まいがウィスコンシン州にあるタリアセン・イーストです。
ウェストにはライトのアトリエ、夫妻の住まい、リビングダイニング、社交場、コンサートホール、劇場の6つの建物があります。
ライトの3番目の妻は女優兼音楽家で社交的な性格でした。そこでアトリエと住まい以外は全て彼女の活動を頭においてデザインされました。リビングダイニングは明るく広々としていました。
ライトは人が立つのを嫌ったらしく社交場には60人の人が座れます。座った目線で美しい庭が見渡せるようになっていました。どの部屋も天井が低いにも関わらず圧迫感が少ないのは、椅子に座ることが基準にあり、全ての部屋の壁が最低限しかないからでもあります。現代こそガラスで囲まれた部屋は当時はキャンバスでできていて、必要に応じてキャンバスを下ろしたり上げたりされました。どの部屋にも火を使えるように暖炉が用意されていました。昼間はキャンバスを上げて風通しを良くし、夜はキャンバスを下ろして火の回りに集まり暖をとる。家はキャンプ場のテントのイメージです。
ライトの住まいは他の部屋と比べてこじんまりとしていました。衝立で目隠しをしたベッドはシングルサイズ。70才を超えたライトが昼間に横になったり本を読んだりする長いす。人と話をしたり手紙を書いたりするための机と椅子。これらの3つが置ける6畳間の大きさがライトの居室でした。
妻の部屋が隣にあり、6畳間のここも小さなベッドと机と椅子が置いてあるだけでした。夫妻の机は外に向けて置いてあり、庭と借景の砂漠と山がいつでも眺められます。
室内はヨーロッパ風、外観はアメリカの大自然に沿うように建てられているのに何故か通路は東洋風。中国の宮殿を写した陶磁器の置物が家の角々に置かれています。インテリアに木彫りの七福神。ライトの居室には日本の美術本がありました。妻の部屋は襖を模した柳と水の壁絵が飾られています。東と西の融合が図られていました。
カラカラに乾燥した赤と白の砂地にサボテンがにょきにょき生えている野原にぽつんと建っているタリアセン・ウェストは未だに建築家の卵たちの学習の場になっているそうです。
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2008-08-22
Backstreet Brewery, La Quinta
アリゾナへの長旅の前の腹ごしらえと喉のいやしに Backstreet Brewery [GoogleMaps] に立ち寄りました。地元の素朴な雰囲気が楽しい Beer Restaurant で、8本のタンクで醸造されたオリジナルビールをタップ出しで飲み分けることができます。料理は家庭風の素朴なものが多いようで、ビールにぴったり合いそうなメニューが多く、手作りビールと手作り料理で気楽に楽しめるのがうれしいお店です。(店内は Lamppost Pizza とつながっており、ピザも楽しむこともできるようです。)
今回いただいたビールは、Hefe Weizen と Scottish Dark で、これにオーソドックスな Buffalo Wing と House Salad に Ranch Dressing。ビールと料理、何れも素朴な味で満腹満足の後は、酔いが冷めるまで連れ合いに運転を任せて一路アリゾナへ向かいました。
今回いただいたビールは、Hefe Weizen と Scottish Dark で、これにオーソドックスな Buffalo Wing と House Salad に Ranch Dressing。ビールと料理、何れも素朴な味で満腹満足の後は、酔いが冷めるまで連れ合いに運転を任せて一路アリゾナへ向かいました。
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2008年夏旅行2日目
La Quintaの空はカリフォルニアブルーと呼ばれる浅い水色がどこまでも広がります。砂漠の真ん中なのでやはり雲は見えません。
朝食にホットメニューがついていました。パプリカとほうれん草で賑やかな色をしたスクランブルエッグにサルサソースとスレッドチーズをかけて食べました。フレンチトーストの入ったホットプレートが空っぽになっていて、蓋を開けて残念そうな顔をしていると小太りの中年のおばさんが話しかけてきました。「やっぱり朝はワッフルかフレンチトーストがなくちゃね」と。曖昧に返事をしているとおばさんが近くにやってきた従業員のおばさんにスペイン語でなにやら話をしました。中年のショッキングピンクのシャツを着たおばさんは私に向き直ると「あなたの分も新しくフレンチトーストを焼いてくれるように頼んであげたから、席に座って待ってなさい」と言いました。見た目派手だけど良いおばさんだ。出来立ての温かいフレンチトーストはフワフワでした。それにホームメードのイチゴがごろごろ入ったソースをかけるとおいしかったです。
到着時にチェックアウトを3時に延長してもらっていました。チェックアウトまで部屋でシャワーを浴びたり長いすで寛いでいました。
遅い昼食兼夕食は近所のビール屋さんで済ませて、スコッツデールへ出発しました。午後4時を過ぎても外は暑いままです。10号線には陽炎がゆらゆら揺れていました。夫がビール屋さんで飲んだ2杯のビールが醒めるまで私が運転しました。砂漠の一本道なので迷いようもなく安心して運転できました。
アリゾナに入る頃になると景色が変わり始めました。ニューメキシコ州サンタフェ近郊の砂漠とネバダ州のラスベガス近郊の砂漠とカリフォルニア州のロサンゼルス近郊の砂漠。これまで見てきた砂漠と今回のアリゾナ州フェニックス近郊の砂漠は違います。大きな違いは角張った岩山を背景に大サボテンが木のようににょきにょきと生えているところです。風雨に晒されて変形した岩山にモニュメントバレーを思い出しました。
日が傾いてくると運転交代。フェニックスに入った頃はすっかり夜になっていました。フリーウェイを降りて、スコッツデールのダウンタウンを抜けて、商業コンプレックス・ファッションスクエアを左に曲がるとN Scottsdale Blvdを北上します。背の高いビルはフェニックスのダウンタウンのみに見られて、スコッツデールは平屋がほとんどです。大通りに沿った平面にだだっ広いモールに驚きました。8時半過ぎにホテル到着。
ホテルにカバンを置くと夕食のお出かけをしました。行き先はGordon Biersh Brewery Restaurant。
N Scottsdaleをひたすら北上して101号線と交差する手前の西側のモールにありました。モールに入った正面に目当てのビール屋さんを見つけました。左手に見えるWhole Food Marketがでかい。こんなに大きなWFMは見たことがありません。NYのTime Warnerビルにあるお店より大きかったです。
ビールとお料理で気分がすっかり良くなりホテルに帰りました。
お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに爆睡は昨日と同じです。
朝食にホットメニューがついていました。パプリカとほうれん草で賑やかな色をしたスクランブルエッグにサルサソースとスレッドチーズをかけて食べました。フレンチトーストの入ったホットプレートが空っぽになっていて、蓋を開けて残念そうな顔をしていると小太りの中年のおばさんが話しかけてきました。「やっぱり朝はワッフルかフレンチトーストがなくちゃね」と。曖昧に返事をしているとおばさんが近くにやってきた従業員のおばさんにスペイン語でなにやら話をしました。中年のショッキングピンクのシャツを着たおばさんは私に向き直ると「あなたの分も新しくフレンチトーストを焼いてくれるように頼んであげたから、席に座って待ってなさい」と言いました。見た目派手だけど良いおばさんだ。出来立ての温かいフレンチトーストはフワフワでした。それにホームメードのイチゴがごろごろ入ったソースをかけるとおいしかったです。
到着時にチェックアウトを3時に延長してもらっていました。チェックアウトまで部屋でシャワーを浴びたり長いすで寛いでいました。
遅い昼食兼夕食は近所のビール屋さんで済ませて、スコッツデールへ出発しました。午後4時を過ぎても外は暑いままです。10号線には陽炎がゆらゆら揺れていました。夫がビール屋さんで飲んだ2杯のビールが醒めるまで私が運転しました。砂漠の一本道なので迷いようもなく安心して運転できました。
アリゾナに入る頃になると景色が変わり始めました。ニューメキシコ州サンタフェ近郊の砂漠とネバダ州のラスベガス近郊の砂漠とカリフォルニア州のロサンゼルス近郊の砂漠。これまで見てきた砂漠と今回のアリゾナ州フェニックス近郊の砂漠は違います。大きな違いは角張った岩山を背景に大サボテンが木のようににょきにょきと生えているところです。風雨に晒されて変形した岩山にモニュメントバレーを思い出しました。
日が傾いてくると運転交代。フェニックスに入った頃はすっかり夜になっていました。フリーウェイを降りて、スコッツデールのダウンタウンを抜けて、商業コンプレックス・ファッションスクエアを左に曲がるとN Scottsdale Blvdを北上します。背の高いビルはフェニックスのダウンタウンのみに見られて、スコッツデールは平屋がほとんどです。大通りに沿った平面にだだっ広いモールに驚きました。8時半過ぎにホテル到着。
ホテルにカバンを置くと夕食のお出かけをしました。行き先はGordon Biersh Brewery Restaurant。
N Scottsdaleをひたすら北上して101号線と交差する手前の西側のモールにありました。モールに入った正面に目当てのビール屋さんを見つけました。左手に見えるWhole Food Marketがでかい。こんなに大きなWFMは見たことがありません。NYのTime Warnerビルにあるお店より大きかったです。
ビールとお料理で気分がすっかり良くなりホテルに帰りました。
お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに爆睡は昨日と同じです。
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2008-08-21
Homewood Suites by Hilton La Quinta
LA からアリゾナに向かう途中、Palm Desert の東よりにある Homewood Suites by Hilton La Quinta [GoogleMaps] に一晩だけ泊まりました。
到着したのは夜中の11時を過ぎていましたが、車を降りるとカラッとした熱気に包まれ、改めて夏の砂漠の真ん中に来たことを思い知りました。
お馴染み Homewood Suites の部屋作りで、キッチン、リビング、ベッドルーム、バスルームと何れも十分な広さと設備で、長期滞在でもたっぷり楽しめる作りです。
さらにプールとジャグジーはリゾート仕様のゆったりした作りでしたが、今回はもっと本格的なリゾートが後に控えているので、またの機会に楽しませてもらうことにしました。
ゆっくり遅めの Continental Breakfast いただいた後は、Late Check-out ぎりぎりの午後三時まで部屋に戻ってゆったり過ごさせてもらいました。
周辺にはカリフォルニアの砂漠の景色が雄大に広がるプチリゾートホテルです。
到着したのは夜中の11時を過ぎていましたが、車を降りるとカラッとした熱気に包まれ、改めて夏の砂漠の真ん中に来たことを思い知りました。
お馴染み Homewood Suites の部屋作りで、キッチン、リビング、ベッドルーム、バスルームと何れも十分な広さと設備で、長期滞在でもたっぷり楽しめる作りです。
さらにプールとジャグジーはリゾート仕様のゆったりした作りでしたが、今回はもっと本格的なリゾートが後に控えているので、またの機会に楽しませてもらうことにしました。
ゆっくり遅めの Continental Breakfast いただいた後は、Late Check-out ぎりぎりの午後三時まで部屋に戻ってゆったり過ごさせてもらいました。
周辺にはカリフォルニアの砂漠の景色が雄大に広がるプチリゾートホテルです。
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