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2010-12-29

2010年 旅行

2月
Las Vegas 映画のコンベンションでLetter from Juliet とKick Assの2作品を試写会で見ました。
Ireland Galwayを中心に回り、Dublinも行きました。
4月
Vancouver(Canada) 鮭ピザがおいしかったです。 
5月
New York 良い劇を見ました。
San Luis Opispo Central Coastのワイナリーの中心地。のどかな田園地帯をドライブしました。
6月
New Orleans ガンボは外せないでしょう。街角でのパーフォーマンスは見ごたえがありました。
7月
Seattle カフェがいっぱい。海鮮料理がおいしいかったです。
8月
Chicago 2日間もシカゴ美術館に通ったほど、良い作品がたくさんありました。
Rapid City 
ラシュモア山の大きな大統領の顔を見に行きました。
Milwaukee 
東タリアセンに行きました。
9月
Japan 一時帰国です。最初の2日は暑かった。
10月
Pittsburgh 落水荘の美しさにみとれました。
Boston 古くても活気のある街です。
11月
Ireland 今年2度目の訪問。南アイルランドはのどかで人々が親切でした。

今年の旅のテーマは美術館めぐり。
メトロポリタン美術館とシカゴ美術館とボストン美術館は何度行っても飽きません。

フランクロイドライトの建築もお気に入り。
落水荘はこれまでみた建物の中でも最も自然と調和していました。

海外旅行のハイライトはアイルランド。
貧しくて派手さの国だけど、訪れる人を魅了する何かがあります。

2010-04-20

Suciue @ downtown

バンクーバーのダウンタウンにあるイタリアンカフェでお昼ごはんを食べました。
ランチタイムはショーケースに並んだ焼きたて作りたての10種類以上のピザを量り売りしてくれます。

私が選んだのはサーモン(Salmone: smoked salmon, misclin salad, tomato sauce) ときのこ(Funghi: mashroom, mozzarella, tomato sause)でした。
それとカップ入りミネストローネスープ(Minestorone: celery, carrot, potato, bean, tomato)とパン。

サーモンはぱりぱりの薄生地ピザにミックスサラダをふかふかにのせて、その上に厚めの鮭がぎっしりと隙間なく敷き詰めてあります。鮭の上にオリーブオイルをかけて黒粒コショウがふられていました。おいしくないはずがない一品です。
きのこもぱりぱりの薄生地とトマトの酸味と焼いて甘くなったマッシュルームのコンビネーションがおいしかったです。
スープは大きめにざくざく切った野菜の歯ごたえと柔らかく煮た豆の対比がおもしろかったです。スープに野菜の甘みが溶け出していました。

お店のレジの女の子たちはみんな顔が小さくてキュート。
ケースの右側がコーヒーコーナーになっていてエスプレッソやカフェラテを注文に応じて入れてくれます。コーヒーを作ってくれるのはハーベイ・カイテル似の渋いおじさん。
店の奥でピザを焼いているお兄さんの横顔は若い頃のロバート・デニーロに似ていました。

お昼時に行くとレジの前に行列ができていました。
ピザがどんどん捌けて、新しいピザが補充されるのは良いのですが、いざ食べるときに座る席がなくて困るでしょう。
スーツ姿のおじさんやお兄さんがパクパクとおいしそうにピザを食べていました。

2010-04-19

Kirin Restaurant @ Cambie

前の日記に書いたように私の飲茶の旅は続いています。バンクーバーにやって来てもやっぱり飲茶。到着早々に飲茶をしにKirin Seafood RestaurantのCity Square Mall店に行きました。

このお店の飲茶の特徴は店の名前にあるSeafood(海鮮飲茶)。
今回の注文は
フカヒレ餃子入りスープ
米粉のクレープのホタテとアスパラガス包み
米粉のクレープの海老と黄韮包み
海老シューマイ
フカヒレ饅頭
アワビの湯葉巻き
貝柱と豚肉のチマキ
海鮮づくしです。

デザートに
ココナツミルクとサトウキビジュースとこしあんの三層ゼリー。

お茶はいつものプーアル茶。これを飲むとお腹すっきり、胃もたれ知らずです。だから飲茶のお茶はプーアル茶と決めています。しかし、こちらの飲茶は油っぽくなくあっさりと薄味仕上げでしたから、プーアル茶にしなくても胃もたれはないでしょう。
茶葉とお湯を入れたポットと注し湯のポットの2つのポットがテーブルにやってきました。

オーダー式の飲茶なので、ワゴンでまわってくる実物を見て選ぶことはできません。その代わりに作りたてで出来立て(蒸したて)を一皿一皿お姉さんがテーブルに運んでくれます。

大抵の場合、米粉のクレープ巻きを注文するとワゴン姉さんかウェイトレスがクレープ巻きの上にジョバッとタレをかけてテーブルに置くところをこのお店ではソースは全部別立てで運ばれます。フカヒレ餃子の甘酸っぱいタレもクレープの甘辛い醤油タレも餃子の自家製ラーユもタレ類は小皿や茶碗に入れられて、蒸し蒸篭と共にテーブルに置かれます。そのために自分で味の調節ができるのです。

唯一、このレストランに難をつけるならば、値段が高目なこと。2人で8皿で加40ドルでした。まあ、アワビだ、フカヒレだ、と高級素材を選んで食べていましたし、皮から溢れるほどのぷりぷりの海老や臭みのないホタテ貝や緑の色鮮やかなアスパラガスなど素材が全て新鮮だったことを思えば、文句が言える額でもないでしょう。

レストランは中華レストランの中でも清潔でした。また、ワゴンが回らないためか忙しない雰囲気がありません。味も申し分がなく、次にバンクーバーを訪問したときも、また来たいお店です。


2009-11-05

A Steady Rain

ブロードウェイで行われているX-Menのヒュー・ジャックマンと新ジェームス・ボンドのダニエル・クレイグの二人劇を見ました。

舞台には二人が座る椅子2脚だけ、背景は劇の途中で街角の絵が2回変わるのみの非常にシンプルな舞台セットでした。ダニエルはベージュのスーツに赤いネクタイ、ヒューは青いシャツに紺のジャケットの衣装。二人は舞台上の椅子に座ったり、舞台に立ちながら、観客の方を向いて1時間半ひたすら話し続けます。

シカゴ警官のジョイ(ダニエル)とデニー(ヒュー)は幼馴染の親友で仕事上のパートナー。ジョイは独身、対してデニーは妻と子供がいる家族思いのお父さんです。ある雨の降る日に起きた事件を巡って二人の友情や家族愛、そして仕事への信念が試されます。

始めは二人とも衣装を上から下まで身につけています。前半デニーがジャケットを脱ぐと腕まくりをした両手が現れます。力強い自信に満ちた語り口で家族や仕事への思いを述べます。後半、ジョイがスーツの上着を脱ぎ、腕まくりをします。そして慎重に友情と仕事への考え方を述べます。その傍らでデニーが捲り上げた袖を下ろします。この時点で立場が逆転するのです。

ダニエルもヒューもアメリカのシカゴ訛りの英語で話していました。二人の台詞はどんなに早口になってもしみじみとした語りかけでも2階席の最後列まではっきりと聞こえてきました。
映画のスクリーンを通した演技よりも生身の人間が直接目の前で見せてくれる演技のほうが迫力がありました。


2009-11-04

Jade Asian Restaurant

地下鉄7番の終点Flushingに新しい中華街があります。そこに飲茶を食べに行きました。

私は飲茶が好きで、香港、シンガポール、ロンドン、LA、ボストン、日本の中華街と飲茶があれば食べています。
NYもマンハッタンの中華街にあるGolden Unicorn、Jin Fongにも食べに行きました。

このお店はワゴン式。中年以上のおばさんが中国語でワゴンの中身をまくし立ててテーブル間を回っています。
面白いのがワゴンが厨房から出てくるのでなく、厨房からお兄さんが出来立ての蒸し物、揚げ物をお盆に載せてワゴンのおばさんへ渡しに来ます。だから、ワゴンおばさんは延々とテーブルの間をグルグル回っています。
お兄さんの仕事は力仕事と決まっているらしく、点心をおばさんに運ぶ、お茶のやかんを運ぶ、お茶汲み、食べ終わった食器を別のワゴンのせた箱に入れていくなどをしていました。
お店全体に若い女性が少ないのです。

お茶はいつものプーアル茶。飲茶を食べるときはプーアル茶と決めています。

今回食べたのは、
米粉のクレープのチャーシュー包み
米粉のクレープの海老包み
魚のすり身団子にねぎとくわい入り
チャーシューまん
海老とほうれん草の蒸し餃子
海老・カニ・フカヒレの蒸し餃子
海老マヨネーズの蒸し餃子

こちらのお店の蒸し物は見た目に美しい仕上げになっていました。皮を緑やオレンジに色づけしているのかと思ったら、薄い半透明の皮から海老やほうれん草が透けて見えていたのです。
海老はぷりぷり、魚団子は白身のお魚をすり身にして山芋と卵を混ぜているのかふわふわでした。
チャーシューまんの皮は酒種アンパンの皮のようにほんのりと甘かったです。
全体の味付けは塩味が薄く、素材の味を生かしたあっさり仕上げになっていました。だからお腹いっぱい食べても胃もたれなし。
味も雰囲気も良かったので、また来たいお店になりました。

会計は座席で伝票の上に現金を置いて出て行くか、入り口横の会計テーブルで支払うかのどちらかで済ませます。

お店のマイナス点は、
お昼時の込み合う時間は合席になります。私たちも他の2組と一緒になりました。
ワゴンおばさんが英語が話せないこと。力仕事のお兄さんも片言の英語です。


2009-11-01

Lombardi's Pizza

NYピザといえばthin crust (薄生地でぱりぱりの食感)が売りです。
このお店のピザはbrick oven(レンガ造りのオーブン)で焼いたぱりぱり生地が熱々で運ばれてきます。

お店の名物はhouse made(お手製)のmeatball(ミートボール)&tomato saurce(トマトソース)の赤いピザかclam(貝から出したばかりの生ハマグリ)とニンニクソースの白いピザです。

お肉の気分でなかった私たちはハマグリピザにしました。$23
14 inchの薄くて軽い生地の上にジューシーな刻みハマグリがのっており、粉にひいたパルメザンチーズの塩味とオリーブオイルでかりかりに揚げたにんにくの甘み、最後の仕上げに一個分のレモンを絞って後味をさっぱりさせます。塩味、甘み、酸っぱさのバランスが良くて油っぽさがなかったのでさっくりとお腹に入りました。

夫はtap beer(生ビール)で私はItalian Soda(シロップで甘みをつけた炭酸水に生クリームがのせてあります)。食後にエスプレッソを飲みました。

〆て$40.90。会計はcash(現金)のみ。場所はSpring Ave&Mott Stの角にあります。

これまで贔屓にしていたBleeker StのJohn's Pizzeriaよりおいしいねと夫と意見が一致しました。

2009-10-31

ハロウィーン in ニューヨーク

LAではパレードに行かなければ見られない大仮装大会。
NYマンハッタンでは街中がハロウィーンムード一色でした。

空港の出口で迎えにきている人に始まり、街へ向かう地下鉄の中、地下鉄駅からホテルまでの2分間の道、そしてホテルロビーと大人も子供も仮装している人だらけ。
ホテルに荷物を置いて、ビアレストラン(居酒屋)に食べに行く間の道のりは仮装行列に紛れこんだよう。この日は雨でもへいちゃらでぞろぞろと歩いています。
極めつけはレストランです。server(ウェイター・ウェイトレス)も客も仮装、仮装、仮装。私たち二人だけ普段の格好だから、一見して観光客だとバレてしまいます。

仮装の傾向を分類すると多い順に、
キャラクターもの(映画、アニメ、マンガに出てくる登場人物)
オリジナル(凝ったものから簡素なものまで)
職業もの(医者、看護士、バレリーナなど)
です。

キャラクターもので多かったのはバットマンのジョーカー。顔を白く塗って赤い口を耳まで裂いてくしゃくしゃ頭の鬘を被るとジョーカーの出来上がり。地下鉄に、あの病院を爆破したナーススタイルのジョーカーが乗ってきました。
子供はやはりキャラクターが大好き。女の子は白雪姫、シンデレラ、ティンカーベル、男の子はスーパーマン、インクレディブル、スパイダーマンがよく見られました。

職業ものは制服をきているだけではひねりがないため不人気です。ちょっぴり外すのがハロウィーンの仮装。例えば、ゾンビかミイラの医者や前出のジョーカーの看護士。見る人に、こんな医者は現実にいないでしょう、と思わせます。

オリジナルで迫力なのはグループで示し合わせてテーマを演出するもの。
例えば、レストラン席で見かけたのが、1ブース5人グループのテーマがロンドンで1人が女王、2人が衛兵、1人が執事、1人がお付の女中。
もう1つのブースはテーマがブロードウェイミュージカルで2人がキャッツ、2人がライオンキング、1人がマンマミーア、1人がビリーエリオット。
彼ら一人一人はひねりも目立ちも低いです。けれど人数を増やすことで演出効果がぐんと上がります。

今年のハロウィーンは土曜日(週末)で更にセービングタイムと重なったために、このお祭りムードが深夜3時(2時)まで続いていました。



2009-10-24

人気空港ランキング 2009

10月23日のロイターによると、プライオリティパスによる空港ラウンジサービスの会員でよく飛行機を利用する1万4500人を対象にした調査では、世界で最悪の空港はロンドンのヒースロー空港で、最も人気のある空港にシンガポールのチャンギ空港が選ばれました。チャンギ空港に次いで、2番目に評価の高かったのは香港国際空港。ヨーロッパの空港で最も人気のある空港はアムステルダムのスキポール空港でした。対して、最悪の空港はヒースロー空港に続いて、パリのシャルル・ドゴール空港とロサンゼルス国際空港でした。

空港の良し悪しを判断した基準がロイターの記事にはありませんでした。そこで調査をした対象から基準を想像してみました。空港のラウンジサービスを受ける人は、仕事で世界を移動する機会の多い人、乗り継ぐ時間又は搭乗まで時間が長い人、座席がファーストクラスかビジネスクラスの人のどれかに該当します。

飛行機で移動する機会の多い人は、世界の複数の空港設備を知っているので、それらの比較ができます。例えば、仕事で空港を利用する人は、空港内にインターネットやファックスやコピーなどの仕事に使えるもの備えられているか、限られた移動時間で乗り継ぎができるように空港が機能的に造られているか、などの空港機能が評価の基準になるでしょう。

利用する飛行機を待つ時間が長い人は、その空港の提供するサービスを多く受けられます。例えば、長旅に備えてシャワー室や仮眠室があるか、好みに応じた食事を提供してくれるレストランがあるか、などの空港の居住性が評価の基準になるでしょう。

座席のグレードの高い人は、空港のサービス価値を判断できます。各航空会社のファーストクラスやビジネスクラスの航空券はエコノミークラスよりも高価なのは当然のこと。その航空券代には空港のラウンジサービスが受けられる、荷物や自身の移動を手伝ってもらえる、などのサービス料が含まれているからです。この人たちには、空港が払った代金に見合ったサービスを提供してくれるかどうかが評価の基準になるでしょう。

空港が備える設備と居心地のよさとコストパフォーマンスの3つの要素を基準にすると、私もヒースロー空港はお世辞にも良いとは言えません。

ヒースロー空港はターミナル間の移動に時間がかかり、搭乗を待っている時に落ち着けるレストランやカフェもなく、高い航空運賃を払って到着した空港は終始工事中で薄暗い。

早くから中継貿易港として発展した国際都市シンガポールは、海の港の経験を空港に生かしています。乗り継ぎがスムーズに行えるように空港内の移動が一目で分かる配置になっています。そして南国の暖かく明るい雰囲気の空港は居住性も高く、レストラン、カフェは勿論、プールまで備えています。レストランはアジア、ヨーロッパ、アメリカにベジタリアンと多様な人に対応できるようになっています。

数多くの空の旅をする人がシンガポールのチャンギ空港に高い評価を、ロンドンのヒースロー空港に低い評価をするのも頷けます。

2009-02-27

Royal Chinaで飲茶

Queenswayにある Royal China(皇朝)でdim sum(飲茶)をしました。

食べたのは
Crab Meat Fin Dumpling in Soup(カニ身とフカヒレワンタンのスープ),
Chili Pork Dumpling(豚肉シューマイのピリ辛生姜醤油ソース漬け),
Sticky Rice Rolls with Dried Meat & Shrimp(豚肉と海老入りチマキ),
Royal China Cheung Fun(海老、焼き豚、牛肉の腸粉巻き),
Sliced Pork& Salted fish Rice Pot(豚肉と塩漬け魚の丼),
デザートに
Daily Home Made Tofu Dessert (Ginger Syrup)(生姜シロップ漬け豆腐)。

澄んだスープは干し貝柱でだしをとっていました。カニとフカヒレがたっぷり入ったワンタンはモチモチしていました。
花巻で巻いたチマキは花山椒とチリソースで食べました。
腸粉に目がない夫と私は飲茶では定番メニューです。ここの腸粉はしっとり皮とさっぱりタレの相性がよく、いままで食べたどのお店の腸粉よりおいしかったです。
シンガポール名物?チキンライスの豚肉と魚バージョンです。スープで炊き上げられたご飯にぶつ切りの豚肉と干しタラのような魚がのっていて醤油ソースをかけて食べます。
生姜シロップは甘茶の味でとろとろの豆腐がお腹に心地よく、食事が締められました。

予想以上においしかった飲茶でした。ロンドンを訪れるときはまた行きたいお店です。

2009-02-26

アフタヌーンティ

Brown's Hotelの English Tea RoomでTraditional Afternoon Teaをしました。

インターネットで予約をして予定時間の3時より20分前に到着しました。10分前に入室。入り口で予約の旨を伝えると椅子席とソファ席が向かい合わせになった二人席に通されました。
ウェイターが恭しくナフキンをひざにかけてくれて、それからメニューを渡してくれました。

ナフキンは真っ白のリネンに白い糸でBの字が縫い取ってあります。
お茶器は磨かれた銀器で、食器はブラウンズホテル用と裏に書かれたWedgewood社のワイルドストロベリーでした。

部屋には違うグループのお客同士の視線が絡まないような微妙な位置でソファが配置されていました。ソファの座り心地は良く、テーブルの高さが高からず低からずで長時間座ってお茶を飲んでも疲れないようになっていました。
ピアノの生演奏が周囲の会話をさり気なく消してくれたので、居間で私たち二人でお茶を飲んでいる気分になりました。

メニューには1ページに渡ってお茶の種類が書いてあります。紅茶と中国茶の中にはオーガニックのお茶もありました。私はオーソドックスにBrown's Afternoon Brendを夫はOrganic Silver Needle White Teaを選びました。私のお茶はミルクでもレモンでも飲め、夫のはストレートのみです。ウェイターが最初の一杯を注いでくれたのですが、お茶が出ておらず「ちょっとお兄さん、気が早いんじゃない?」と心でつぶやきました。

程なくしてウェイターが片手に3段重ねのトレイをもう一方の手にクロテッドクリームといちごジャムをのせたトレイを運んできました。トレイの上段はプチフール(小さなお菓子)、中段はスコーン、下段はサンドイッチです。サンドイッチは卵、きゅうり、ハム、チーズ、スモークサーモンの6種類が2セットお皿にのっています。スコーンはプレーンとレーズンの2種類が2つずつでした。ウェイターはテーブルにトレイを置くと、サンドイッチを引き出して6種類の説明をしました。それから、駆けつけ一杯で空になったティーカップにお茶を入れてくれました。
そのときに私は「ナッツ類が食べられないこと」をウェイターに告げてプチフールでナッツが含まれているのはどれかと尋ねました。ウェイターは丁寧にプチフールの名前とナッツ入りかどうかを答えて去っていきました。彼が去った後、サンドイッチをつまんでいる間にウェイターのマネージャーがやってきて「お客様のためにナッツ抜きのプチフールをシェフがご用意させていただきます。15分ほどお待ちください」と言いました。私もお菓子が食べられるとうれしくなり、どんなお菓子が運ばれて来るのか期待でわくわくしながら、サンドイッチやスコーンを食べながら待っていました。

私のために運ばれてきたお菓子は、白とコーヒーが2重に重なったメレンゲ、白いムースのなかにマンゴームースを包んだもの、メロンタルト、ルバーブゼリー、ブラウニーでした。15分ではじめに運ばれたトレイ上段と同じ数の5つのプチフールを作ってくれ、どれもシェフの気配りが感じられるお菓子で感激しました。夫はもともと運ばれてきたプチフールを私は新しく運んでくれたプチフールを食べました。
プチフールもあるのにさらにワゴンで焼き菓子が運ばれます。バターケーキとナッツケーキでした。当然ナッツケーキはお断りしました。バターケーキを一切れ切り取ってお皿にのせてテーブルに置いてくれました。

ウェイターはお皿が空になると「お代わりはいかが?」と尋ねてくれます。予めこのティールームでアフタヌーンティをした人のブログを読んで予習をしたときに、お茶とサンドイッチとスコーンはお代わりを持ってきてくれる、と書いてあり、それを真に受けて遠慮なくサンドイッチとスコーンのお代わりをもらいました。
しかし、食い意地が張っていたのは私たちのみで周りの9席の人たちは、真にお茶の時間を楽しむために来ていました。お代わりどころか、他の席はおしゃべりの合間にちょこっとサンドイッチやスコーンをつまむ程度です。
その上、男性はスーツにネクタイ、女性は落ち着いたワンピースやフェミニンなビジネススーツに身を包んでいます。だから一目で観光客とわかるのは私たち以外では前半1時間で一組、後半1時間で一組程度でした。

極上の場所で極上の時間をすごすにはぴったりのアフタヌーンティでした。

2009-01-29

Grandtour 2009-01: New York, NY

週末の休みを前後に延長して、昨年 9 月以来の New York に行ってきました。 今回のテーマは Waldorf=Astoria 滞在と Broadway での観劇と Heartland Brewery の堪能です。 LA から 5~6 時間の飛行ですが、空港アクセスの利便性も手伝って、気軽に NY を訪れることができるのはうれしい限りです。 こちらに住んでいる間にまだまだ活用したいと思います。

2009-01-29: 夕方早々に職場放棄して一旦帰宅。連れ合いとバタバタと荷造りをして LAX に向かう。身軽な荷物に忘れ物の心配をしながらも余裕でチェックイン。その直後に我が家の愛機 α300 を忘れてきたことに気付く。幸い DSC-W1 はリュックの片隅にあったので、今回はこれで我慢することに。LAX->JFK 便の UA22 は United ご自慢の P.S.(Premium Service) 便ということで、国内線ではありがなら 3 クラス制の機体。ビジネスクラスは国際線のシートに近い作りになっているのがうれしい。

2009-01-30: 約 5 時間の飛行で早朝の JFK に到着。まっすぐホテルに向かってもまだチェックインできなさそうなので、ラウンジで一休みしながら時間を稼ぐ。空港の売店で New York 観光の必需品 TimeOut New York を購入し、観劇の計画を練り始める。
Manhattan までの移動は Jamaica まで AirTrain が開通したことで、従来の A Line 経由ではなく E Line を利用。AirTrain が $5 というのはちょっとぼったくられた気分だが、それでも地下鉄の $2 と合わせても $7 で 1 時間足らずで Manhattan まで移動できるというのは、日本の某成田空港に比べると十分納得のいく利便性といえる。
今回の宿泊は HHonors ポイントを利用して、初めての Waldorf=Astoria。Diamond 専用ルームで至れり尽くせりのチェックイン。 先ずはシャワーを浴びて仮眠を取る。日頃の疲れも溜まっていたので、夕方になってからの散策開始。 徒歩圏に Grand Central や Times Square があるので、食事や観劇にこと欠かないのがうれしい。 TKTS で半額チケットの下調べをした後、Heartland Brewery Chophouse で満腹満足。

2009-01-31: 前回発見したベーグル専門店 Ess-a-Bagel で朝昼兼用のベーグルサンドを購入。 土曜マチネ 2 時開演の 1 時間前ということで、TKTS で殆ど行列なしでチケット購入。 Roundabout Theater で Hedda Gabler を楽しむ。 今晩の夕食は Heartland Brewery RadioCity で満腹満足。 夜はホテルに戻ってゆったりラウンジでカクテルとビールをいただきながら、連れ合いと翌日の計画を立てる。 ロビーフロアは殆ど無料 WiFi 接続可なので、これを活用させてもらって翌日の観劇チケットをウェブ購入。

2009-02-01: 今日も朝昼兼用で Ess-a-Bagel のベーグルサンドを購入。Off-off Broadway の小さな劇場 CSC で Uncle Vanya を楽しむ。今晩の夕食は Heartland Brewery Union Square。三夜連続の Heartland Brewery で満腹満足。今夜もホテルのラウンジでカクテルをいただいた後、ロビーでネット接続。

2009-02-02: あっという間の最終日。今朝も Ess-a-Bagel のベーグルサンドの食べ納め。さらに我が家の食卓のお土産に各種ベーグル 9 個を購入。荷造りを済ませて 1 時にチェックアウト。ホテルに荷物を預けて近くを散策。3 時に荷物を引き取り、着いた時の逆の経路で JFK に向かう。Midtown Manhattan から 1 時間足らず $7 で空港に着けるのはやはりうれしい。帰りの JFK->LAX も UA25 P.S. 便。アップグレードも完了しており、ゆったり帰路につく。

LA と NY 。米国の東西を代表する大都市ですが、何度行っても文化レベルの格差の大きさを感じてしまいます。プチバケーションで頭をリフレッシュできた週末でした。



2008-10-11

Trip to Orlando, FL

今日から一週間の予定で Disney World のすぐそば、Florida の Orlando に出張です。

2008-10-11:(1日目)朝連れ合いに空港(LAX)まで送ってもらう。土曜日の早朝ということで 20 分余りで到着。チェックインの時点で無事アップグレードも完了しており、出発までラウンジでゆうゆうメールの処理。オーランドまでの 5 時間足らずの空の旅をゆったり楽しむ。オーランド空港(MCO)着陸直前に、いつかは訪れてみたかったスペースシャトルの発射台にシャトルがそびえたつ姿を観ることができた。空港で同僚と合流しレンタカーでホテルに向かう。
今回滞在したのは仕事の会場でもある Orlando World Center Resort Marriott です。
LA とは 3 時間の時差があり、既に夕方。他の仲間とも合流した後、何故か日本料理レストランで夕食。一応日本人経営の様子ではあったが、所謂アメリカ人受けを狙った趣向のレストラン。食事の中身は云うに及ばず。

2008-10-12:(2日目)朝から会議。翌日以降の打ち合わせなど比較的平和な一日を過ごす。懸念していた問題もとりあえずなさそうな様子。夕食も静かにホテルのレストランで済ませた。嵐の前の静けさでなければ良いが。。。

2008-10-13:(3日目)と思ったら起きるのがトラブル。システムテスト中に問題発生の知らせ。会議も上の空に頭の中はトラブル対策。日本からの宿題もこなしながら、既にオーバーフロー気味。

2008-10-14:(4日目)いよいよショーの始まり。本番中はシステムチェックも行えず、ショーが終わってからの作業。電話会議も終えると危うく夕食も食べ損ねそうになる。またもホテルのバーレストランで済ませる。ホテルのレストランにしてはハズレがないのがせめてもの救い。

2008-10-15:(5日目)いくつかの会議の後、午後から再びショーの始まり。合間に他所のブースを見て回る。各種イベントも山場は過ぎた雰囲気で、夜はみんなで楽しくディナー。

2008-10-16:(6日目)午前中でホテル会場でのショーは終わり、撤収作業の後、AMC 会場で最後の上映作品 "Bolt"[IMDb] を観る。今回会期中最初で最後の鑑賞。夜はホテルでの Closing Banquet で無事お開き。

2008-10-17:(7日目)帰りのフライトは夕方6時過ぎということで、ゆっくり起床。レイトチェックアウトをたずねたところ3時まで OK ということで、今回の滞在最終日にして初めてプールとジャグジーで身体を解す。部屋に戻って出発まで再びメールなどを片付ける。

2008-08-26

2008年夏旅行6日目

夏のバカンスもお仕舞いです。
昨夜のチェックインの際にチェックアウトの時間延長を申し出たら、延長ができるかどうか分からないといった返事だったので、9時に起きました。
朝食はテラスとプールが間近で見える席で朝の光を浴びながらいただきました。夫はバナナマフィンとフルーツ、私はデニッシュとフルーツ、そしてコーヒーとオレンジジュースです。

部屋に帰ると着替えてプールに行きました。
プールにはぎっしりとデッキチェアが置かれていました。ほどほど日陰のあるチェアを選んでタオルを置くとプールに入りました。
水は冷たい。日差しもスコッツデールよりは弱く感じられ、南カリフォルニアにいるんだなあと妙なところで納得しました。
チェアで一休みをしつつ見渡すとホテルの建物の造りがコロニアル調で壁が色褪せており一昔も二昔も前のリゾートホテルの雰囲気がしました。お盆過ぎに田舎の家の縁側から遠くなった青い空を見上げて秋の訪れを知り短い夏を惜しんだ気分になりました。

部屋に帰って荷詰めをしました。
チェックアウト後は真っ直ぐ家に帰らずにDessert Outlet Mallへ行きました。ギラギラ光る太陽に焼かれながらお買い物を済ますと、今度こそ帰途につきました。

家に帰る前にTrader Joe'sで最後のお買い物。6時半に家に到着です。
窓を締め切ってむっとする部屋に入ってもやっぱり家が良い。ホッとします。家の居心地の良さは外の生活をしなくては分からないでしょう。
おいしいご飯を食べて、プールで遊んで、たっぷり息抜きをした休暇もお仕舞い。楽しかったです。

2008-08-25

2008年夏旅行5日目

朝の空気は澄んでいて大きく呼吸をすると目がパッチリ覚めます。山々に囲まれたスコッツデールの景色が気に入りました。

この日も朝食後はプールです。
プールに浮かべた浮き板に仰向けに寝そべってアリゾナの空を見上げました。どこまでも青く澄んだ空に飛行機が横切ると遠くまで見上げていると感じられました。日本の青ともカリフォルニアの青とも違う、濃い水色の空でした。
砂漠の気候で湿気がほとんどないため、太陽に身体がチリチリと焼けていくのが分かります。プールの水をかけて身体を冷ましました。かけた水は10分もしないうちに乾いていきます。
プールには私たちと昨日にも見た老夫婦だけ。昨日はコーヒー色でドレープが入ったワンピースだったマダムの水着が、この日はゼブラ柄のワンピースに替わっていました。ムッシュの水着も昨日の茶色から深緑に替わっていました。マダムの水着の素材・色・形から高級ブランドを身につけているのが見て取れました。私はといえば昨日と同じ水着です。マダム修行はまだ先が長いです。

3時にはチェックアウトですから、部屋に帰って身支度を整えつつ荷物をまとめました。
チェックアウトをすると熱くなった車に乗り込みました。N Scottsdale Blvdを南下して、エクスプレスレーンでファッションスクエアを横切って、10号線まで一直線です。スムーズに移動したのは10号線の途中まで、フェニックスのダウンタウンを抜けるときに渋滞にはまってしまいました。帰宅ラッシュの渋滞はロサンゼルスもフェニックスも同じです。電車やバスの公共交通機関が整っていない車中心社会の表れです。ダウンタウンを抜けると車はすいすいと滑り出しました。

アリゾナ州とカリフォルニア州を分ける山間でにわか雨に見舞われました。遠くの山の上には黒い雲が重苦しく被さっていました。雲の合間に雷光のギザギザがはっきりと見えました。カラカラの砂漠を走っているとポツリポツリと雨粒が降ってきました。そして酷い雨。低くなった場所がたちまち沼地に変身です。更に沼と沼の間に川が出来て勢い良く水が流れているのが見えました。夏の花をつけたサボテンたちにとっては恵みの雨で身体いっぱいに雨を浴びていました。車を走らせていると突然雨がぴたりと止みました。止んだところからは雨なんてどこにも降っていなかったかのようにカラカラの砂漠が続きます。
州境の農業検察門をくぐるとカリフォルニア州に入ります。サボテンがにょきにょきと生えていたアリゾナ州の砂漠から一転して、葉っぱの変わりにとげの生えた背の低い木がぽつんぽつんと生えているカリフォルニア州の砂漠になりました。

雨が止んだところの州境の門をくぐる前のレストエリアで運転交代でした。夕日が眩しい砂漠の一本道を大型トラックを避けながら走っているうちに町が見えてきました。今夜の宿泊地Palm Springsです。
ホテルにチェックインする前にお気に入りのレストランBabeに行きました。

お腹がいっぱいになったところでホテルに行き、チェックインをしました。日に焼けた所為か身体が熱かったので珍しくエアコンをつけたまま眠りました。

2008-08-24

2008年夏旅行4日目

連日のお出かけで身体がぐったりしています。何もしない日があってもいいじゃないと同意して二人でぐーたら日和と決めました。ぐーたら日和は朝寝坊からです。
11時までの朝食に合わせて10時に起床し、ダイニングへ向かいました。朝食はコールドミールバフェ。コーヒーとオレンジジュースとパンを基本にハム、チーズ、野菜をいただきます。私はクロワッサンを、夫はクリームチーズベーグルを食べました。

部屋で食休みをして、着替えてプールへ向かいました。
ピーク時間を過ぎて、日差しが落ち着いたとはいえ、まだ肌をチリチリと太陽が焦がしていきます。乾燥した砂漠の気候にプールの水は身体に憩いを与えてくれます。リゾートプールらしくペアで乗れる8の字の浮き輪と水に浮かべて眠れる浮き板が置いてありました。私は浮き輪に挑戦しました。夫には輪と枕の間隔が小さすぎたみたいですが、私は輪に腰掛けると頭に丁度枕が来て快適です。夫は浮き板に乗り換えました。水の上を漂うベッドで気持ちよさそうです。5時を過ぎると家族連れが部屋に帰り、老夫婦はベッドでお昼寝、プールは二人の貸切状態になりました。

日が傾くとお腹も空いてきました。
車でお向かいのTrader Joe'sでお買い物。
荷物を部屋に置くとホテルの敷地内にあるFleming's Prime Steakhouse & Wine Barに晩ご飯を食べに行きました。

お腹がいっぱいになって部屋に帰ってきました。昨日と同じくお風呂に入って、ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ。やがてぐっすりと眠ってしまいました。

2008-08-23

2008年夏旅行3日目

2夜連続のドライブが効いて、身体が重たくて朝が起きれなくなるのを予想して、朝食はお部屋に持ってきてもらいました。
朝食の最終時間9時45分にドアをドンドン叩かれて起きました。寝ぼけ眼のままドアを開けると、爽やかな挨拶をしてサービスのお兄さんが部屋に入ってきました。ライティングデスクに朝食がのったお盆をセットして、一通り食事を説明するとスイッと部屋から出て行きました。
今朝のご飯はクリームチーズベーグル、グレープフルーツジュース、コーヒーです。1人前を夫と分けてお腹がいっぱいになりました。

旅行先にスコッツデールを選んだのはフランク・ロイド・ライトが建てたタリアセン・ウェストを見たかったからです。説明ガイドつきのツアーに間に合うようにホテルを出ました。
スコッツデールは周囲を山に囲まれた盆地です。夏の暑さは気温40度になり湿気が低いのでドライサウナに入っている気分です。平屋建ての建物が多いです。空が広く感じられます。

タリアセン・ウェストを後にすると午後5時。お腹が空いてきました。ホテルに戻らずにN Scottsdale Blvdを南下してファッションスクエアの南側にある商店街の中のイタリアンレストランへ向かいました。夕食はDigestifです。我が家のアパートメントのコンシェルジュのお勧めのレストランの一つです。

満腹になったら、ホテルの向かいのモールにあるTrader Joe'sに寄って、部屋飲みワインを購入です。ついでに私の好物のGinger Snaps(生姜クッキー)も買ってもらいました。

ホテルに戻るとお風呂に入り今日の汚れを落とします。ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ、そのうち爆睡です。

タリアセン・ウェスト

帝国ホテルをデザインしたフランク・ロイド・ライトが作った実験建築場のタリアセン・ウェストはスコッツデールにあります。
メイン通りのN Scottsdale blvdを北上してShea Blvdを右折、74通りから104通りを越えるとFrank Lloyd Wright Blvdに交差します。それを左に折れてTaliesenの看板を右折、道なりに丘を上ると突き当りがTaliesin Westです。

ライトの好きな赤を屋根や柱に、山の岩を壁として作られた平屋建ての建物は周囲の砂漠と違和感がありません。
2度の破産を経験したライトがアリゾナにやってきたのは70歳。ここで若い見習い建築家と家やコンサートホールを作る際の実験を行ったので実験建築場とも言われています。
アリゾナの夏は気温40度に達し人が暮らすには不向きなため、この場所は主にライト夫婦の冬の住まいとされました。対して夏の住まいがウィスコンシン州にあるタリアセン・イーストです。

ウェストにはライトのアトリエ、夫妻の住まい、リビングダイニング、社交場、コンサートホール、劇場の6つの建物があります。
ライトの3番目の妻は女優兼音楽家で社交的な性格でした。そこでアトリエと住まい以外は全て彼女の活動を頭においてデザインされました。リビングダイニングは明るく広々としていました。
ライトは人が立つのを嫌ったらしく社交場には60人の人が座れます。座った目線で美しい庭が見渡せるようになっていました。どの部屋も天井が低いにも関わらず圧迫感が少ないのは、椅子に座ることが基準にあり、全ての部屋の壁が最低限しかないからでもあります。現代こそガラスで囲まれた部屋は当時はキャンバスでできていて、必要に応じてキャンバスを下ろしたり上げたりされました。どの部屋にも火を使えるように暖炉が用意されていました。昼間はキャンバスを上げて風通しを良くし、夜はキャンバスを下ろして火の回りに集まり暖をとる。家はキャンプ場のテントのイメージです。
ライトの住まいは他の部屋と比べてこじんまりとしていました。衝立で目隠しをしたベッドはシングルサイズ。70才を超えたライトが昼間に横になったり本を読んだりする長いす。人と話をしたり手紙を書いたりするための机と椅子。これらの3つが置ける6畳間の大きさがライトの居室でした。
妻の部屋が隣にあり、6畳間のここも小さなベッドと机と椅子が置いてあるだけでした。夫妻の机は外に向けて置いてあり、庭と借景の砂漠と山がいつでも眺められます。
室内はヨーロッパ風、外観はアメリカの大自然に沿うように建てられているのに何故か通路は東洋風。中国の宮殿を写した陶磁器の置物が家の角々に置かれています。インテリアに木彫りの七福神。ライトの居室には日本の美術本がありました。妻の部屋は襖を模した柳と水の壁絵が飾られています。東と西の融合が図られていました。

カラカラに乾燥した赤と白の砂地にサボテンがにょきにょき生えている野原にぽつんと建っているタリアセン・ウェストは未だに建築家の卵たちの学習の場になっているそうです。

2008-08-22

2008年夏旅行2日目

La Quintaの空はカリフォルニアブルーと呼ばれる浅い水色がどこまでも広がります。砂漠の真ん中なのでやはり雲は見えません。

朝食にホットメニューがついていました。パプリカとほうれん草で賑やかな色をしたスクランブルエッグにサルサソースとスレッドチーズをかけて食べました。フレンチトーストの入ったホットプレートが空っぽになっていて、蓋を開けて残念そうな顔をしていると小太りの中年のおばさんが話しかけてきました。「やっぱり朝はワッフルかフレンチトーストがなくちゃね」と。曖昧に返事をしているとおばさんが近くにやってきた従業員のおばさんにスペイン語でなにやら話をしました。中年のショッキングピンクのシャツを着たおばさんは私に向き直ると「あなたの分も新しくフレンチトーストを焼いてくれるように頼んであげたから、席に座って待ってなさい」と言いました。見た目派手だけど良いおばさんだ。出来立ての温かいフレンチトーストはフワフワでした。それにホームメードのイチゴがごろごろ入ったソースをかけるとおいしかったです。

到着時にチェックアウトを3時に延長してもらっていました。チェックアウトまで部屋でシャワーを浴びたり長いすで寛いでいました。
遅い昼食兼夕食は近所のビール屋さんで済ませて、スコッツデールへ出発しました。午後4時を過ぎても外は暑いままです。10号線には陽炎がゆらゆら揺れていました。夫がビール屋さんで飲んだ2杯のビールが醒めるまで私が運転しました。砂漠の一本道なので迷いようもなく安心して運転できました。

アリゾナに入る頃になると景色が変わり始めました。ニューメキシコ州サンタフェ近郊の砂漠とネバダ州のラスベガス近郊の砂漠とカリフォルニア州のロサンゼルス近郊の砂漠。これまで見てきた砂漠と今回のアリゾナ州フェニックス近郊の砂漠は違います。大きな違いは角張った岩山を背景に大サボテンが木のようににょきにょきと生えているところです。風雨に晒されて変形した岩山にモニュメントバレーを思い出しました。

日が傾いてくると運転交代。フェニックスに入った頃はすっかり夜になっていました。フリーウェイを降りて、スコッツデールのダウンタウンを抜けて、商業コンプレックス・ファッションスクエアを左に曲がるとN Scottsdale Blvdを北上します。背の高いビルはフェニックスのダウンタウンのみに見られて、スコッツデールは平屋がほとんどです。大通りに沿った平面にだだっ広いモールに驚きました。8時半過ぎにホテル到着。

ホテルにカバンを置くと夕食のお出かけをしました。行き先はGordon Biersh Brewery Restaurant。
N Scottsdaleをひたすら北上して101号線と交差する手前の西側のモールにありました。モールに入った正面に目当てのビール屋さんを見つけました。左手に見えるWhole Food Marketがでかい。こんなに大きなWFMは見たことがありません。NYのTime Warnerビルにあるお店より大きかったです。
ビールとお料理で気分がすっかり良くなりホテルに帰りました。

お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに爆睡は昨日と同じです。

2008-08-21

2008年夏旅行1日目

今日から2年ぶりの旅行に出発!と意気込んでも夫の帰宅後に出発予定。それまでは家の片付けと荷詰です。
夫はいつものように8時過ぎに帰宅。作っていたサンドイッチで腹ごしらえをすると出発です。疲れているのにパームスプリングスまで運転をしてくれました。フリーウェイは帰宅ピーク時を過ぎていたためかダウンタウンをスムーズに通り抜けられました。ロサンゼルス市内を出るといつも車で聞いているFMラジオが聞こえなくなってしまいます。そこでi-pod登場。夫がダウンロードしていたお気に入りの曲をかけ続けていました。10号線を延々と走り続けて夜11時半過ぎにパームデザートに到着しました。夜になっても気温が下がらずロサンゼルスよりも暑いです。車のドアを開けるとドライサウナに入ったようです。荷物を下ろすとホテルに飛び込みました。
夫がチェックインの手続きをしている最中、続々と小学生高学年から中学生くらいの女の子たちがプールから出てきました。夏休みの名残を惜しんでいるのでしょうか。
部屋はスイーツでリビングにはフルキッチンがついています。大きな冷蔵庫に持ってきたオレンジジュースと水を収めました。お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに眠ってしまいました。

Grandtour 2008-08: Palm Desert, CA and Scottsdale, AZ

2006 年末以来久々の、そして LA に移り住んでから初めての恒例の (?) グランドツアー。今回は週末をはさむ 5 日間の休暇を頂いて、何と灼熱のアリゾナ (!) に車で旅行することにしました。

アリゾナといえばちょっと裕福なアメリカ人にとっては避寒地として有名なことを知ったのは旅行計画を立てた後のこと。何とか車で行けそうな距離のリゾートホテルが格安で予約できたのでこちらに決めたのですが、それもその筈、週間予想最高気温は連日 40℃ 近い気温のようで、日の高い日中の走行は車も故障しかねないということで、日が傾き始めてから移動するように計画を練りました。

厳密なルートではありませんが、今回の大まかな移動行程は以下の GoogleMaps に示す通りです。


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2008-08-21: (一日目)夕方まで会社で会議に出た後、一旦帰宅してから軽く腹ごしらえをしてから、いざ出発。とっぷり日も暮れてからの移動ということで渋滞にも遭わず二時間余りのドライブでスイスイと最初の宿、Palm Desert 近くの La Quinta に到着しました。

2008-08-22: (二日目)前日までの仕事疲れを癒すために朝食終了ぎりぎりに起床。のんびり午後三時にチェックアウトした後、地元の Brewery で昼食兼夕食を済ませて、日が傾き始めてからのドライブ。それでもまだまだ暑い。延々雄大な砂漠の景色を楽しみながら California 州から Arizona 州に入る。州境を越えると同じ砂漠でも植生がコロリと変わるのに気付いて感激。西部劇で観たような景色の中をひた走り、四時間半程で今回の目的地 Scottsdale に到着。

2008-08-23,24:(三日目、四日目)人気の少ない高級リゾートホテルでのんびりリゾート気分を満喫。屋外は灼熱。屋内は天国。プールも天国。美味しい食事も楽しんで、二日間、あっという間に時間が流れる。

2008-08-25:(五日目)名残惜しく午後三時にチェックアウト。やはり景色を楽しみながら夕日を目指してひた走ること四時間半。帰路の中継地 Palm Springs に到着。

2008-08-26:(六日目)午後一時にチェックアウト。近くの Outlet Shopping Mall で買い物を楽しむ。四時過ぎに再び帰路につき、渋滞にも遭わずに二時間足らずで LA に到着。自宅近くの Trader Joe's で空になった冷蔵庫の中身を買い込んでから帰宅。

たっぷり英気を養わせてもらった五日間でした。