映画の本編が始まる前に流される次の映画の予告編を見る映画を選ぶ際の参考にしています。予告編が出来すぎていて、実際見てみると期待を裏切られがっかりする映画もあります。予告編が下手すぎて、見に行ったら期待していたよりもよい印象だった映画もあります。予告編も良く出来ており、見に行くともっとよかった映画は少ないです。Hancockはその少ない映画の一つです。
キャッチの通り、ウィル・スミスのハンコックは一筋縄でいかないスーパーヒーローです。私たち凡人が期待するスーパーヒーローは正義の味方。時代劇調に言うと弱きを助けて強きをくじく、悪者以外なら誰からみても申し分なく格好良い。危機に陥ったときにどこからともなくタイムリーに助けてくれる都合の良い存在でもあります。
スーパーヒーローは危険に脅かされたとき助けてくれる都合の良い存在であって、誰もスーパーヒーローの私生活や道徳観など気にも留めない。
これまでに、普段の顔がばれてはこまる(スーパーマン)、好きな人が危機に晒されないように身を引く(スパイダーマン)といったパターンは
スーパーヒーローは孤独です。彼に助けを求めてくる人はあれ、彼の心の支えとなり助ける人はいません。その上、彼は地上に唯一存在しているスーパーヒーローなので他のスーパーヒーローは地上にいない。
市民の嫌われ者で孤独なハンコックが何事にも投げやりで酒びたりの生活を送っていても無理はありません。彼が心を癒されて、社会に再生していく過程が共感を呼びます。
No comments:
Post a Comment