2008-12-19

Holiday Toast at Mauro Cafe

Hちゃんのお誘いを受けてMauro Cafeに行きました。

会は5時から7時まで。しかし夫の帰宅を待って家を出たためカフェに到着したのは6時半でした。宴もたけなわかと思いきやカフェは満員で私たちの後にも次々とお客さんが入ってきました。

辛口でさっぱりしておいしいシャンパンとイタリアのクリスマスケーキのパンドーロが振舞われました。

二人用のテーブル席に夫と座っておしゃべりをしながら人間ウォッチングをしました。カフェにきた人たちは持てる雰囲気と身のこなし、そして着ている服のセンスを総合するとハリウッドの業界人たち、つまりテレビや映画関係の人たちでしょう。
7時ぎりぎりにやってきたA氏がその見本です。A氏は映画俳優やテレビ俳優をお得意さまとするヘアスタイリストです。彼に髪を切ってもらうと1回に付き300ドルは下らないのに、連日予約でいっぱいなんだそうです。

会は盛況で7時になっても終わりませんでした。Hちゃんとマウロさんに挨拶をすると、夫と私は楽しい気分のまま帰宅しました。

2008-12-18

Wine & Cheese Night

月に1度の間隔でアパートのコミュニティの集まりがあります。チーズやクラッカーのお摘みとワインやサイダーの飲み物が出されて、古い住人とおしゃべりしたり新しい住人と知り合ったりする会です。

アパートに引っ越した当初は、挨拶をする知り合いもいず、チーズとドリンクを両手に取り込んだらそそくさと会を退出していました。

会の2回目、3回目でやっと挨拶が出来る顔見知りができました。けれど会話になると英語力に自信が持てず、数人に挨拶をすると突っ込まれないようにさっさと帰っていました。

そして1年が経ちました。挨拶以上の顔見知りができたから図太くなって会の最初から最後まで居座っていられるようになりました。英語力はLAなまりの省略しゃべりがなんとか聞き取れ相槌がうてるようになりました。

身奇麗で身のこなしが優雅なマダムやお料理好きで気配りのできるマダムなどお近づきになりたい女性として憧れの人がいます。来年の会でお話ができるようになればいいなあ。

2008-12-17

Assi Super Market

West 8th Street/ Oxford Aveの東側のモールにある韓国スーパーマーケットに社会見学に行きました。

出入り口右手から壁際にずらりと野菜・果物が並び、正面にレジカウンター、その奥に縦に冷凍食品・乾物・お菓子・調味料と棚があり、左手にはお弁当・お惣菜売り場、その奥に丼やラーメンが食べられるイートインコーナーがあります。

野菜・果物コーナーの表示が上からハングル・英語・日本語そして値段の順に書いてありました。シャとツやソとンが書き分けてあり、種別もレタス、キャベツと90パーセント以上が正しい日本語表記になっています。米系スーパーにあるジャガイモや玉ねぎといった基本野菜とアジア料理に良く使われるモヤシ、イボのついたきゅうり、白菜等がふんだんにありました。価格は低めで、山積みにされている割に傷が少なく新鮮でした。

壁沿いの野菜コーナーから続く冷蔵棚に豆腐・さつまあげ・厚揚げ・薄揚げがあり、向かいの冷蔵棚には白菜やきゅうりや沢庵といった漬物とがり(生姜の甘酢漬け)がありました。日本の漬物とキムチを代表とする韓国の漬物の冷蔵庫が分かれています。

縦列の乾物棚には干ししいたけ・かんぴょうからゴマ・松の実があり、海苔はごま油を塗った韓国海苔と油のない日本海苔があります。

お菓子棚の半分以上がポッキー、カル○ーのポテトチップス、コロンなどメジャーな日本のお菓子でした。

冷凍食品コーナーには生牡蠣、鰻、有頭海老と海鮮から肉類やコロッケやとんかつといった加工食品までありました。

調味料棚は醤油や酢のほかにポン酢、うどんの汁と日本のメジャー会社の焼肉のたれもありました。

お惣菜コーナーは自分でパックに詰める量り売りと既にパックや折りに詰めてあるものとあります。キムチの秤売りの隣にきんぴらごぼう、れんこんの甘辛煮、野菜の煮浸しも必要分量って買うことができます。

傍らのビビンバや豆腐チゲのイートインがなければ日系スーパーと勘違いしてしまうほど品揃えが豊富でした。
これだけたくさん揃っているのに買ったのは黄粉だけ。日本の黄粉は大豆を炒ってから粉に挽くところを韓国の黄粉は生の大豆をそのまま粉に挽きます。日韓の違いを頭に置いて買い物をすれば日系スーパーに行かなくても食材を揃えられます。

2008-12-14

オーガニック

アメリカのお野菜は栽培中に農薬は当然で、収穫後も薬をかけます。例えば、ジャガイモは芽が出ないように、トマトにカビが生えないようにといった処置をします。
私が野菜や果物を買う際に気をつけているのがオーガニック表示です。

いつもサラダ用野菜を買うお店の棚にほうれん草がありませんでした。陳列棚でほうれん草を探している私の横で風体卑しからぬ初老の白人男性がお店の若い女性に尋ねているのを漏れ聞くと今日はオーガニックほうれん草を切らしているとのこと。仕方ないなあといった様子で男性がオーガニック表示のないほうれん草をレジカゴに入れていました。
私が「ほうれん草ないんだって?」と男性に確かめると、レジカゴのほうれん草を「今日はこれにするよ」と指差しました。
私が重ねて「オーガニックじゃないけどいいの?」とお節介を焼くと、「いつもはサラダだけど、これは調理して食べるから平気」との答えに、絶句しました。
聞き違いかと「調理すると大丈夫なの?」と私もしつこく食い下がるとIt's fine.「大丈夫だよ、君もオムレツなんかに入れて食べれば?」と優しくアドバイスまでされました。

オーガニックって、そういう意味じゃないんだけどなぁ。

2008-12-13

Milk

自らゲイであることを告白してサンフランシスコ市議会議員に選ばれたハーヴィ・ミルクの政治人生を丹念に描いています。

今年の大統領選と同時に条例8「同性愛者同士の結婚の是非」の住民投票が行われ、結婚を認めない人が過半数を超えました。今回の映画の上映は盛り上がった政治話題に見事にヒットしています。

ハーヴィの活動はゲイの人たちの権利を守るだけでなくあらゆる人の偏見や差別をなくして公共道徳心を高めることになったという内容が伝わり映画としての見ごたえがありました。

Cadillac Records

ブルースのマディ・ウォーターズ、ハーモニカのリトル・ウォルター、ソウル歌手のエタ・ジェイムズが最盛期の音楽を作り出すチェス・レコードが舞台の1950年代のアメリカ版音楽の歴史映画。
ブルースやソウルファンにはたまらない映画になるでしょう。しかしドキュメンタリータッチでエンターテイメント性が低いため、音楽に興味の薄い人には退屈かもしれません。

マッドの妻の献身的態度やビヨンセの歌声に表舞台で派手に動く男性を支える女性の力強さが光っています。

2008-12-08

T&Y Bakery

The Grove/Farmers Marketにあるロシア風パン屋さん。

小さなショーケースには所狭しとパンとお菓子が並んでいます。北側は焼き菓子、西側はピロシキやチーズデニッシュのおやつ、南側にクリームがのったケーキ類がありました。

その甘い誘惑を振り切って店の奥の棚に並んだライ麦パン$3を選びスライスしてもらいました。

家でベーコンと野菜スープの添えにガーリックトーストにして食べました。ライ麦の酸っぱさと香ばしさがおいしかったです。

2008-12-07

ベランダ・ランチ

12月に入っても昼間の気温が20度を超えるロサンゼルス。週末は雨との天気予報も大きく外れて青い空に真っ白な雲が浮かんでいました。

関西人の血が騒ぐのか年に数回、猛烈にお好み焼きが食べたくなるときがあります。暖かくお天気も良いこの日のブランチはベランダでお好み焼きを食べることになりました。

お好み焼きの材料は全てアメリカの地元マーケットで手に入ります。キャベツ、小麦粉、卵、長芋、牛乳か豆乳かライスミルク、シーチキンか小エビの缶詰、鰹節、ベーコンかハム。お好み焼きソースだけは日系のマーケットで買いました。

夫に手伝ってもらってベランダに食卓と椅子を出して、日本から持ってきたホットプレートをセット。
ここからは夫の独擅場です。次々と外はかりっと中はふわふわの関西お好み焼きを焼いてくれました。1センチを超えるふっくらお好み焼きにお箸が止まりません。
青い空に白い翼を広げて飛ぶかもめを眺め、椰子の葉っぱの隙間からの風に吹かれて食べるお好み焼きはおいしかったです。

2008-12-06

BREADBAR

3rd Streetを西にてくてく歩き、Beverly Centerを横目に通り過ぎ、Ceders-Sinai病院の向かいにあたる場所にあるパン屋さん兼カフェです。中には4つのテーブル席、外に8つのテラス席があります。

注文したのはBreadbar's Breakfast Basket for Two$5.50と Double Cupptino$3.50でした。
ウェイターが持ってきたのはバスケットでなく何故か升でした。朝食バスケットは枡形の木の箱に紙を敷いて 5種のスライスされたパン(プレーン、カボチャ、チーズ、オリーブ、ナッツ)と3種のスプレッドとバターのセットです。スプレッドはPlain Hummus(ヒヨコマメのペースト)とSun Dried Tomato(天日干しトマトと粒オリーブのペースト)、 Pesto(新鮮なバジルと松の実のペースト)はどれも甲乙つけがたく、単独でもペースト同士を混ぜてもおいしかったです。パンをぺろりと食べたら、Buckwheat Ficelle$2.50(蕎麦の実入りバゲット)を追加してスプレッドをつけていただきました。私はスライスパンよりバゲットのほうが気に入りました。

お腹が落ち着くとデザートは別腹。Coffee Eclair$3.50と Coffee$2.50注文しました。コーヒーカスタードがたっぷり詰まったエクレアはカンヌで食べたエクレアよりもおいしかったです。

このお店はテーブルごとの担当はいなくてパンコーナーとテラスとテーブルとを3人の男性と2人の女性が交代でまわってくれているようでした。注文をとってくれたのはラテン系の男性、注文した品を持ってきてくれたのは白人のおとなし目の男性、そしてデザートやお代わりのコーヒーを持ってきてくれたのは元気の良い女性でした。
彼女の笑顔と気配りは店員の中で抜群でした。コーヒーは半分飲んだころを見計らって「お代わりのコーヒーが欲しくなってきたころじゃない?」とやってきて、私たちが一旦断ったのに、「淹れたばかりだから、飲みたくなったときのために、一応入れておくね」とさらりと嫌味じゃない言い方で入れてくれました。

テラス席の地面をハトがしきりにつついていました。良く目を凝らしてみるとテラス席のお客さんが落としたフライドポテトやパンくずを食べているようです。首を振って歩くユーモラスな姿にほのぼのしました。私たちがデザートを食べている頃にはテラス席の半分が埋まりました。12月に入っても気温が20度を超えているためでしょう。その中でも20代前半の若い女性4人組は肌の露出の高いタンクトップに短パンとビーチサンダルの井出達で、寒くないのかしらと他人事ながら心配してしまいました。

土曜の午後をのんびりカフェで体力の充電ができてよかったです。

2008-12-03

Salt Creek Grille

LAX(ロサンゼルス国際空港)の南El Segundo市のモールにあるSalt Creek Grille restaurantに行きました。

Grilled Portbello Mashroom Sandwich$9.95は四角いバンズに具を挟んだバーガーです。グリルした肉厚で味のあるポルトベロと赤パプリカをバルサミコソースにディップしてあり、溶けたモツァレラチーズと挟んでありました。野菜の甘さとバルサミコの酸っぱさとチーズの塩気とのバランスが良かったです。サイドのガーリックフライは冷凍でないフレンチフライにハーブと揚げニンニクとちりめんじゃこがまぶしてありおいしくてお腹がいっぱいでも手が止まりませんでした。

Stuffed Jidori Chicken$15.95は甘いとうもろこしの粒とマッシュルームのみじん切りと一緒に炊いたチーズリゾットがグリルした鶏肉の中に巻き込んでありました。メニューの表示を見て勝手に焼き鳥丼を想像していました。焼き鳥丼から程遠く、期待はずれだったけれど、こんがり焼いた鶏肉と甘みのあるご飯はおいしかったのでぺろりと食べてしまいました。サイドのズッキーニ、パプリカ、ニンジンの野菜のグリルにタブナード(オリーブのペースト)をつけると野菜にもろみをつけて食べているようでした。

このお店の自慢のグリルで焼かれたご飯はどれも美味しかったです。
サービスのお兄さんの態度もよく、気分良く食事ができました。