2008-04-27

ラスベガスをぶっつぶせ

原題「21」
前半は、金(学費)と女(恋愛)と夢(将来の仕事)の間で悩み、心が揺れ動く主人公が伺えます。
世界的なエリート校MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生でも、学生の悩みは万国共通です。ベンは志望するハーバード医学部への進学が頭脳では許されても、学費の工面ができません。女手一つでベンを育てて苦労しているお母さんにこれ以上の迷惑はかけられないとアルバイトをしています。けれど洋服店員のアルバイトで稼げる額では到底ハーバード大の学費は払いきれません。男子学生の多い理系大学に咲くかわいい花(女子学生)のジルに憧れます。地味で目立たないベンは彼女を校内で見かけても声もかけられません。ジルを遠くで見つめるだけのベン。抜群の記憶力と計算力があっても見かけは冴えなくて、友達二人はロボットオタクのベン。奨学金査定委員の先生との面接で、ベンはロボットコンテストの出場や学習実績をアピールしますが、先生が「そんな学生はこの学校で君だけじゃない」といわれて、落ち込んでしまいます。
私はこのとき、丁度collegeで確率・統計をとっており、映画の確率の授業で皆の前でさらっと発表したベンを見て、こんな問題よく解けるねえ、と尊敬し、MITにはベンのような学生がたくさんいるんだと、感心しました。それとMITの学生はオタクっぽい人が多かったので、隣で映画を見入っていた夫の横顔をちらりとのぞいて、夫がオタクじゃなくてよかったと安心しました。

中盤は、アメリカ東海岸と西海岸の対比でした。
MITのあるボストンはヨーロッパの町並みに近くビクトリア調の家が並びます。街の建物はレンガ造りで重厚な雰囲気があります。家や建物が4階以上あり密集しているので圧迫感もあります。対して、ラスベガスは、砂漠のど真ん中に造られた街だから、街の中心カジノホテル街こそ高い建物があるものの、その周囲は茫漠としています。近郊の家は木造平屋建てで庭にプールがある家もあり、お隣さんとは離れています。

東海岸で私が行ったボストン、ワシントンDC、ニューヨークは、今住んでいる西海岸のLAや旅行で行ったラスベガスと、住んでいる人の気質や言葉のなまりも街の風景も日本の関西と関東と同じくらい違っています。私は日本は圧倒的に関西派だけどアメリカなら西も東もどちらも好きです。

私はこの映画を見るまでブラックジャックのルールを知りませんでした。それでも映画を楽しめました。

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