2008-12-31

2008年を振り返る

この1年を振り返りました。

1. 私は大の旅行好きです。旅行中に知り合った人々、新しい食べ物、目を瞠った風景は全て心の宝物になります。
  • 1月 Las Vega, CA
  • 2月 Palm Springs, CA
  • 4月 San Jose, CA
  • 5月 San Jose, CA
  • 6月 San Jose, CA
  • 8月 Palm Springs, CA/Scottsdale, AZ
  • 9月 New York, NY
  • 10月San Jose, CA/ Barcelona, Spain
  • 11月San Jose, CA
  • 12月Scottsdale, AZ
2. 1月のThe Great Debaters から12月の「地球が静止する日」まで映画館で観た映画は51本でした。家から徒歩で行ける映画館があり、車で20分の映画館があり、デジタル上映が見られる映画館があり、映画館が身近に感じられるようになりました。その反面、家でDVDやビデオやテレビの映画を観る機会はずいぶん減りました。

Bestは順不同で
  • Wall-E
  • Body of Lies
  • 21
  • Traitor
  • Vicky Cristina Barcelona
  • The Great Debaters
  • Hancock
3. 旅行先で、又はロサンゼルスでおいしい食事をいただくと笑顔が自然に湧き上がります。
外食は1年で56回。週1回ペースです。

私のお気に入りは順不同で
  • Beer & Food: Gorden Biersh at Burbank,CA, Scottsdale,AZ
  • Beer: Heartland Brewery at New York, NY
  • Beer & Food: Faultline Brewery at Santa Clara, CA
  • Steak: Fleming's Prime Steakhouse & Wine Bar at Scottsdale,AZ
  • Pizza: Victorio's Restrante at North Hollywood, CA
  • Gumbo: Gumbo Pot at Los Angeles, CA
  • Korean BBQ: Wharo BBQ at Santa Monica, CA
  • Bisque: Vivolo's Chowder House at Monterey, CA

2008-12-22

Bar Hayama

Santa Monica Blvd からSawtelle Aveをてくてく歩いて降りていった西側にBar Hayamaはあります。
2時半までランチタイム。5時に再開ディナーになります。

ランチには丼、弁当、定食があります。
私は牛ニンニク焼き定食を選びました。
四角いお皿は縦2横3の6つに区切ってあり、左から時計回りに、牛のニンニク醤油焼き、海老と野菜のてんぷら、デザート、ポテトサラダ、天液、マグロと鮭のお刺身の順に盛っていました。それにご飯とお味噌汁とサラダがついて$16でした。
柔らかい牛肉とパリッと揚げたニンニクは対照的な歯ごたえでした。てんぷらの海老はぷりぷりでカボチャはほくほくで素材の風味が活かされていました。ポテトサラダは角切りのジャガイモときゅうりにハーブが塗されてさっぱりといただけました。お刺身は新鮮で臭みがありませんでした。ご飯は玄米ご飯と白いご飯が選べます。サラダは醤油ドレッシング、お味噌汁は豆腐とわかめが入っていました。おかずの組み合わせと味付けのレベルが高くおいしくいただけました。

2008-12-21

Australia

第2次世界大戦下のオーストラリアを舞台に冒険、恋愛、家族、アボリジニの文化と盛りだくさんの2時間45分の映画です。
オーストラリア観光のプロモーションビデオとして使えそうな場面もありました。

上演時間が長く内容が濃いため、
イギリスの貴族の娘として何不自由のない環境で育った我儘サラ(ニコール・キッドマン)の自分探しの旅として観る、
アボリジニ文化と移民の文化と対比をして観る、
サラとカウボーイのドローバー(ヒュー・ジャックマン)の恋愛ドラマを観る、
とテーマを絞ってみれば飽きないでしょう。

地球が静止する日

地球を汚染し続ける人間を排除して新生地球を造るためにやってきた地球外生物は球体と一つ目ロボットと人間の姿を借りたクラトウ(キアヌ・リーブス)。クラトウを通じて人類を守るために地球外生物の説得を図るのが生物科学者ハンナ(ジェニファー・コネリー)。ストーリーが現代のノアの箱舟です。

CG映像が綺麗です。内部から光を出す球体。シンプルで気味の悪いロボット。球場やビルが大群の虫に飲み込まれ灰となって崩れ落ちるシーン。目を奪われました。

地球環境の危機をテーマにしていて、生物学者をヒロインに持ってくる辺りまでは納得できます。しかしハンナがWe can change. We will change.とクラトウに繰り返すだけで地球外生物の説得ができているとは到底思えません。ストーリー展開が役者の説明で繋がれていて、具体性がないため、実感のわかない作品でした。

2008-12-19

RUEN PAIR Thai Cuisine

Hollywood Blvd/Western Ave から東にThai Townがあります。因みに西はLittle Armeniaです。
Hollywood Blvdを東に向かって北側にレストランが何軒か固まっている小さなモールがあります。以前夫とRed Corner Asia Thai restaurantに行きました。今回は友人Fちゃんのお勧めレストランRuen Pair(水辺の東屋)です。

私がこれまでに何度かタイ料理を食べた経験があるのを知っているFちゃんは、新しいメニューに挑戦してみませんかと提案してくれました。私がその提案にのると、Fちゃんは私の好みや食べられる辛さの程度を尋ねて、メニューからさくさくと3品選んでくれました。Papaya Salad with Raw ShrimpとFried PorkとRice Noodle with Red Sauceです。それにポットの菊花茶。全部で$23.49でした。

Papaya SaladはFちゃんの一押しで、この店に来るたびに食べるそうです。熟す前の青いパパイヤを千切りにして干し海老とピリ辛醤油ドレッシングで和えています。辛いけれどパパイヤの酸っぱさと横に添えられたキャベツの甘みがじんわりと口に広がります。皮を剥いた生の海老が開きにしてのせてあります。

Fried Porkは甘辛のタレにつけた太い短冊切りの豚肉をからりと揚げてあります。添えられたゴマニンニクベースのソースに浸して食べます。お肉が柔らかく甘いです。

Rice Noodle with Red Sauceはベトナムのフォーと同じお米の麺で作られたラーメンでスープはタイ風の酸っぱくて辛い味です。赤い汁にお米の麺が染まって梅干のような赤ピンクになっています。さつま揚げ、わかめ、魚だんご、鳥の血の入った豆腐など具沢山でドンブリの麺を具が覆っていました。お汁によって麺が延びず最後まで腰のある麺が食べられるのが不思議でした。

菊花茶には甘みがつけられています。
辛い食べ物と甘いお茶とを交互に口にしているうちに注文した3品を全部食べてしまいました。
辛さは3段階に調節でき、今回は中くらいにしてもらいました。中は唐辛子の辛さと食材の味わいが活きるラインです。一番辛いとタイ人のFちゃんでも胸焼けがして、一番辛くないのは味が単調でおいしくないと言っていました。

サーバーは二人いて、若いお姉さんは英語とタイ語、中年のおばさんはタイ語のみの対応でした。Fちゃんがタイ語でやりとりできるのを良いことに私はサーバーのおばさんのお客さんとしての眼中に入っていませんでした。Fちゃんがメニューをぱっぱと判断して注文してくれたり、食べている間はポットのお茶を湯飲みに注いだりラーメンを取り分けたりと気を配ってくれたので、お姉さんもおばさんも出番はありませんでした。

Fちゃんの会話は気が利いてて面白く、時が経つのが早かったです。ご飯もおいしくいただけました。

Holiday Toast at Mauro Cafe

Hちゃんのお誘いを受けてMauro Cafeに行きました。

会は5時から7時まで。しかし夫の帰宅を待って家を出たためカフェに到着したのは6時半でした。宴もたけなわかと思いきやカフェは満員で私たちの後にも次々とお客さんが入ってきました。

辛口でさっぱりしておいしいシャンパンとイタリアのクリスマスケーキのパンドーロが振舞われました。

二人用のテーブル席に夫と座っておしゃべりをしながら人間ウォッチングをしました。カフェにきた人たちは持てる雰囲気と身のこなし、そして着ている服のセンスを総合するとハリウッドの業界人たち、つまりテレビや映画関係の人たちでしょう。
7時ぎりぎりにやってきたA氏がその見本です。A氏は映画俳優やテレビ俳優をお得意さまとするヘアスタイリストです。彼に髪を切ってもらうと1回に付き300ドルは下らないのに、連日予約でいっぱいなんだそうです。

会は盛況で7時になっても終わりませんでした。Hちゃんとマウロさんに挨拶をすると、夫と私は楽しい気分のまま帰宅しました。

2008-12-18

Wine & Cheese Night

月に1度の間隔でアパートのコミュニティの集まりがあります。チーズやクラッカーのお摘みとワインやサイダーの飲み物が出されて、古い住人とおしゃべりしたり新しい住人と知り合ったりする会です。

アパートに引っ越した当初は、挨拶をする知り合いもいず、チーズとドリンクを両手に取り込んだらそそくさと会を退出していました。

会の2回目、3回目でやっと挨拶が出来る顔見知りができました。けれど会話になると英語力に自信が持てず、数人に挨拶をすると突っ込まれないようにさっさと帰っていました。

そして1年が経ちました。挨拶以上の顔見知りができたから図太くなって会の最初から最後まで居座っていられるようになりました。英語力はLAなまりの省略しゃべりがなんとか聞き取れ相槌がうてるようになりました。

身奇麗で身のこなしが優雅なマダムやお料理好きで気配りのできるマダムなどお近づきになりたい女性として憧れの人がいます。来年の会でお話ができるようになればいいなあ。

2008-12-17

Assi Super Market

West 8th Street/ Oxford Aveの東側のモールにある韓国スーパーマーケットに社会見学に行きました。

出入り口右手から壁際にずらりと野菜・果物が並び、正面にレジカウンター、その奥に縦に冷凍食品・乾物・お菓子・調味料と棚があり、左手にはお弁当・お惣菜売り場、その奥に丼やラーメンが食べられるイートインコーナーがあります。

野菜・果物コーナーの表示が上からハングル・英語・日本語そして値段の順に書いてありました。シャとツやソとンが書き分けてあり、種別もレタス、キャベツと90パーセント以上が正しい日本語表記になっています。米系スーパーにあるジャガイモや玉ねぎといった基本野菜とアジア料理に良く使われるモヤシ、イボのついたきゅうり、白菜等がふんだんにありました。価格は低めで、山積みにされている割に傷が少なく新鮮でした。

壁沿いの野菜コーナーから続く冷蔵棚に豆腐・さつまあげ・厚揚げ・薄揚げがあり、向かいの冷蔵棚には白菜やきゅうりや沢庵といった漬物とがり(生姜の甘酢漬け)がありました。日本の漬物とキムチを代表とする韓国の漬物の冷蔵庫が分かれています。

縦列の乾物棚には干ししいたけ・かんぴょうからゴマ・松の実があり、海苔はごま油を塗った韓国海苔と油のない日本海苔があります。

お菓子棚の半分以上がポッキー、カル○ーのポテトチップス、コロンなどメジャーな日本のお菓子でした。

冷凍食品コーナーには生牡蠣、鰻、有頭海老と海鮮から肉類やコロッケやとんかつといった加工食品までありました。

調味料棚は醤油や酢のほかにポン酢、うどんの汁と日本のメジャー会社の焼肉のたれもありました。

お惣菜コーナーは自分でパックに詰める量り売りと既にパックや折りに詰めてあるものとあります。キムチの秤売りの隣にきんぴらごぼう、れんこんの甘辛煮、野菜の煮浸しも必要分量って買うことができます。

傍らのビビンバや豆腐チゲのイートインがなければ日系スーパーと勘違いしてしまうほど品揃えが豊富でした。
これだけたくさん揃っているのに買ったのは黄粉だけ。日本の黄粉は大豆を炒ってから粉に挽くところを韓国の黄粉は生の大豆をそのまま粉に挽きます。日韓の違いを頭に置いて買い物をすれば日系スーパーに行かなくても食材を揃えられます。

2008-12-14

オーガニック

アメリカのお野菜は栽培中に農薬は当然で、収穫後も薬をかけます。例えば、ジャガイモは芽が出ないように、トマトにカビが生えないようにといった処置をします。
私が野菜や果物を買う際に気をつけているのがオーガニック表示です。

いつもサラダ用野菜を買うお店の棚にほうれん草がありませんでした。陳列棚でほうれん草を探している私の横で風体卑しからぬ初老の白人男性がお店の若い女性に尋ねているのを漏れ聞くと今日はオーガニックほうれん草を切らしているとのこと。仕方ないなあといった様子で男性がオーガニック表示のないほうれん草をレジカゴに入れていました。
私が「ほうれん草ないんだって?」と男性に確かめると、レジカゴのほうれん草を「今日はこれにするよ」と指差しました。
私が重ねて「オーガニックじゃないけどいいの?」とお節介を焼くと、「いつもはサラダだけど、これは調理して食べるから平気」との答えに、絶句しました。
聞き違いかと「調理すると大丈夫なの?」と私もしつこく食い下がるとIt's fine.「大丈夫だよ、君もオムレツなんかに入れて食べれば?」と優しくアドバイスまでされました。

オーガニックって、そういう意味じゃないんだけどなぁ。

2008-12-13

Milk

自らゲイであることを告白してサンフランシスコ市議会議員に選ばれたハーヴィ・ミルクの政治人生を丹念に描いています。

今年の大統領選と同時に条例8「同性愛者同士の結婚の是非」の住民投票が行われ、結婚を認めない人が過半数を超えました。今回の映画の上映は盛り上がった政治話題に見事にヒットしています。

ハーヴィの活動はゲイの人たちの権利を守るだけでなくあらゆる人の偏見や差別をなくして公共道徳心を高めることになったという内容が伝わり映画としての見ごたえがありました。

Cadillac Records

ブルースのマディ・ウォーターズ、ハーモニカのリトル・ウォルター、ソウル歌手のエタ・ジェイムズが最盛期の音楽を作り出すチェス・レコードが舞台の1950年代のアメリカ版音楽の歴史映画。
ブルースやソウルファンにはたまらない映画になるでしょう。しかしドキュメンタリータッチでエンターテイメント性が低いため、音楽に興味の薄い人には退屈かもしれません。

マッドの妻の献身的態度やビヨンセの歌声に表舞台で派手に動く男性を支える女性の力強さが光っています。

2008-12-08

T&Y Bakery

The Grove/Farmers Marketにあるロシア風パン屋さん。

小さなショーケースには所狭しとパンとお菓子が並んでいます。北側は焼き菓子、西側はピロシキやチーズデニッシュのおやつ、南側にクリームがのったケーキ類がありました。

その甘い誘惑を振り切って店の奥の棚に並んだライ麦パン$3を選びスライスしてもらいました。

家でベーコンと野菜スープの添えにガーリックトーストにして食べました。ライ麦の酸っぱさと香ばしさがおいしかったです。

2008-12-07

ベランダ・ランチ

12月に入っても昼間の気温が20度を超えるロサンゼルス。週末は雨との天気予報も大きく外れて青い空に真っ白な雲が浮かんでいました。

関西人の血が騒ぐのか年に数回、猛烈にお好み焼きが食べたくなるときがあります。暖かくお天気も良いこの日のブランチはベランダでお好み焼きを食べることになりました。

お好み焼きの材料は全てアメリカの地元マーケットで手に入ります。キャベツ、小麦粉、卵、長芋、牛乳か豆乳かライスミルク、シーチキンか小エビの缶詰、鰹節、ベーコンかハム。お好み焼きソースだけは日系のマーケットで買いました。

夫に手伝ってもらってベランダに食卓と椅子を出して、日本から持ってきたホットプレートをセット。
ここからは夫の独擅場です。次々と外はかりっと中はふわふわの関西お好み焼きを焼いてくれました。1センチを超えるふっくらお好み焼きにお箸が止まりません。
青い空に白い翼を広げて飛ぶかもめを眺め、椰子の葉っぱの隙間からの風に吹かれて食べるお好み焼きはおいしかったです。

2008-12-06

BREADBAR

3rd Streetを西にてくてく歩き、Beverly Centerを横目に通り過ぎ、Ceders-Sinai病院の向かいにあたる場所にあるパン屋さん兼カフェです。中には4つのテーブル席、外に8つのテラス席があります。

注文したのはBreadbar's Breakfast Basket for Two$5.50と Double Cupptino$3.50でした。
ウェイターが持ってきたのはバスケットでなく何故か升でした。朝食バスケットは枡形の木の箱に紙を敷いて 5種のスライスされたパン(プレーン、カボチャ、チーズ、オリーブ、ナッツ)と3種のスプレッドとバターのセットです。スプレッドはPlain Hummus(ヒヨコマメのペースト)とSun Dried Tomato(天日干しトマトと粒オリーブのペースト)、 Pesto(新鮮なバジルと松の実のペースト)はどれも甲乙つけがたく、単独でもペースト同士を混ぜてもおいしかったです。パンをぺろりと食べたら、Buckwheat Ficelle$2.50(蕎麦の実入りバゲット)を追加してスプレッドをつけていただきました。私はスライスパンよりバゲットのほうが気に入りました。

お腹が落ち着くとデザートは別腹。Coffee Eclair$3.50と Coffee$2.50注文しました。コーヒーカスタードがたっぷり詰まったエクレアはカンヌで食べたエクレアよりもおいしかったです。

このお店はテーブルごとの担当はいなくてパンコーナーとテラスとテーブルとを3人の男性と2人の女性が交代でまわってくれているようでした。注文をとってくれたのはラテン系の男性、注文した品を持ってきてくれたのは白人のおとなし目の男性、そしてデザートやお代わりのコーヒーを持ってきてくれたのは元気の良い女性でした。
彼女の笑顔と気配りは店員の中で抜群でした。コーヒーは半分飲んだころを見計らって「お代わりのコーヒーが欲しくなってきたころじゃない?」とやってきて、私たちが一旦断ったのに、「淹れたばかりだから、飲みたくなったときのために、一応入れておくね」とさらりと嫌味じゃない言い方で入れてくれました。

テラス席の地面をハトがしきりにつついていました。良く目を凝らしてみるとテラス席のお客さんが落としたフライドポテトやパンくずを食べているようです。首を振って歩くユーモラスな姿にほのぼのしました。私たちがデザートを食べている頃にはテラス席の半分が埋まりました。12月に入っても気温が20度を超えているためでしょう。その中でも20代前半の若い女性4人組は肌の露出の高いタンクトップに短パンとビーチサンダルの井出達で、寒くないのかしらと他人事ながら心配してしまいました。

土曜の午後をのんびりカフェで体力の充電ができてよかったです。

2008-12-03

Salt Creek Grille

LAX(ロサンゼルス国際空港)の南El Segundo市のモールにあるSalt Creek Grille restaurantに行きました。

Grilled Portbello Mashroom Sandwich$9.95は四角いバンズに具を挟んだバーガーです。グリルした肉厚で味のあるポルトベロと赤パプリカをバルサミコソースにディップしてあり、溶けたモツァレラチーズと挟んでありました。野菜の甘さとバルサミコの酸っぱさとチーズの塩気とのバランスが良かったです。サイドのガーリックフライは冷凍でないフレンチフライにハーブと揚げニンニクとちりめんじゃこがまぶしてありおいしくてお腹がいっぱいでも手が止まりませんでした。

Stuffed Jidori Chicken$15.95は甘いとうもろこしの粒とマッシュルームのみじん切りと一緒に炊いたチーズリゾットがグリルした鶏肉の中に巻き込んでありました。メニューの表示を見て勝手に焼き鳥丼を想像していました。焼き鳥丼から程遠く、期待はずれだったけれど、こんがり焼いた鶏肉と甘みのあるご飯はおいしかったのでぺろりと食べてしまいました。サイドのズッキーニ、パプリカ、ニンジンの野菜のグリルにタブナード(オリーブのペースト)をつけると野菜にもろみをつけて食べているようでした。

このお店の自慢のグリルで焼かれたご飯はどれも美味しかったです。
サービスのお兄さんの態度もよく、気分良く食事ができました。

2008-11-29

Mauro's Cafe at Fred Segal

Melrose Aveと Crescent Hights Blvdの交差点の南西にFred Segalショッピングモールがあります。
ヨガメートのHちゃんに誘われて、夫と一緒にモールの中のカフェに行きました。

パーキングに停めてある車はBMWにベンツにフェラーリ、、、と高級車ばかりでした。

カフェはオープンテラスがあり、壁板が白とブルーで統一されて清潔感のある作りです。
受付から中をのぞくと気軽に入るのをためらう雰囲気が醸し出されていました。カフェで寛ぐお客さんは素人目から見ても高級と分かる服を着ています。どこかの業界に所属している人々かしらとの予想通り、Hちゃんと親しげに挨拶していたGさんはスポーツカメラマンで、オーナーのマウロさんと話していた小粋なおじさんはテレビ業界の人でした。

マウロさんはイタリア出身です。ガールフレンドのHちゃんは英語よりイタリア語が得意で二人で話すときはイタリア語。二人はとっても仲良しです。

イタリアにこだわったお店の食べ物はアメリカ風にアレンジされておらず、カフェのサンドパンはお店で焼いたフォカッチャで、お料理はマウロさんの弟がシェフとして腕を振るっています。デザートはNorthHollywoodのイタリアンパティシェが毎日届けてくれています。
スイカのグラニテはスイカそのものの甘みが生かされてするすると喉を通りました。Hちゃんは真夏のグラニテが爽快で、今まで飲んだ中でシチリア島で新鮮な果物を目の前で搾って作ってくれたグラニテが最高だったと教えてくれました。
夫のダブルカプチーノはブラウンシュガーをミルクの上にかけて、程よく砂糖が溶けた頃に飲むとコーヒーの苦味とあわ立てたミルクの甘みと砂糖のシャリシャリ感が口の中で渾然一体となって味わえたそうです。
ピーチクランベリータルトは甘くないカスタードクリームとモモの甘みとクランベリーの酸味があとをひくおいしさでした。
マウロさんともアメリカの大きくて甘すぎるケーキ類はいただけないと意見が一致しました。

2日続けてイタリアンを楽しみました。

2008-11-28

Victorio's Ristorante

我が家のお気に入りのイタリアンレストラン Victorio's Ristorante に行ってきました。

前回はピザを To Go(お持ち帰り)、今回は中でお食事です。
店に入るとカウンターからおじさんが爽やかに挨拶。好きなところに座っていい、と言われたので窓際のソファ席を選びました。

席に座るとおじさんが飲み物の注文を尋ねてきました。イタリアンソーダのバナナ味を試してみました。イタリアンソーダはクラブソーダに果物味のシロップで味をつけます。コーラやジンジャーエールよりも甘さが抑えられており、ソーダによって口の中がさっぱりとして飲みやすかったです。

セミロングの金髪を下ろしたお姉さんからメニューを受け取って、あーでもないこーでもないと迷って、マッシュルームとクリームソースのパスタとチキンピザLサイズにしました。
クリームソースはチーズと生クリームがたっぷりでほんのりと甘く感じられました。大きな茶色のマッシュルームを4つ切りにしたのがごろごろと入っていました。ガーリックトーストがふた切れ添えてあります。
ピザにはトマトペーストの上に削ぎ切りした鶏肉とざく切りの生トマトと薄切り玉ねぎがぎっしりのせてあり、その上に置かれたモッツアレラチーズがとろとろと溶けていました。
パスタもピザもおいしくてお皿がきれいになるまで二人とも無言でもくもく食べました。

感謝祭の翌日

セール
感謝祭Thanksgiving Dayの翌日は Black Fridayと呼ばれています。クリスマスセールの 初日に当たるAfter Thanksgiving Saleは大勢の買い物客でごった返し小売店が黒字になるからだと言われています。
テレビをつけるとどのチャンネルでもセールの宣伝をしています。「あら、歳末大売出しが始まるのね。」と暢気に画面を見て、驚きました。セールの開始時間が明け方4時は大人しいほうで、夜中の2時からのお店もあったからです。私は見間違いかと慌てて見知ったお店のオンラインをみると、「夜中3時から開始し限定商品が売切れ次第お仕舞い」とか、「朝6時から10時までのご来店だと20% Offから40% Off」とか書いてありました。
帰宅した夫に興奮気味に「セールなんだよ」と訴えてもびくともしませんでした。私も内心セールだからなんだって思っていたところもあったので興奮がさっと冷めました。
結局これといって特に欲しいものがない私たちには関係のないイベントでした。

正しい休日の過ごし方
休日になると映画を観にいく我が家。感謝祭の休日も1日目は大人しく家にいたけれど、2日目は適当な時間に起きて身支度してGlendoraへ映画を見に行きました。平日は目覚めて準備して出かけるまでに優に2時間弱かかるのに、映画に行くとなると布団から戸口まで1時間余な夫は根っからの映画好きです。私もいそいそとサンドイッチやおやつを用意してちょっとしたピクニック気分です。

多用
Bath & Body Works, Bed, Bath & Beyond, Ikea, Goodwillと細々とした用事を一つづつ片付けていく。全部が終わって家に帰ったら達成感でいっぱいでした。すっきりした。

トランスポーター3

運び屋のフランク(ジェイソン・ステイサム)の3作目。今回もジェイソンの肉体アクションもカーチェイスも決まっていました。
ボンドと同じイギリス人のフランクは白いシャツに上下黒のスーツに細身の黒いネクタイをビシッと締めて激しい立ち回りをします。立ち回りでシャツやスーツが服が汚れたら車のトランクに詰めてある上下丸ごとセットに着替える几帳面なところがあります。
愛車アウディも健在です。

欧州のある国のお姫様じゃなく赤毛のお嬢様の化粧は目の周り真っ黒、顔はそばかすだらけで全然美人じゃないけど、画面で動いて笑うとかわいいです。

1作目で仲良くなったマルセイユの刑事さんも出てきます。フランスのウィットの詰まったほのぼのとしたフランクとの会話と事件を追う刑事の鋭い観察眼と切れる頭のギャップでいい味だしてます。

2008-11-23

007/慰めの報酬

全編通じてボンドが痛い!アクションでいっぱいです。
ダニエル・クレイグのボンドになってから、身体を使った演技があちこちで見られます。壁に激突、ロープで宙吊り、階段飛ばし降りとスパイなんだかスポーツマンなんだか分からないほど。スタントか本人かと観ていたら圧倒的に本人が出ています。
ダニエルが格闘アクションで頑張れば、カーチェイスは前菜で、ボートのシーチェイスは魚料理、飛行機のエアチェイスのメインディッシュと海空陸の所を選ばないフルコースアクションはアクション好きにはたまらないでしょう。最初から最後まで息の詰まるアクションの連続で呼吸を忘れるほどです。

イギリス人ボンドには服の着こなしに隙をみせる着崩しや甘さを作る外しはありません。黒のポロシャツには白のパンツを合わせた軽さのないリゾートウェア。真っ黒レンズに金縁のサングラスが更に重みを加えます。オペラにはオーダーメードの黒のスーツに白いカラーと蝶ネクタイで正装します。袖口のカフスボタンで隙を見せません。
激しい闘争で白いシャツが血で汚れても、黒いスーツが埃と汚れでドロドロになっても、背筋を伸ばして何事もなかったかのような涼しい顔で歩く潔さが良いです。

男性には厳ついボンドも女性にはプレイボーイとジェントルマンが発揮されます。
イギリスから迎えに来たボンドガール2にはたった一言と袖口のカフスボタンを一つ外すだけで落としベッドに直行させて、危険な目にあわせたボンドガール1がちょっと寒さで震えるとさっとジャケットを脱いで彼女に羽織らせる。男性への態度は冷たく硬いのに女性への態度の一つ一つがスマートで甘い、その落差がほろっとさせます。

ダニエル・ボンドの次の作品が楽しみです。

2008-11-19

dyson ball dc24 has arrived

遂に我が家に dyson がやってきました。



これまで数々の噂を耳にしながらも、その重さと騒音と価格に買いあぐねていたのですが、新たにラインナップに加わった dyson ball を Bed Bath & Beyond の店頭で見て、そのコンパクトさと機動性に感銘し、遂に決意しました。
店頭価格 $399 から BB&B 20% off coupon を組み合わせて、$319.20+tax の超お買い得。
dyson の吸引力はそのままに、ball のお陰でどこでもスイスイと転がってくれる優れものです。
連れ合いも大満足の様子で、このホリデーシーズン一番の我が家のスペシャルギフトになりました。

2008-11-09

The Haunting of Molly Hartley

ジャンルはホラー映画、中身はアメリカのティーンアイドル映画です。

2008-11-08

ワールドオブライズ

Gang of New York, The Aviator, The Blood Diamondと良い映画に出演し、良い演技を発揮するレオナルド・デカプリオに私は魅入られます。早くアカデミー賞をとって欲しいです。

CIAのフェリス(ディカプリオ)がテロリストのアリ・サラムを追ってサウジアラビア、ヨルダン、カタールと中東諸国を飛び回り命を削る活動をしている一方で、ボスのエド(ラッセル・クロウ)はアメリカの参謀本部でその活動を空から見つめるだけです。フェリスの報告を受け答えしつつ、エドは娘の小学校の送り迎えや夜中に起き出した息子のトイレの世話をします。
家庭では良き父親となり子供の世話をし昼間はオフィスで勤務をする人と、緊張を抱えて一瞬先の命の保証のない中東の戦場にいる人との対比は、今まさしくアメリカの抱える現状です。

ヨルダンの情報局長のハニ(マーク・ストロング)は食えない男です。ヨルダンとCIAがテロリスト捕縛のために手を組むことを楯にフェリスはハニからも任務を言い渡されます。敵の敵を味方につけたり、相手のわずかな心の隙をついて自分に有利な方向へ話を導いたり、部下が失敗すると容赦ない制裁を加えたりとハニは冷淡でずる賢い性格の持ち主です。ハニは家庭で子供は可愛がるけれど世話はしません。ハニと妻子の食事は別で、ハニの身支度などの世話は妻がします。
エドとハニの気質と二つの情報組織の体制の違いはキリスト教徒とイスラム教徒、米国と中東の国の違いです。米国と中東は歴史的にも政治的にも大きく違いすぎて、どちらが良いか悪いかで比べられるものではありません。

フェリスはイラクで活動を共にしていた相棒を目の前で失い、自分も幾針も縫う傷を負います。フェリスは手術で運ばれたカタールの米軍基地で心と身体の傷も 癒えない内に次の任務を言い渡されます。エドは次々と任務を伝える度に、一つの任務が終わったら本国に帰りたいというフェリスをなだめます。任務が遂行するとエドは約束通りにフェリスに本国へ帰るよう命ずるのですが、、、。

フェリスは任務中のヨルダンで犬に咬まれてしまい、民間の病院で治療を受けました。その病院のイラン人看護婦のアイシャ(ゴルシフェ・ファラーニ)の聡明さと美しさに一目惚れします。
ゴルシフェはコーヒー色の肌と黒い髪と黒い目を持つ目鼻立ちのくっきりした美人さんです。
私の周りにも中東美人さんたちがいます。イラン人のIちゃんは欧州系の顔立ちでこげ茶色の肌をしています。鼻が高く、まぶたはくっきり二重で、黒い髪は艶のあるストレート。物事の考え方が論理的、数学が得意で確率統計の勉強会では率先して学習をリードしてくれました。
同じくイラン人のMちゃんはアジア系の顔で、真っ白な欧州系の肌にピンクの頬をしています。小さいけれど形の良い鼻と切れ長の一重瞼で瞳は濃いグリーン、髪はふわふわのカールをした黒です。日本人と同じで第2外国語として中学校で英語を習い始めて、大学で英語は専門ではなく、大学を卒業後米国に来て3ヶ月に満たないのに私と出会ったときはアメリカ生まれアメリカ育ちじゃないかと思うくらい英語が堪能でした。
トルコ人のKちゃんはMちゃんと同じくアジア系の顔立ちで、色白の肌に地中海のような青い瞳で髪は明るい茶色。はにかむように笑った顔が可愛いKちゃんは手先が器用で手作りのバックや手編みのセーターを身につけていました。料理とお菓子作りも得意で授業に何度か差し入れしてくれたおやつは美味しかったです。
アジアと欧州が融合した中東美人さんたちを見ていると、日本人の間で流行っている美白化粧や茶髪が嫌らしく感じられます。

アイシャと親しくなろうとフェリスは言葉や態度で示します。イスラムの国ですから外でお茶をするだけでもアイシャとフェリスは好奇の的になります。やっと家のディナーに招待されてもアイシャの結婚した姉と同席です。フェリスは姉の詰問にもめげずに応対して甥っ子たちとも仲良くなりました。姉からアイシャと打ち解ける許可を得て晴れ晴れとした気持ちでフェリスはアパートを去ろうとします。別れる際にアメリカ人の習慣でアイシャと握手をしようとします。アイシャも手を出しかけたのですが、直ぐに引っ込めます。フェリスが見上げると姉だけでなく近所の女性たちがみんな家の窓から顔を出して二人を見ていました。
フェリスの恋路は長いけれど二人の心が着実に近づいているのが見えました。

アメリカと中東、この水と油のように違う国の相互理解の鍵は、アイシャとフェリスにあり、二人の歩み寄りのように二つの国が差異を認めて互いに近づく努力をすれば、平和への道が開けると、この映画は伝えていると思いました。

2008-10-19

JJ Bakery

210号を降りてBaldwin Aveを南に下り、Fairview aveの東側の小さなモールにあるケーキとパン屋さん。
店は日本のケーキ屋さん?それともパン屋さん?と疑いたくなるような品揃えです。ショーケースのケーキは色とりどりの果物をのせたタルトにスポンジケーキ、隣はロールケーキが並んでいます。パン棚には食パンからアンパンまで揃っています。
デザートにIced Honey Black Tea$1.50 Green Tea Mochi$2を購入して、店内にある喫茶コーナーで食べました。お茶はウーロン茶と紅茶を混ぜて蜂蜜で甘くした味。大福は抹茶スポンジ、抹茶クリーム、抹茶ゼリーが入っていました。
次々と入ってきてパンやケーキを買っていく中国人のお客さんたちで混みあっていました。夜8時まで商品が持たない勢いで売れていきました。

Din Tai Fung 鼎泰豊

ArcadiaのWestfield Mallを南に下ったところにある小龍包が名物の飲茶屋さん。
お昼休憩をとって5時から夕食の再開をするとHPに書いてありました。4時45分にお店のドアを開けると狭いロビーにお客さんがいっぱいになっていました。慣れたグループはオーダー表に書き込みをして待っていました。

5時に「お店を開けますよ」と座席案内のお姉さんの声がかかり、中と外で待っていた人たちがぞろぞろと入っていきました。隣の席の中国人親子連れは着席早々、小龍包、季節の野菜(ブロッコリのニンニクソース)、焼き豚炒飯(炒飯の上にぶつ切りの焼き豚がのっている)の3品が運ばれてきました。
私たちが座ったらお兄さんがオーダー表をとりにきました。注文したのは蟹肉シュウマイ10個$9、魚のすり身シュウマイ10個$7.75、海老ラーメン$7.50でした。
中国茶は予めポットに入れて卓上にありました。お茶を飲み飲み待つこと暫し。ほかほかと湯気をたてているシュウマイが運ばれてきました。生姜の千切りが入った小皿に醤油と黒酢を入れて、シュウマイを浸して食べました。蟹肉がたっぷり入ったシュウマイと白身の魚のすり身に葱を混ぜたシュウマイはシンプルだけど素材の味が活きていて美味しかったです。ラーメンは塩味の透き通ったスープで白菜、ニンジン、筍の千切りがたくさん入っていました。どれもあっさりと薄味で食べやすかったです。

私たちが席に座って食べている間に満席になり、お会計を終えて店を出ると外に行列ができていました。

2008-10-11

主婦の休日

10月11日(土曜日)
朝早く夫をLAXに車で送り、帰宅しました。朝ご飯は昨日夫にと作ったサンドイッチでした。
10時からヨガ教室に行きました。インストラクターが熱心で生徒も興に乗り、1時間レッスンのところ、時計を見ると11時15分過ぎ。インストラクターがばたばたと片付けてレッスンメイトに「さようなら、良い週末を」の挨拶をして出て行くと、次のヨガレッスンの生徒が入ってきました。
私はメリハリのついたヨガに脱力して動けず。とりあえず水分補給と持ち込んだレモン水を飲み飲み座り込んでいました。5分早く先のクラスとは別のヨガインストラクター到着。
11時半からレッスン開始です。このインストラクターはあっさりさっぱりが信条なのか、定時の12時半に終了。
心地良い身体の疲れと汗を流しにスパへ直行しました。シャワーでさっと汗を流してジャグジーにドボン。腰と足に当たるジェットとブクブクと肩の周りを揺らす波が気持ち良かったです。10分ほどで身体の芯が温まりました。ジャグジーから上がって、水分補給をしつつ少し身体を冷まします。次はウェットサウナに行きました。もわっと暖かい部屋にはシュワシュワと細かい霧が立ち込めています。じっと座っていると始めは毛穴が開いてくるのが分かり、3分もしないうちに汗をかいてきます。全身の毛穴が開き身体が軽くなったと感じたときが部屋から出るタイミングと勝手に決めています。部屋から出ると水分補給をしてシャワータイム。頭からつま先まで汗を落としてさっぱりします。
爽やかな気分で家に帰ると2時近くになっていました。かれこれ4時間もジムに行っていたことになります。
カレー味のスープパスタでお昼を済ませると、Kさんにお電話をしました。
Kさんは話題が豊富で私の突然の振り出しにも柔軟に対応してくれる包容力があります。学校のこと、旅行のこと、ワインのこととKさんと話し出すと時間を忘れてしまいます。
課題の本を読んで、ふと顔を上げると日が落ちていました。慌てて洗濯をして、お昼の残りのスープパスタで晩ご飯。
夜は夫と私の親たちとチャットでおしゃべり。
ヨガとおしゃべりの合間に学校の課題をこなし、盛りだくさんの1日でした。好きなことを続けられるのは夫のお陰。感謝をしつつ眠りにつきました。

Trip to Orlando, FL

今日から一週間の予定で Disney World のすぐそば、Florida の Orlando に出張です。

2008-10-11:(1日目)朝連れ合いに空港(LAX)まで送ってもらう。土曜日の早朝ということで 20 分余りで到着。チェックインの時点で無事アップグレードも完了しており、出発までラウンジでゆうゆうメールの処理。オーランドまでの 5 時間足らずの空の旅をゆったり楽しむ。オーランド空港(MCO)着陸直前に、いつかは訪れてみたかったスペースシャトルの発射台にシャトルがそびえたつ姿を観ることができた。空港で同僚と合流しレンタカーでホテルに向かう。
今回滞在したのは仕事の会場でもある Orlando World Center Resort Marriott です。
LA とは 3 時間の時差があり、既に夕方。他の仲間とも合流した後、何故か日本料理レストランで夕食。一応日本人経営の様子ではあったが、所謂アメリカ人受けを狙った趣向のレストラン。食事の中身は云うに及ばず。

2008-10-12:(2日目)朝から会議。翌日以降の打ち合わせなど比較的平和な一日を過ごす。懸念していた問題もとりあえずなさそうな様子。夕食も静かにホテルのレストランで済ませた。嵐の前の静けさでなければ良いが。。。

2008-10-13:(3日目)と思ったら起きるのがトラブル。システムテスト中に問題発生の知らせ。会議も上の空に頭の中はトラブル対策。日本からの宿題もこなしながら、既にオーバーフロー気味。

2008-10-14:(4日目)いよいよショーの始まり。本番中はシステムチェックも行えず、ショーが終わってからの作業。電話会議も終えると危うく夕食も食べ損ねそうになる。またもホテルのバーレストランで済ませる。ホテルのレストランにしてはハズレがないのがせめてもの救い。

2008-10-15:(5日目)いくつかの会議の後、午後から再びショーの始まり。合間に他所のブースを見て回る。各種イベントも山場は過ぎた雰囲気で、夜はみんなで楽しくディナー。

2008-10-16:(6日目)午前中でホテル会場でのショーは終わり、撤収作業の後、AMC 会場で最後の上映作品 "Bolt"[IMDb] を観る。今回会期中最初で最後の鑑賞。夜はホテルでの Closing Banquet で無事お開き。

2008-10-17:(7日目)帰りのフライトは夕方6時過ぎということで、ゆっくり起床。レイトチェックアウトをたずねたところ3時まで OK ということで、今回の滞在最終日にして初めてプールとジャグジーで身体を解す。部屋に戻って出発まで再びメールなどを片付ける。

2008-09-13

寅福

Westside Pavillionの西側にある和食レストランに行きました。
羽釜で炊いたご飯がお代わり自由と聞き、ご飯が引き立つおかずをメニューを見たところ、豚のしょうが焼き、牛焼肉、焼き秋刀魚、とんかつ、ミックスフライ、と並んでいて、うーんうーんと3度くらい唸って決めたのがとんかつ$12、夫はミックスフライ$12でした。

久しぶりに食べたふっくら炊き上げた白いご飯はおいしかったです。夫は玄米ご飯を頼んでいたのですが、お茶碗一杯分でご飯が切れてしまい、2杯目は白いご飯で食べていました。
キャベツは千切りにしてありマヨネーズと食べるようになっていました。とんかつは肉が厚く衣がしっかりついていました。辛子ととんかつソースが添えられていました。これにわかめの味噌汁と漬物と小鉢がつきます。この日は切り干し大根でした。
夫のミックスフライには海老フライ、コロッケ、一口かつがお皿にのってきました。エビフライにはタルタルソース、コロッケと一口かつはソースで食べるようになっていました。お味噌汁と漬物と小鉢は同じでした。

お客さんは20代の若い人が多くカレッジの学生もいました。日本の味が懐かしくなるのでしょう。

ご飯が自慢のこのお店の白いご飯に、我が家の五目ヒジキ煮、切り干し大根、卯の花煎り、カボチャ・大根・茄子などの季節の野菜の煮物をおかずに食べたいと思いました。

児童書読み聞かせ会

Pico Blvdを西に向かって走り、Westside Pavillionに行くまでの南側にChildren's World Booksという児童書専門店があります。子供向けの本を常時8万点揃えていて、専任の相談員がいるというのが自慢のこのお店でハリウッド女優で児童書作家でもあるジェイミー・リー・カーティスによる新作絵本の読み聞かせとサイン会がありました。

会の開始から30分前に到着したときにはすでに読書会に参加する親子がぞろぞろと入り口から入るところが見え、会場の床の3分の1は親子で埋まっていました。
夫と私は会場に入っていく親子を横目で見ながら、サインを貰う本を選びました。文章がシンプルかつ軽快で印象に残る一言が加えてあります。テーマが自信、人種、成長、努力と親が子供に求めるものです。目を通した絵本全部欲しくなったけれど、ここは我慢。迷いつつ選んだのはI'm Gonna Like Meでした。

子供たちがころころと床に転がっている間を縫って会場の隅に陣取りました。係りの販売員が子供たちを前方の床に集め、大人は後方で見ているように指示をだします。ささっと親元を離れて前に座る子もいれば、親の手をとってぐずぐずとくっつく子もいます。子供は万国共通です。

やがてジェイミーが入室して始まりました。最初の10分くらいはこれまで出版した本の宣伝、それから読書会参加の注意です。ソファにひっくり返ってみたり、拗ねたり怒ったりの感情アクションをしたり、声色を使ったりと身体を使った表現はさすがに女優です。読書に入ると、声の調子、高低、強弱、緩急自在に文を読み分けていきました。全ての発音がはきはきと美しくハリウッド仕込の言い回しそのままでした。

読み聞かせが終わるとサイン会です。約100人の子供とその親たちの相手を初めのうちは景気よく、途中からお疲れ気味で最後は消耗し切った様子でした。
私の前に並んでいたのは日系3世と5世のおばあちゃんと孫。おばあちゃんの着ていたブラウスは日本の着物を仕立て直したもので、ピンクの花模様が可愛らしく、別布で仕立てたバックには茶色地に江戸時代の日記の一部が書かれていました。聞けばそのおばあちゃんのおばあちゃん、つまり一世が日本から持ってきた浴衣や着物や手ぬぐいを自分で仕立て直して使っているそうです。ジェイミーはその孫の記憶に残った難しい単語を本に書き、一緒に発音して、カメラに収まりました。
私の番になりました。サインをしてくれていた間、私の司書ネタを披露しました。子供のいない私たちはあっさりと終わってしまいました。

書店に戻ってじっくりと本を眺めました。「はなのすきな牛」のような古典絵本からエリック・カールやガース・ウィリアムスの挿絵が入った絵本を見つけて嬉しくなりました。移民国家のアメリカならではの各民族の絵本やイスラム教・仏教・ユダヤ教の宗教絵本もありました。何時間もいたくなるお店です。

2008-09-11

個人レッスン

きのこのぶろぐで恒例?の体験シリーズ。今回は真面目な話題。Tutoring(個人教授)を受けました。
8月に受けたTOEFLの結果が先週届きました。予想していたとはいえ、散々でした。致命的なのはSpeakingとWriting。この2分野にはかなりのてこ入れが必要です。次の受験まで効率よく学習をすすめる為に私は以前グループレッスンでお世話になった先生に個人レッスンをお願いすることにしました。

レッスンは5時から6時の間の約束でした。先生は4時45分に到着。挨拶もそこそこにレッスン開始です。
まず、見るも無残なテスト結果を先生に見せて現状を分析してもらいます。全分野の成績結果と寸評にざっと目を通して、強化すべきWritingと Speakingの評価はじっくりと読んでいました。その様子を見て成績評価表をコピーして渡したほうが良いと判断した私は、先生にコピーを渡すことを伝えて表を返してもらい、代わりに家で書き溜めていたWriting Tasksを渡しました。私がコピーをとっている間に英作文課題を猛烈な勢いで添削をしてくれました。

時間は5時。レッスン開始です。先生のボールペンの色は青、日本だったら真っ赤になって返ってきた課題作文はTOEFLのWritingでPBTの頃から続いている200題の課題から私がランダムに選んで書いたものです。動詞と前置詞の組み合わせ、冠詞、そして名詞の単数形と複数形は私自身が弱点と自覚しているにも関わらずなかなか克服できない(向上がみられない)ところです。ああ、またか、と気落ちをしていたら、「それは英語を第2言語としているアジア人によくある間違いだから、気にしなくていいわよ。(いえいえ、気になります)それよりも、丸で囲んだこことここ(とペンで紙上の文を指し示して)の視点が気に入ったわ。いい考え方だと思う。だから、その辺りをもっと膨らまして書くと字数も増えるし、説得力のある文になるわよ。そこから始めましょう。」と言われました。

先生が課題を読み上げ、それについての私の意見を口頭で述べると、先生が紙に書いてくれます。more detail もっと詳しく, explain it ちゃんと説明して, specific 具体的にと先生は書きながら指示を出します。私は指示に応じて、頭で文を組み立てて口から出します。英作文にSpeakingの練習を兼ねています。私の言った文を書き終ると、問題のある文を四角で囲みました。それを先生が「私ならこうするわ」と文章をしゃべりつつ、意味は残して全く違う文にしてしまいます。その劇的な変化は目を見張るばかりです。この調子で準備した6つの課題作文の内を3つを書くと60分経ってしまいました。先生のアドバイスに従うと実践的Writingの技術を身につけるのは簡単だそうです。

1つの作文に20分、300語。テストでは1つの作文に30分、300語です。いかに早く整理された説得力のある文が勝負の分かれ目です。ペースアップを図りつつ内容の濃い文章を書けるようになりたいです。

1時間レッスンの終わりに、テスト評価の反省と今後の進め方の相談をしました。そしてたっぷりと宿題も貰いました。内容の濃かったレッスンが終わると身も心もくたくたになりました。

2008-09-06

Victorio's Ristorante

旅行でアメリカに来る度に食べていたピザが、いざ住みはじめるとすっかり遠ざかってしまいました。住んでいるアパートの懇親会でたまに出させるピザはピザと呼ぶには悲しい食べ物で、これをピザを食べたとカウントに入れたくありません。そうなると前回ピザを食べたのはいつの日のことだったかと、遠い記憶になります。

このレストランはNorth Hollywoodにあります。Victory Blvdを西に向かって走りVineland Aveを横切る手前の小さなモールの中の家族経営のお店です。
お店のドアを開けると愛想の良い初老のおじさんがカウンターから挨拶をしてくれます。そしておじさんの横に立つおじさんそっくりの20才台の男の子と鼻と輪郭がおじさんと重なる20才台の女の子もニコニコ笑顔で挨拶をしてくれます。専ら客席に料理を運ぶのはお姉さんの仕事で、お客さんの注文を奥の厨房に伝えたり、飲み物を用意するのが弟くんの仕事でした。
レストランはこじんまりとしていて、テーブル席が10席、30人も入れば満席です。夕食時に覘くとテーブルの4人席はお客さんで占められていました。テーブルの上や床は清潔に整えられてトルコキキョウの花が飾られていました。

この日は夫も私も胃腸の調子がいま一つで、レストランで食べるより、ピザを持ち帰って家でゆっくりと食べたほうが良いと意見が一致しました。
注文したのは16インチの大ピザで野菜と鶏肉とアンチョビがのったVictorio's Specialと玉ねぎと鶏肉にクリームソースをかけたBiancaでした。
焼けるのを待っている20分間、持ち帰りのお客さんのために用意された椅子に座っているとおじさんが「お水を飲む?」と尋ねてくれて、喉が渇いていた私が「欲しい」と応えると氷とレモンを入れた冷たいお水をくれました。レストランのメニューを見ながら夫とおしゃべりをしてお水を飲み干した頃にピザが出来上がりました。

家のオーブンでピザを温めなおして食べました。手作り感いっぱいのピザはドウの外側がぱりぱりで中はもちもちでした。スペシャルはチーズの上に玉ねぎ、カラーピーマン、ほうれん草、トマトがどっさりとのっていて、ペパロニとアンチョビがアクセントになっていました。白ピザはチーズクリームソースがたっぷりかかっているのに予想したよりも口に重く感じられませんでした。胃腸が本調子でないといいつつ、おいしかったのでぺろりと1人辺り1枚の2分の1ずつ平らげました。

ここのピザは1枚注文するたびにピザチケットが1枚もらえます。このチケットを7枚集めるとどのピザでも1枚引き換えてもらえます。7枚のチケットを集めたいなあ。

Traitor

私はデンゼル・ワシントンよりドン・チードルが役者として好きです。デンゼルは天性のカリスマ性がありすぎて、私の目には偉そうしているように映ります。対して、お猿さんのような情けない顔が表情豊かで行動が淡々しているギャップがドンの魅力です。だからドンは天使のくれた時間の道の外れた天使役もスウォードフィッシュの人情溢れる刑事と並んで、ホテルルワンダや今回のtraitorのような社会派の主人公と、幅広い演技ができます。

少しのボタンの掛け違いが大きな惨事を生む恐ろしさを見せられます。
オマールが合衆国で集めた10人の自爆テロ立候補者は一見普通の市民です。ある人は真面目な学生、ある人は子供や家族思いのお父さん、ある人は仕事に忠実なエリート会社員。このような普通の人々がある日突然自爆テロ犯に豹変するのです。
アメリカはキリスト教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒、仏教徒と全ての信者に信仰の自由を保障しています。日曜日ともなるとクリスチャンの友人はミサに集まり、また敬虔なイスラム教徒のカレッジの先生は男性と握手はしないし、男子生徒が質問をするときはある一定距離に遠ざけます。それでも友人も先生もカレッジで誰にでも分け隔てない態度をとり親切です。
自分にとって身近な人や親しい友人が自爆テロ犯になるなんて予測は不可能です。ニュースを聞いた犯人の友人にとって晴天の霹靂です。

若いイスラム教徒たちの輪に入って宗教論と政治論を交わし、彼らの良心を焚きつけて自爆テロ犯に仕上げるオマールは、他人の命を奪わせる悪いことをしているとは微塵も考えません。アラーのために、他のイスラム教徒たちのために、自分に相応しいことをしていると信じて、フランス、イギリス、アメリカと場所を変えて次々と犯人たちを造っていきます。
物事の思い込みの怖さがじわじわと私の身体を包み、オマールが信仰を熱く語れば語るほど、私は薄ら寒くなりました。

映画が進むにつれてオマールの言動の薄気味悪さよりも、それを仕向けさせている金庫番のイクバルと参謀のサイールの態度に腹が立ちました。この二人のような性質の悪い人を成敗してくれる正義の味方よ、出てこーい、と念じながら見ていました。

Traitor

社会派作品での活躍が素晴らしい Don Cheadle ですが、今回はイスラム社会のアメリカ社会の狭間で生きる人々の葛藤を描いた新作 "Traitor"[IMDb] を観てきました。

イスラム社会とアメリカ社会のどちらに正義があるのかという話題をスレスレでかわしながら、ひとりひとりの心の葛藤に焦点を当てつつ、誰が何(人、国家、信条)に対する裏切り者 (Traitor) となっているのかを考えさせられる作品でした。

久々にスクリーンでみる Guy Pearce でしたが、髪を短く口髭あご髭を蓄えた姿に最後まで彼だと気付きませんでした。


ところで今回鑑賞した劇場は DLP による 2K Digital 上映だったのですが、RealD による 3D 上映設備も兼ねたシルバースクリーンに映写されたため、最後列でもまぶしいくらいの明るさで、画の階調がつぶれてしまっていた上に、画素の合わせ込みが悪く、白の輪郭が緑と赤で縁取られており、さらにラストクレジットでは文字の斜め線がギザギザに見えてしまうという最悪な映像で観ることになってしまいました。もしチケットを買って観ていたら「金返せ!」と文句を言いに行っていたかも知れません。殆どの観客はこんな劣悪な映像を見せられても、映像システムの問題であることには気付かないのでしょうね。フィルムの落ち着いた映像で楽しみたい作品でした。

Bangkok Dangerous

Nicolas Cage が暗殺者に扮したアクション作品 "Bangkok Dangerous"[IMDb] を観てきました。

世界中の街を点々としてきた暗殺者の今回の舞台はタイはバンコク。「自分が標的になる前に姿を消すこと」という自分自身の掟を自ら破ることになってしまった暗殺者の運命は?

まあテンポの良いアクション作品に仕上がっていましたが、有名俳優は Nicolas Cage のみというところがちょっと辛いところかも。

2008-08-31

Vicky Cristina Barcelona

Woody Allen の新作 "Vicky Cristina Barcelona"[IMDb] を観てきました。

数年前から製作の舞台を New York から London に移し、新たなバリエーションを楽しませてくれていましたが、今回の舞台は Barcelona です。

スペインという独特の空気の中で新たな人間模様が淡々と描かれる訳ですが、年を重ねても湯水のように溢れ出る奇抜なシナリオと、舞台を変えても相変わらずの安定した脚色ぶりにはただただ感心するばかりです。

今回は、Match Point 以降 Woody Allen のお気に入りになっている Scarlett Johansson に加えて、No Country for Old Men での怪演で一躍世界中に有名になった Javier Bardem を起用していることでも気になる作品です。

2008-08-30

Maison Michael

朝寝坊と休日のブランチはお疲れ波にどっぷり浸かった夫へのご褒美です。

3rd Streetを西に向かって歩き、Robertson Blvdを南に折れたところにレストランはあります。外のカフェは満員御礼。中には席がありました。

席に座ったらウェイターさんがメニューを出しながら飲み物を尋ねてくれました。お水を頼んで、メニュー選びに専念しました。次に水とパンを持ってきてくれて注文を聞いてくれました。注文したのはCrab Cake with Green Salad $14.50。
待っている間に食べたパンが皮はぱりぱり中がふっくらとしていて小麦の甘味がありバクバクと2切れも食べてしまいました。ふと横を見るとショーケースの中にパテがありました。このパンとあのパテと食べたらおいしさ倍増かも、と思い浮かんだ途端、即行動に移しました。Duck with Olivesのパテ$4.50を注文して席に戻ると、パテの周りにコンソメゼリーをたっぷりかけてくれて、トマトとオリーブを添えたお皿を持ってきてくれました。パテは想像していた鶏肉よりもハムに近く硬めに作っていました。
Crab Cakeが運ばれました。カリカリに固められたケーキにはふわふわ蟹肉が詰まっていました。お店のマスタードソースの相性もよく、夫のお皿はすぐに空になりました。追加で頼んだパンとパテを食べるとお腹が8分目になり、お店名物のケーキが食べられなくなりそうでした。
甘いものは別腹と言い聞かせてデザートを注文しました。ショーケースに並ぶ数々のケーキの中で、夫はチョコムースとカプチーノ、私はミルフィーユを選びました。メレンゲの上にチョコムースが花の形に絞ってあり削ったチョコレートをかけたケーキは見かけほど甘くなく大人の味だったそうです。私のミルフィーユはパイはナイフで切り分けられるほどサクサクで、カスタードクリームの甘さが控えめ、上掛けされたカラメルソースが甘さを調節してくれました。

ウェイターさんのサービスが手際良く、お店の居心地がいいため、お客さんの滞在時間が長めです。4人組の女性客から、2人の仲良しカップルから、2人の男の子を連れたお父さんからフランス語が聞こえてきて、アメリカにいるのを忘れそうでした。

食事でいっぱいになって脹れたお腹を抱えて家まで歩いて帰りました。良いお散歩でした。

2008-08-26

2008年夏旅行6日目

夏のバカンスもお仕舞いです。
昨夜のチェックインの際にチェックアウトの時間延長を申し出たら、延長ができるかどうか分からないといった返事だったので、9時に起きました。
朝食はテラスとプールが間近で見える席で朝の光を浴びながらいただきました。夫はバナナマフィンとフルーツ、私はデニッシュとフルーツ、そしてコーヒーとオレンジジュースです。

部屋に帰ると着替えてプールに行きました。
プールにはぎっしりとデッキチェアが置かれていました。ほどほど日陰のあるチェアを選んでタオルを置くとプールに入りました。
水は冷たい。日差しもスコッツデールよりは弱く感じられ、南カリフォルニアにいるんだなあと妙なところで納得しました。
チェアで一休みをしつつ見渡すとホテルの建物の造りがコロニアル調で壁が色褪せており一昔も二昔も前のリゾートホテルの雰囲気がしました。お盆過ぎに田舎の家の縁側から遠くなった青い空を見上げて秋の訪れを知り短い夏を惜しんだ気分になりました。

部屋に帰って荷詰めをしました。
チェックアウト後は真っ直ぐ家に帰らずにDessert Outlet Mallへ行きました。ギラギラ光る太陽に焼かれながらお買い物を済ますと、今度こそ帰途につきました。

家に帰る前にTrader Joe'sで最後のお買い物。6時半に家に到着です。
窓を締め切ってむっとする部屋に入ってもやっぱり家が良い。ホッとします。家の居心地の良さは外の生活をしなくては分からないでしょう。
おいしいご飯を食べて、プールで遊んで、たっぷり息抜きをした休暇もお仕舞い。楽しかったです。

2008-08-25

2008年夏旅行5日目

朝の空気は澄んでいて大きく呼吸をすると目がパッチリ覚めます。山々に囲まれたスコッツデールの景色が気に入りました。

この日も朝食後はプールです。
プールに浮かべた浮き板に仰向けに寝そべってアリゾナの空を見上げました。どこまでも青く澄んだ空に飛行機が横切ると遠くまで見上げていると感じられました。日本の青ともカリフォルニアの青とも違う、濃い水色の空でした。
砂漠の気候で湿気がほとんどないため、太陽に身体がチリチリと焼けていくのが分かります。プールの水をかけて身体を冷ましました。かけた水は10分もしないうちに乾いていきます。
プールには私たちと昨日にも見た老夫婦だけ。昨日はコーヒー色でドレープが入ったワンピースだったマダムの水着が、この日はゼブラ柄のワンピースに替わっていました。ムッシュの水着も昨日の茶色から深緑に替わっていました。マダムの水着の素材・色・形から高級ブランドを身につけているのが見て取れました。私はといえば昨日と同じ水着です。マダム修行はまだ先が長いです。

3時にはチェックアウトですから、部屋に帰って身支度を整えつつ荷物をまとめました。
チェックアウトをすると熱くなった車に乗り込みました。N Scottsdale Blvdを南下して、エクスプレスレーンでファッションスクエアを横切って、10号線まで一直線です。スムーズに移動したのは10号線の途中まで、フェニックスのダウンタウンを抜けるときに渋滞にはまってしまいました。帰宅ラッシュの渋滞はロサンゼルスもフェニックスも同じです。電車やバスの公共交通機関が整っていない車中心社会の表れです。ダウンタウンを抜けると車はすいすいと滑り出しました。

アリゾナ州とカリフォルニア州を分ける山間でにわか雨に見舞われました。遠くの山の上には黒い雲が重苦しく被さっていました。雲の合間に雷光のギザギザがはっきりと見えました。カラカラの砂漠を走っているとポツリポツリと雨粒が降ってきました。そして酷い雨。低くなった場所がたちまち沼地に変身です。更に沼と沼の間に川が出来て勢い良く水が流れているのが見えました。夏の花をつけたサボテンたちにとっては恵みの雨で身体いっぱいに雨を浴びていました。車を走らせていると突然雨がぴたりと止みました。止んだところからは雨なんてどこにも降っていなかったかのようにカラカラの砂漠が続きます。
州境の農業検察門をくぐるとカリフォルニア州に入ります。サボテンがにょきにょきと生えていたアリゾナ州の砂漠から一転して、葉っぱの変わりにとげの生えた背の低い木がぽつんぽつんと生えているカリフォルニア州の砂漠になりました。

雨が止んだところの州境の門をくぐる前のレストエリアで運転交代でした。夕日が眩しい砂漠の一本道を大型トラックを避けながら走っているうちに町が見えてきました。今夜の宿泊地Palm Springsです。
ホテルにチェックインする前にお気に入りのレストランBabeに行きました。

お腹がいっぱいになったところでホテルに行き、チェックインをしました。日に焼けた所為か身体が熱かったので珍しくエアコンをつけたまま眠りました。

2008-08-24

2008年夏旅行4日目

連日のお出かけで身体がぐったりしています。何もしない日があってもいいじゃないと同意して二人でぐーたら日和と決めました。ぐーたら日和は朝寝坊からです。
11時までの朝食に合わせて10時に起床し、ダイニングへ向かいました。朝食はコールドミールバフェ。コーヒーとオレンジジュースとパンを基本にハム、チーズ、野菜をいただきます。私はクロワッサンを、夫はクリームチーズベーグルを食べました。

部屋で食休みをして、着替えてプールへ向かいました。
ピーク時間を過ぎて、日差しが落ち着いたとはいえ、まだ肌をチリチリと太陽が焦がしていきます。乾燥した砂漠の気候にプールの水は身体に憩いを与えてくれます。リゾートプールらしくペアで乗れる8の字の浮き輪と水に浮かべて眠れる浮き板が置いてありました。私は浮き輪に挑戦しました。夫には輪と枕の間隔が小さすぎたみたいですが、私は輪に腰掛けると頭に丁度枕が来て快適です。夫は浮き板に乗り換えました。水の上を漂うベッドで気持ちよさそうです。5時を過ぎると家族連れが部屋に帰り、老夫婦はベッドでお昼寝、プールは二人の貸切状態になりました。

日が傾くとお腹も空いてきました。
車でお向かいのTrader Joe'sでお買い物。
荷物を部屋に置くとホテルの敷地内にあるFleming's Prime Steakhouse & Wine Barに晩ご飯を食べに行きました。

お腹がいっぱいになって部屋に帰ってきました。昨日と同じくお風呂に入って、ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ。やがてぐっすりと眠ってしまいました。

2008-08-23

2008年夏旅行3日目

2夜連続のドライブが効いて、身体が重たくて朝が起きれなくなるのを予想して、朝食はお部屋に持ってきてもらいました。
朝食の最終時間9時45分にドアをドンドン叩かれて起きました。寝ぼけ眼のままドアを開けると、爽やかな挨拶をしてサービスのお兄さんが部屋に入ってきました。ライティングデスクに朝食がのったお盆をセットして、一通り食事を説明するとスイッと部屋から出て行きました。
今朝のご飯はクリームチーズベーグル、グレープフルーツジュース、コーヒーです。1人前を夫と分けてお腹がいっぱいになりました。

旅行先にスコッツデールを選んだのはフランク・ロイド・ライトが建てたタリアセン・ウェストを見たかったからです。説明ガイドつきのツアーに間に合うようにホテルを出ました。
スコッツデールは周囲を山に囲まれた盆地です。夏の暑さは気温40度になり湿気が低いのでドライサウナに入っている気分です。平屋建ての建物が多いです。空が広く感じられます。

タリアセン・ウェストを後にすると午後5時。お腹が空いてきました。ホテルに戻らずにN Scottsdale Blvdを南下してファッションスクエアの南側にある商店街の中のイタリアンレストランへ向かいました。夕食はDigestifです。我が家のアパートメントのコンシェルジュのお勧めのレストランの一つです。

満腹になったら、ホテルの向かいのモールにあるTrader Joe'sに寄って、部屋飲みワインを購入です。ついでに私の好物のGinger Snaps(生姜クッキー)も買ってもらいました。

ホテルに戻るとお風呂に入り今日の汚れを落とします。ワインを飲み飲み、ベッドでゴロゴロ、そのうち爆睡です。

タリアセン・ウェスト

帝国ホテルをデザインしたフランク・ロイド・ライトが作った実験建築場のタリアセン・ウェストはスコッツデールにあります。
メイン通りのN Scottsdale blvdを北上してShea Blvdを右折、74通りから104通りを越えるとFrank Lloyd Wright Blvdに交差します。それを左に折れてTaliesenの看板を右折、道なりに丘を上ると突き当りがTaliesin Westです。

ライトの好きな赤を屋根や柱に、山の岩を壁として作られた平屋建ての建物は周囲の砂漠と違和感がありません。
2度の破産を経験したライトがアリゾナにやってきたのは70歳。ここで若い見習い建築家と家やコンサートホールを作る際の実験を行ったので実験建築場とも言われています。
アリゾナの夏は気温40度に達し人が暮らすには不向きなため、この場所は主にライト夫婦の冬の住まいとされました。対して夏の住まいがウィスコンシン州にあるタリアセン・イーストです。

ウェストにはライトのアトリエ、夫妻の住まい、リビングダイニング、社交場、コンサートホール、劇場の6つの建物があります。
ライトの3番目の妻は女優兼音楽家で社交的な性格でした。そこでアトリエと住まい以外は全て彼女の活動を頭においてデザインされました。リビングダイニングは明るく広々としていました。
ライトは人が立つのを嫌ったらしく社交場には60人の人が座れます。座った目線で美しい庭が見渡せるようになっていました。どの部屋も天井が低いにも関わらず圧迫感が少ないのは、椅子に座ることが基準にあり、全ての部屋の壁が最低限しかないからでもあります。現代こそガラスで囲まれた部屋は当時はキャンバスでできていて、必要に応じてキャンバスを下ろしたり上げたりされました。どの部屋にも火を使えるように暖炉が用意されていました。昼間はキャンバスを上げて風通しを良くし、夜はキャンバスを下ろして火の回りに集まり暖をとる。家はキャンプ場のテントのイメージです。
ライトの住まいは他の部屋と比べてこじんまりとしていました。衝立で目隠しをしたベッドはシングルサイズ。70才を超えたライトが昼間に横になったり本を読んだりする長いす。人と話をしたり手紙を書いたりするための机と椅子。これらの3つが置ける6畳間の大きさがライトの居室でした。
妻の部屋が隣にあり、6畳間のここも小さなベッドと机と椅子が置いてあるだけでした。夫妻の机は外に向けて置いてあり、庭と借景の砂漠と山がいつでも眺められます。
室内はヨーロッパ風、外観はアメリカの大自然に沿うように建てられているのに何故か通路は東洋風。中国の宮殿を写した陶磁器の置物が家の角々に置かれています。インテリアに木彫りの七福神。ライトの居室には日本の美術本がありました。妻の部屋は襖を模した柳と水の壁絵が飾られています。東と西の融合が図られていました。

カラカラに乾燥した赤と白の砂地にサボテンがにょきにょき生えている野原にぽつんと建っているタリアセン・ウェストは未だに建築家の卵たちの学習の場になっているそうです。

2008-08-22

Backstreet Brewery, La Quinta

アリゾナへの長旅の前の腹ごしらえと喉のいやしに Backstreet Brewery [GoogleMaps] に立ち寄りました。地元の素朴な雰囲気が楽しい Beer Restaurant で、8本のタンクで醸造されたオリジナルビールをタップ出しで飲み分けることができます。料理は家庭風の素朴なものが多いようで、ビールにぴったり合いそうなメニューが多く、手作りビールと手作り料理で気楽に楽しめるのがうれしいお店です。(店内は Lamppost Pizza とつながっており、ピザも楽しむこともできるようです。)

今回いただいたビールは、Hefe Weizen と Scottish Dark で、これにオーソドックスな Buffalo Wing と House Salad に Ranch Dressing。ビールと料理、何れも素朴な味で満腹満足の後は、酔いが冷めるまで連れ合いに運転を任せて一路アリゾナへ向かいました。

2008年夏旅行2日目

La Quintaの空はカリフォルニアブルーと呼ばれる浅い水色がどこまでも広がります。砂漠の真ん中なのでやはり雲は見えません。

朝食にホットメニューがついていました。パプリカとほうれん草で賑やかな色をしたスクランブルエッグにサルサソースとスレッドチーズをかけて食べました。フレンチトーストの入ったホットプレートが空っぽになっていて、蓋を開けて残念そうな顔をしていると小太りの中年のおばさんが話しかけてきました。「やっぱり朝はワッフルかフレンチトーストがなくちゃね」と。曖昧に返事をしているとおばさんが近くにやってきた従業員のおばさんにスペイン語でなにやら話をしました。中年のショッキングピンクのシャツを着たおばさんは私に向き直ると「あなたの分も新しくフレンチトーストを焼いてくれるように頼んであげたから、席に座って待ってなさい」と言いました。見た目派手だけど良いおばさんだ。出来立ての温かいフレンチトーストはフワフワでした。それにホームメードのイチゴがごろごろ入ったソースをかけるとおいしかったです。

到着時にチェックアウトを3時に延長してもらっていました。チェックアウトまで部屋でシャワーを浴びたり長いすで寛いでいました。
遅い昼食兼夕食は近所のビール屋さんで済ませて、スコッツデールへ出発しました。午後4時を過ぎても外は暑いままです。10号線には陽炎がゆらゆら揺れていました。夫がビール屋さんで飲んだ2杯のビールが醒めるまで私が運転しました。砂漠の一本道なので迷いようもなく安心して運転できました。

アリゾナに入る頃になると景色が変わり始めました。ニューメキシコ州サンタフェ近郊の砂漠とネバダ州のラスベガス近郊の砂漠とカリフォルニア州のロサンゼルス近郊の砂漠。これまで見てきた砂漠と今回のアリゾナ州フェニックス近郊の砂漠は違います。大きな違いは角張った岩山を背景に大サボテンが木のようににょきにょきと生えているところです。風雨に晒されて変形した岩山にモニュメントバレーを思い出しました。

日が傾いてくると運転交代。フェニックスに入った頃はすっかり夜になっていました。フリーウェイを降りて、スコッツデールのダウンタウンを抜けて、商業コンプレックス・ファッションスクエアを左に曲がるとN Scottsdale Blvdを北上します。背の高いビルはフェニックスのダウンタウンのみに見られて、スコッツデールは平屋がほとんどです。大通りに沿った平面にだだっ広いモールに驚きました。8時半過ぎにホテル到着。

ホテルにカバンを置くと夕食のお出かけをしました。行き先はGordon Biersh Brewery Restaurant。
N Scottsdaleをひたすら北上して101号線と交差する手前の西側のモールにありました。モールに入った正面に目当てのビール屋さんを見つけました。左手に見えるWhole Food Marketがでかい。こんなに大きなWFMは見たことがありません。NYのTime Warnerビルにあるお店より大きかったです。
ビールとお料理で気分がすっかり良くなりホテルに帰りました。

お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに爆睡は昨日と同じです。

2008-08-21

Homewood Suites by Hilton La Quinta

LA からアリゾナに向かう途中、Palm Desert の東よりにある Homewood Suites by Hilton La Quinta [GoogleMaps] に一晩だけ泊まりました。

到着したのは夜中の11時を過ぎていましたが、車を降りるとカラッとした熱気に包まれ、改めて夏の砂漠の真ん中に来たことを思い知りました。

お馴染み Homewood Suites の部屋作りで、キッチン、リビング、ベッドルーム、バスルームと何れも十分な広さと設備で、長期滞在でもたっぷり楽しめる作りです。

さらにプールとジャグジーはリゾート仕様のゆったりした作りでしたが、今回はもっと本格的なリゾートが後に控えているので、またの機会に楽しませてもらうことにしました。

ゆっくり遅めの Continental Breakfast いただいた後は、Late Check-out ぎりぎりの午後三時まで部屋に戻ってゆったり過ごさせてもらいました。

周辺にはカリフォルニアの砂漠の景色が雄大に広がるプチリゾートホテルです。

2008年夏旅行1日目

今日から2年ぶりの旅行に出発!と意気込んでも夫の帰宅後に出発予定。それまでは家の片付けと荷詰です。
夫はいつものように8時過ぎに帰宅。作っていたサンドイッチで腹ごしらえをすると出発です。疲れているのにパームスプリングスまで運転をしてくれました。フリーウェイは帰宅ピーク時を過ぎていたためかダウンタウンをスムーズに通り抜けられました。ロサンゼルス市内を出るといつも車で聞いているFMラジオが聞こえなくなってしまいます。そこでi-pod登場。夫がダウンロードしていたお気に入りの曲をかけ続けていました。10号線を延々と走り続けて夜11時半過ぎにパームデザートに到着しました。夜になっても気温が下がらずロサンゼルスよりも暑いです。車のドアを開けるとドライサウナに入ったようです。荷物を下ろすとホテルに飛び込みました。
夫がチェックインの手続きをしている最中、続々と小学生高学年から中学生くらいの女の子たちがプールから出てきました。夏休みの名残を惜しんでいるのでしょうか。
部屋はスイーツでリビングにはフルキッチンがついています。大きな冷蔵庫に持ってきたオレンジジュースと水を収めました。お風呂に入ってベッドでごろごろしているうちに眠ってしまいました。

Grandtour 2008-08: Palm Desert, CA and Scottsdale, AZ

2006 年末以来久々の、そして LA に移り住んでから初めての恒例の (?) グランドツアー。今回は週末をはさむ 5 日間の休暇を頂いて、何と灼熱のアリゾナ (!) に車で旅行することにしました。

アリゾナといえばちょっと裕福なアメリカ人にとっては避寒地として有名なことを知ったのは旅行計画を立てた後のこと。何とか車で行けそうな距離のリゾートホテルが格安で予約できたのでこちらに決めたのですが、それもその筈、週間予想最高気温は連日 40℃ 近い気温のようで、日の高い日中の走行は車も故障しかねないということで、日が傾き始めてから移動するように計画を練りました。

厳密なルートではありませんが、今回の大まかな移動行程は以下の GoogleMaps に示す通りです。


View Larger Map

2008-08-21: (一日目)夕方まで会社で会議に出た後、一旦帰宅してから軽く腹ごしらえをしてから、いざ出発。とっぷり日も暮れてからの移動ということで渋滞にも遭わず二時間余りのドライブでスイスイと最初の宿、Palm Desert 近くの La Quinta に到着しました。

2008-08-22: (二日目)前日までの仕事疲れを癒すために朝食終了ぎりぎりに起床。のんびり午後三時にチェックアウトした後、地元の Brewery で昼食兼夕食を済ませて、日が傾き始めてからのドライブ。それでもまだまだ暑い。延々雄大な砂漠の景色を楽しみながら California 州から Arizona 州に入る。州境を越えると同じ砂漠でも植生がコロリと変わるのに気付いて感激。西部劇で観たような景色の中をひた走り、四時間半程で今回の目的地 Scottsdale に到着。

2008-08-23,24:(三日目、四日目)人気の少ない高級リゾートホテルでのんびりリゾート気分を満喫。屋外は灼熱。屋内は天国。プールも天国。美味しい食事も楽しんで、二日間、あっという間に時間が流れる。

2008-08-25:(五日目)名残惜しく午後三時にチェックアウト。やはり景色を楽しみながら夕日を目指してひた走ること四時間半。帰路の中継地 Palm Springs に到着。

2008-08-26:(六日目)午後一時にチェックアウト。近くの Outlet Shopping Mall で買い物を楽しむ。四時過ぎに再び帰路につき、渋滞にも遭わずに二時間足らずで LA に到着。自宅近くの Trader Joe's で空になった冷蔵庫の中身を買い込んでから帰宅。

たっぷり英気を養わせてもらった五日間でした。

2008-08-20

Trip to Waukesha, WI

一泊二日の出張で Chicago の北約150km、Milwaukee の西にある小さな町 Waukesha[GoogleMaps] の映画館に行ってきました。

8/19: LAX -> ORD (UA68)

朝 6:30 の便で移動ということで 3:30am 起床。4:30 に自宅を出発し 5 時前には LAX に到着。

ところが、直前の機体変更により、事前に確定していた筈のアップグレードが一旦キャンセルされたとのことで、Red Carpet Club Lounge で PC をひろげながら暗い気分で搭乗時刻を待つ。

搭乗時刻になってゲートで搭乗券を渡したところエラーメッセージ。再度アップグレードができたようで、ORD までの 4 時間のフライトを、何とかくつろがせてもらうことができた。

ORD にはほぼ定刻 12:30 頃に到着。翌日の移動に備えてレンタカーを借りるにも、事前の手配ではどこの会社も Sold-out 状態で、一か八かで空港で探し回ることに。こんな時、ORD の不便なところはターミナル内にレンタカー各社のカウンターがなく、詳しい状況はいちいちシャトルに乗って各社のオフィスに出向かなければわからないというところ。最初に向かった National ではやはり Sold-out で、隣接する Hertz、Avis にも問い合わせてもらったところ何れも Sold-out とのこと。次に Enterprise に向かったところやはり Sold-out だったが、こちらは近隣の営業所にも問い合わせてくれて、そこで何とか1台の空きがあることが判明。空港までのシャトルはないが、空港営業所までの送迎はサービスしてくれるとのことで何とか車を確保。不必要に大きい SUV だったが贅沢はいってもおれず、この車で翌日の移動をすることにした。今夜の滞在先の Doubletree にチェックインしたのは 2:30 を過ぎていた。

日本からの仲間と連絡を取り、夕食は手近にホテルに隣接するステーキハウス Gibsons で済ませた。このステーキハウス、シカゴ市内に本店のある本格的なステーキハウスで、十分満腹満足で翌朝の仕事に供えることができた。

8/20: Visit to Waukesha, WI / ORD -> LAX (UA941)

訪問先の Waukesha は Chicago の北約150km、Milwaukee の西にある小さな町で、ORD からは約 2 時間程のドライブ。早朝の渋滞に巻き込まれながらも何とか予定通りに訪問。ばっちり打ち合わせも済ませて、夕方の便に間に合うように帰途に着く。

レンタカー返却前にガソリンを給油したところ、リッター換算で 5km/l 程度しか走っていないことが判明。こんな無駄な車を疑問もなく使っている米国の車事情、何かが間違っている。返却時にレンタカー会社に訪ねたところ、最近はガソリン高の影響でコンパクトカーから先に Sold-out するとのこと。

今回、いろいろと手間が掛かったこともあって、運転含めてかなりヘトヘトに疲れてしまった。

帰りの便は搭乗手続き時にもアップグレードが確定せず、半ばあきらめ状態だったが、搭乗直前ゲートにてギリギリアップグレードが確定。LAX までの飛行も順調で、予定よりも 30 分近く早くに到着したのは今回のトラブル続きの出張の中でも幸いだった。

2008-08-19

Gibsons Bar & Steakhouse, Rosemont, IL

Gibsons Bar & Steakhouse でディナーを楽しませてもらいました。
今回宿泊した空港(ORD)近くのホテル Doubletree Chicago O'Hare Airport に入っている便利なレストランですが、Chicago 市内にも店を構える人気ステーキハウスの Rosemont 店ということで本格的なステーキを楽しむことができます。

昨年、二週間余りこの Rosemont に仕事で滞在した折にも何度か訪れたのですが、今回時間も余りなかったこともあり、また手近にこちらでいただくことにしました。

今回いただいたのは、
  • Doouble Lamb Chops $37.75
  • Asparagus with Hollandaise $9.25
です。

Lamb Chops は Medium Rare でいただいたのですが、アメリカのレストランにしてはかなり Rare に近く、もう少し火を通してもらった方が、骨からの身離れもよくなって、美味しくいただけたかも知れません。次の機会があれば、もう少し火を通してもらうことにします。

Doubletree Hotel Chicago O'Hare Airport-Rosemont

今回の出張で泊まったのがこちら、シカゴ・オヘア国際空港 (ORD) 近くの Rosemont にある Doubletree Hotel Chicago O'Hare Airport です。

仕事でなければ余り縁がなさそうな位置にありますが、プール、ジャグジー、ジムなど基本的なリフレッシュ設備も完備している上に、本格的なステーキハウスも隣接しているので、是非上手に活用したいホテルです。

一応空港との間の無料シャトルも運行しています。

駐車場はすぐ隣のパーキングストラクチャで一日 $11 ですが、出入りするとその都度清算なので注意が必要かも知れません。

2008-08-17

Kado

The Grove/Farmers Marketにある寿司・鉄板焼きのレストランに行きました。お昼は弁当や丼があります。お店は2階にあり、中央のテラス席を挟んで北側が廻る寿司、南側が鉄板焼きとなっていました。北側の廻る寿司に入り、窓際のテーブル席に座りました。グローブでお買い物を楽しむ人たちを眺めていると料理を待つ間も苦になりませんでした。回転寿司コーナーで1人で寿司を握っているのは白人男性。厨房で働く人はヒスパニックが多いLAで珍しいなぁ、と思いつつ握る手つきを見ていました。

お弁当は鶏照り焼き、焼き鮭、とんかつ、チキンカツ等の8種類のおかずから2品選びます。おかずによって$15-$18になります。
仕切りの入ったお皿に選んだメインの焼き鮭ととんかつ、ポテトサラダ、きゅうりの酢の物を入れて運ばれてきました。それにお味噌汁とご飯がついてきます。サーバーの気のよさそうなお兄さんが味噌汁を最初に持ってきました。メインまで待っていたらお汁が冷めそうなので飲むことにしました。お湯を入れて溶かすだけのインスタント味噌汁の味がしました。メインの鮭はステーキグリルで焼かれていました。外側を香ばしく焼き付けて、ぱさぱさになりがちな魚の弱点をカバーしていました。それでも和食の焼き魚には程遠く、ソースをかけ忘れた洋食のグリルフィッシュを食べた感じでした。
とんかつは竜田揚げに近く、パン粉があまりつけられていませんでした。その上、衣にハーブが入っていました。肉の臭みをハーブで消したつもりなのでしょうが、とんかつソースをつけて食べると香りと味のバランスが悪かったです。夫も私もとんかつには辛子とソースをつけて食べます。けれどこのレストランでは辛子は運ばれてきませんでした。薄い肉のとんかつを1センチの細切りにして出されて瞬く間に冷めてしまいました。
お腹がいっぱいでもデザートは別腹。お店に上がる際にもらったデザート無料券を提示するとデザートメニューを持ってきてくれました。メニューに書かれたデザートの種類は日本食のお店で食べるデザートではありませんでした。クレームブリュレに決めました。
盛り付けの美しい本格的なブリュレにうっとりしました。味はこのレストランでご飯を食べることはもうないけれど、デザートなら食べてもいいと思うほどでした。

前日昼間から急にとんかつが食べたいと叫びだして夫を困らせていた私。夢にふっくらとした衣がついた肉厚のとんかつが出てきたほど食べたかったのです。出されたとんかつが期待外れで経込んでいた私を夫は優しく慰めてくれました。私の我儘に付き合ってくれてありがとう。休日の眠い朝からとんかつと叫んで起こしてごめんよ。次回はちゃんとしたとんかつを食べようね。

2008-08-16

La Brea Bakery

La Brea blvdを北上してWilshire blvdと3rd Streetとの間の東側にある小さなパン屋さんです。全米展開中のWhole Foods Marketにここのパンが置いてあります。お店の南側に駐車場がありました。

こじんまりとしたお店で5,6人お客さんが入るといっぱいになってしまいます。ショーケースがイの字に置いてあり、短いケースには焼き菓子とマフィン、長いケースの半分がサンドイッチとサラダ、残りの半分にチーズやソーセージを並べていました。ショーケースの上には、マフィン、アップルパイ、菓子パンがカゴに盛られてありました。壁一面の棚にいろいろな種類のパンが並べてありました。sourdough(サワーブレッド)もcurrunt(スグリ)入り 、ナッツ入り、全粒粉と数えると8種類。田舎パンはライ麦、全粒粉、ケシの実をまぶしたものと6種類。パリで買えそうな本格的バゲット。食べたことがないパン、食べてみたいパンがたくさんあり、注文の順番を待っている時間に決められませんでした。

お店にいたパン職人のおじさんは、細々とパンの素材と内容を確認する私に、嫌な顔もせずにパンの味や特徴を丁寧に教えてくれました。選んだのはパンドゥミと全粒粉サワーブレッドです。おじさんは程よい厚みにパンを切って、袋に入れて渡してくれました。

パンドゥミはトーストせずに一口齧るともちっとした食感で柔らかく、小麦の甘みが引き立ちました。軽くトーストすると香ばしくなり耳がパンの味を締めてくれました。サワーブレッドは酸味と小麦の甘みのバランスが良く、噛むと全粒粉の粒粒がプチプチと弾けました。パン自体に味がありバターやジャムをつけなくても食べられます。私はジャム、夫はピーナツバターをつけて食べました。おいしさが増しました。

他のパンも食べてみたくなりました。

2008-08-14

Wharo Korean BBQ

Lincoln blvdを南下してWashington blvdとぶつかる交差点の南の小さなモールにありました。外観は焼肉屋さんには見えないガラス張りの壁、その周りをテラスで囲っていました。
Wharo Korean BBQ [GoogleMaps]
閉店時間が気になるほどの夜遅くに行ったのに、テーブルは半分以上が埋まっていました。予約をしていてよかったです。迷いに迷って注文したのはカルビ$13.50、豚トロ$11.50、冷麺$10.50、うなぎビビンバ$10.50+$5でした。

お店の人が小まめに見に来て、食事の世話を焼いてくれて助かりました。カルビを持ってきたときは、網の温度を確かめて、野菜で網をこすって慣らしてから、適度な量のカルビを置いていってくれました。冷麺を運んできたときは、麺を切るかどうかを尋ねて、洗った跡のあるハサミでさっくりと4つ切りにしてくれました。石焼ビビンバも美しく具材を盛り付けた姿を見せて、テーブルに置く前にご飯を混ぜるかどうか尋ねてくれました。お願いすると、きちんとご飯を下から起して具がつぶれないように混ぜてくれました。網も汚れたら代えてくれ、代える際には前の残りのお肉やお野菜を移してくれました。お店で働いているのは男女とも若い人でした。英語が通じて愛想よくきびきびとした動作で世話を焼いてくれるので気分が良く食事ができました。

テーブルのコンロは本物の炭が熾してあり、お肉を焼くと油がよい加減で抜けて、炭焼きの香りがついてきます。お肉は柔らかく、カルビには甘ダレとピリ辛ダレ、豚トロにはごま油と塩ダレをつけて食べました。お肉を注文すると薄く切った餅と千枚漬けがついてきて、焼けたお肉をタレにつけて餅や千枚漬けに巻いてたべると口当たりがさっぱりします。
小皿はきゅうりキムチ、大根キムチ、白菜キムチ、モヤシナムル、ロメインレタスの醤油ドレッシングのサラダ、さつま揚げの煮物の5皿がついてきました。キムチは材料ごとに味付けが違うのが分かる適度な辛さでご飯がすすみ、夫に運ばれたお茶碗分まで食べてしまいました。
冷麺にはマスタードソースとお酢がついてきて、好みに合わせてスープの味を調節できるようになっていました。けれどスープそのものがおいしくて、ソースもお酢も使わないまま完食してしまいました。
石焼ビビンバは基本が野菜・ナムルで、牛肉、豚肉、チキン、魚(ツナ)、うなぎとトッピングが選べます。うなぎ以外の味は想像できたので、今回は冒険してみて良かったです。ふっくらとしたひつまぶしとカリカリおこげと双方の良いところ取りとなり、スプーンが止まりませんでした。

一緒にご飯を食べたお友達Sちゃんは気が利いてて、世話を焼いてくれるお店の人の先をゆく気配り上手でした。お肉をタイミングを計りながら焼く一方で、好きだといっていた冷麺をすすり、さらに心地よい会話で場を和ませてくれました。不快な言葉や態度が一切見られない育ちのよさと話題が豊富で幅広い教養を備えている彼女といると楽しいです。

Minorities to be Majority

先日の Minority Report の続編。あまり話題を偏らせたくないのですが、国家レベルの懸案となる興味深い将来予測が出たようなので...

米国の人口比、2042年にマイノリティが過半数を突破と

*元記事は、Minorities expected to be majority in 2050

ワシントン──米国における少数派の「マイノリティ」が、2042年には人口構成比の過半数を突破し、2050年には実質「マジョリティ」になると、米国 勢調査局が7日に発表した統計結果から予測されている。「マイノリティ」が「マジョリティ」になる時期は、2004年調査時よりも8年早まり、米国におけ る「マイノリティ」の増加が急速に進んでいることが明らかになった。

「マジョリティ」は非ヒスパニック系の白人、「マイノリティ」はヒスパニックやアジア、アフリカ系米国人などと定義されている。

国勢調査局によると、米国の人口は現在3億500万人。今後は増加傾向にあり、2039年に4億人を突破し、2050年には4億3900万人に増加すると予測している。

このうち、マジョリティが占める割合は現在66%と過半数を超えているが、2042年には過半数を割り込み、2050年までに46%に減少する見込みだという。

特に、ヒスパニック系の増加が著しく、現在の4680万人から2050年には1億3280万となり、人口比で現在の15%から30%と、米国人の3人に1人がヒスパニック系になるという。

ひとつの国家を構成する民族の人口バランスが急激に変化することにより人々の生活にどのような影響を及ぼすのか?
移民の国として発展してきた米国の歴史を振り返ると、各地域からの民族はそれぞれの個性を出して米国社会の中の役割を担ってきたとみることができます。ある特定の職業毎に代々○○系移民が多かったというのもその一例と捉えることができるでしょう。個々の移民たちは良くも悪くもそれぞれの民族持ち前の特技特徴を活かして米国の発展に貢献してきた訳ですが、裏を返すと半ば強制的(差別的)に社会の中のある特定の役割に固定されている民族もいるというのも事実かも知れません。しかも、時代が変わり産業構造が変わっても、平均的にみると暗黙の内にその分担が成立してきたようなところもあるようです。
そして今、この比率が急速に変わりつつある現状は、果たして時代の変化、産業構造の変化を反映したものなのでしょうか?それとも特定の民族の異常な繁殖率が社会全体のバランスを崩しつつあるのでしょうか?
選挙権も持っていない余所の国のことなので大きなお世話かも知れませんが、仮にも一時的に住人になっている訳で、世界中に影響を及ぼす巨大国家の制御できない変化がちょっと気掛かりでもあります。

2008-08-09

Susina Bakery & Cafe

のんびりゆったりの休日の締めくくりは、女性の癒しのスポットであるスイーツです。
Susina Bakery & Cafe
こちらもcity searchで2位のお店です。平日も休日も夜11時まで開店しています。場所はBeverly Blvd沿いで、La Brea Aveの交差点を西に向かったすぐ南にあります。[GoogleMaps]
夜10時近くに飛び込んだのに、お店は大賑わいで、空席はありませんでした。ショーケースのケーキも選り取りみどり。1番上の段はチョコやイチゴで飾ったスポンジケーキ、2段目はフルーツやナッツを山盛りのせたタルト、3段目は厚さ5センチもあるパイが並べられ、それぞれのケーキの横にはクッキー、ビスケット、チョコレートなどの摘み菓子が山盛りになっていました。目移りして困りました。
選んだのはイチゴ、ブルーベリー、ブラックベリーなどホイップクリームの上にベリーがのったチーズケーキ、ブルーベリーをのせて焼いたカスタードタルト、リンゴたっぷりのタルトタタンです。どのケーキもアメリカのケーキにしては甘さ控えめで果物の味が生きています。ケーキはアメリカサイズの大きな一切れ$5です。
このお店のもう一つのお勧めはスムージーです。氷を全く入れず凍らせた果物をミキサーにかけて作ったスムージーは果物そのものを食べるよりも濃厚な味になります。口いっぱいに広がる爽やかな酸味と甘みが夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。

Sa Rit Gol Korean Restaurant

平日の疲れを癒すべく、土曜日はのんびりゆったり、家に居たいものです。勿論、ご飯を作る気もなく、家でごろごろしていたのですが、さすがに1日全く食べないというわけにはいかず、お腹が空いてきました。化粧を含めた身支度が必要な気の張るレストランに行くのは面倒、それでもしっかりご飯を食べたいときは、焼肉が一番です。
city searchの韓国料理番付で2番のこのお店は、Western Aveを南下してOlympic Blvdを東に向かった2本目の道路の北側にある小さなモールの中にあります。韓国語のみの表示で奥まった場所にある小さな間口だからお店を見つけるのに、一苦労かもしれません。[GoogleMaps]

お店に入っても韓国語表示は同じで、メニューに英語を見つけるまで食事ができるのか、冷や冷やしました。
選んだのは豚焼肉$18.50と石焼ビビンバ$10.50です。小さな丸い鉄板にこってり甘辛タレに浸した豚肉がジュージュー音をたてて運ばれてきました。石焼ビビンバも同時に運ばれてきて、早く混ぜなければご飯が石鍋にくっついて食べられなくなってしまうし、その一方でお肉も温かいうちに食べたいと焦りました。
焼肉には銀のお椀のご飯が、料理には小皿と味噌汁がついてきます。小松菜の味噌汁は大豆味噌。小皿はイカキムチ(辛)、白菜キムチ(辛)、小松菜の煮浸し(酸)、わけぎのヌタ(甘)、フルーツサラダ(甘)、モヤシナムル(塩辛)、厚揚げの奴、おきゅうとの8種類でした。甘い、辛い、酸っぱい、苦い、塩辛いの五味が揃った小皿で箸休めをしつつ、お肉と丼を平らげました。ピリ辛ダレのお肉の下には軽く炒めた玉ねぎが敷いてあり、お肉の辛さと玉ねぎの甘さのバランスが良く、ご飯がすすみました。ビビンバはきゅうり、ぜんまい、しいたけ、ほうれん草と牛肉がご飯が見えないほどのせてありました。
二人ともお腹がいっぱいになりました。

2008-08-08

Minority Report

といっても "Minority Report"[IMDb] とは何の関係もありません。単にキーワードが同じというだけでタイトルを付けてみました。こんな記事を見付けました。

「マイノリティ」人口が最も多いのはロサンゼルス郡

(CNN)ヒスパニックやアジア、アフリカ系米国人など「マイノリティ」とされる人口が最も多いのは、カリフォルニア州ロサンゼルス郡であることが、米国勢調査局が7日に発表した2007年調査結果で分かった。

ロサンゼルス郡では、ヒスパニック系が約470万人、アフリカ系米国人が約100万人で、人口の70.9%、700万人以上が「マイノリティ」だった。

同郡のヒスパニック人口は、全米一。その他の人口は、非ヒスパニック系の白人は約290万人で、アジア人が140万人、米先住民が14万6500人となっている。

*元記事は、Report: L.A., Texas counties most diverse in U.S.

ロサンゼルス郡[Wikipedia]というのはロサンゼルス市を中心に広がる米国最多人口約1千万を有する行政区域です。

こちらに移り住む前から米国の他の地域と比べてもかなりマイノリティ比率が高い地域だと感じていましたが、デモグラフィックな数字としてはっきりと証明されたようです。

ロサンゼルス市単体だとどんな数字になるのかも興味深いですが、この異常に高い数字はこのロサンゼルスという地域を良くも悪くも特徴付けていることは間違いないでしょう。どのような特徴があるかはこのブログの中でも彼方此方で触れると思いますが、全く異なる文化背景の人種がこれだけ入り混じって生活していると、確かに良いこと、面白いことも多いのですが、不快な出来事も多いのも覚悟して生活しなければなりません。

まぁそうは言いながらも、日常的にいろいろな刺激が多いこの生活環境を、こちらにいる期間、自分自身もひとりのマイノリティとして噛み締めながら生活をできればと思う次第です。

2008-08-07

Mamma Mia!

定例の Century City で連れ合いと待ち合わせ。大ヒットミュージカルの映画版 "Mamma Mia!"[IMDb] を観てきました。

映画版ならではの醍醐味。懐かしの ABBA の名曲の数々を Meryl StreepPierce BrosnanColin Firth というの豪華な顔ぶれが歌って踊っての大サービス。

しかし、比べるものではないと思いながらも、ロンドンで観た舞台演出と比べると違いは歴然でした。平坦なスクリーンの向こう側でいくら盛り上がられても、舞台演技の立体的な生の迫力と比べると興奮度は10分の1くらい。

ストーリーに対する配曲も舞台演出と比べると今ひとつ乗り切れず、舞台で感じた鳥肌も立たずじまいで終わってしまいました。やはりミュージカルの良さはスクリーンには収まり切らないのでしょうかねぇ…

マンマ・ミーア!

原題「Mamma Mia!」
海に浮かぶ小さな手漕ぎボートが小さな島に近づくシーンで始まりました。
澄んだエメラルドグリーンの広い海にぽつんと浮かぶ島はごつごつした岩でできています。岩にへばりつくようにして立てられた小さな家々が見えます。大自然の中では、人間がちっぽけな存在です。
1年中温暖な気候に恵まれたエーゲ海の島に住む人々は、自然と共存しています。島で採れる食糧は限られていて暮らしぶり質素です。けれど都会よりもゆったりとした時間が流れていて、美しい景色と爽やかな風に守られた人々の表情をみると、心に栄養がいきわたった豊かな暮らしをしていることが見れ取れます。
花嫁は家の門を出るとロバに乗せられて、丘の上にある小さな教会を目指します。教会では村人が参加して花嫁と花婿の門出を祝います。結婚式のご馳走は丸ごと焼いたチキンとサラダ。豪華な晩餐はなくても、友人、親兄弟、村人皆から祝福を受ける披露宴は結婚する二人にとって思い出に残るでしょう。
映画全編を通してギリシアの観光ビデオを見た気分になり、ギリシアに行きたくなりました。

ミュージカルでは主人公はソフィアでした。母子家庭に育った彼女はマリッジブルーになります。そこで母親の日記から父親の可能性のある3人の男性を結婚式に招待します。イギリスの貴族、大会社の社長、ヨットで世界をめぐる自由人と特色のある3人の男性から愛する女性から生まれたソフィの父親になりたい宣言を受けます。自分の生い立ちを振り返り自分が望まれてこの世に生まれてきたことを知り、理想の家庭を築こうと心に誓います。ところが、映画では主人公は母親のドナでした。ドナは女手一つで貧しく質素な暮らしだけど愛情いっぱいに娘を育てました。純真で心優しく素直な娘になったソフィアを手放す嬉しくも切ない思いが映画のそこここに散らばります。そして娘にはドナの人生を歩まず1人の愛する男性と添い遂げて欲しいと願います。メリル・ストリープがThe Winner Takes It All を岸壁で切々と歌い上げたシーンが山場でした。

メリル・ストリープはこのマンマ・ミーアでアバの人気曲のほとんどを歌い踊りました。シリアスな演技から、コメディ、そしてミュージカルまでこなす彼女はまさにマルチ・タレント。メリルには不可能という文字はないのでしょうか。40歳を超えても第1線で活躍する女優は数少なく、プライベートでは4人の子供の母であり、ハリウッドには珍しく離婚歴がない。女優(仕事)と母と妻と2足以上のわらじを履き続けています。メリルは現代のスーパーウーマンです。

007ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンとブリジット・ジョーンズのコリン・ファースも歌い踊らせた製作者は、どうやって彼らを説得したのか知りたいです。

2008-08-03

The Dark Knight

公開興行収入記録で話題になりましたが、そろそろほとぼりが冷めただろうということで、"The Dark Knight"[IMDb] を観てきました。

Christian Bale による Batman シリーズ第二弾、Heath Ledger の遺作ということでも話題になっていますが、アクション娯楽作としては二時間半という長編に仕上がってしまい、テーマの重さ暗さも手伝って、一部の若年層には最後までじっと座ってみる我慢の限界を超えてしまっていたようです。

テーマとしてはダークヒーローの苦悩を正義とは何か?ヒーローとは何か?という視点で問い掛けるものでしたが、後半はあまりに問い掛け過ぎて、アクション娯楽作にしてはちょっとしつこく長く暗くなり過ぎてしまったようです。

今回の悪役はお馴染みジョーカーであることは予告編からも周知の事実でしたが、物語の中盤でもう一人のお馴染みの悪役○○登場の伏線があり、次回作につながるのかと思いきや、そのまま一気に暗いテーマにはまり込み、これまでの作品では有り得なかった△△を死なせてしまうなど、娯楽作品としては如何なものかというしこりの残る仕上がりでした。

とはいえ、Heath Ledger のジョーカー怪演ぶりは Jack Nicholson のジョーカー役を上回るものだったと評価したいと思います。

Gordon Biersch Brewery Restaurant, Burbank

カリフォルニアはベイエリア生まれのビアレストラン。
Gordon Biersch Brewery Restaurant の Burbank 店 [GoogleMaps] は我が家の庭(?)のお気に入りのカジュアルレストランです。

Gordon Biersch といえばスーパーでも瓶詰めのモノを2、3種類は入手できますが、この直営レストランでは常時6種類のオリジナルビールをタップ出しで楽しめます。今日は季節モノ Sommergold と定番 Märzen を楽しませてもらいました。

このお店のうれしいところはビールにぴったりの料理の数々。Asian Fusion を意識した料理はどれもハズレがなく、毎回どれに挑戦しようか迷うのがお楽しみのひとつです。今回は以下の二つを楽しませてもらいました。

Shrimp and Crab Tower こちらは定番メニューにない季節限定メニュー。ピザの真ん中にエビとカニがアボカドとあわされてトマトの上に文字通りタワーになって出てくる前菜です。Sommergold がぐんぐん進む一品です。
Cajun Pasta Andouille Sausage, Grilled Chicken and Shrimp, and Louisiana Spices with Fettuccine in a Tomato Cream Sauce 16.25 アメリカのレストランでパスタなど滅多に頼まないのですが、ケイジャン(米国南部のスパイシーな地方料理のジャンル)という文字に引かれて注文。ケイジャンスパイスが程よく利いた Märzen にもぴったりの一品です。

今回も店員の応対も心地よく、満腹満足のひと時でした。

2008-07-31

Salt Creek Grille Restaurant

LAX(Los Angeles International Airport)を南下して、Sepulveda通りと El Segundo通りが交差したところの南側に、新しくできたモール Plaza El Segundoがあります。そのモールの中にある Salt Creek Grille Restaurant に行きました。
天井から床までのガラス窓から太陽光を受けて明るい屋内は床も壁も木で作られており、カントリー調です。キッチンに大きな炭火のかまどが見えて、そこで焼かれたお肉やお魚が食べられると聞き、メニューを選ぶのに迷いました。

選んだのはBlackened Ahi Tuna Steak Sandwich(マグロのたたきサンドイッチ)です。正方形のポルトガル風ハンバーガーバンズに挟まれたのはマグロのたたき。長さ5センチ厚さ1センチの長方形に切られたマグロの片側にわさびが塗りつけてありました。マグロと貝割れ大根、トマト、アボカドとバンズに挟んであります。野菜の外側に程よくマヨネーズが付けられていました。パンと野菜とマグロを口にほおばるとつんとしたわさびがマヨネーズで中和されます。添えのポテトチップスにはすりおろしゴルゴンゾーラチーズとからりと揚げたタイムがまぶしてあります。程よい塩加減でした。

ランチを共にしたK夫人は夏の暑さを吹き飛ばす爽やかなはつらつマダム。物事の捉え方が前向きで、細々と気配りが出来るのにさっぱりしているところを見習いたいです。

2008-07-29

神田 きくかわ

蒸し暑いこの時期の帰国ということで、二日連続で「神田 きくかわ」に美味しいうなぎを食べに行ってきました。

その名の通り本店は神田にあるようですが、クレジットカードが使えるお店ということで、今回は帝国劇場の地下街にある日比谷店におじゃましました。

定番メニューは勿論うな重。サイズが、、の3段階。大きなものから売り切れてしまうようで、平日の夜というのに店内はほぼ満席で、7時過ぎに入った時点で「もうだけしかありません」とのこと。辛うじてう巻きは作ってもらえたものの、期待していたうな肝の串焼きも売り切れ状態。

期待のうなぎは一番小さい「イ」であるにも関わらず、お重の一面を埋め尽くしており、十分な満足サイズ。「ハ」だとどんな大きさになるのか想像しながら「イ」で満腹になりました。身のふっくら加減、焼き加減、脂ののり具合、タレの量、何れも関東にしては程よい加減で十分満足。お好みで追加のタレがテーブルに置かれていましたが、関東の人はあれにまだ味を濃くするのでしょうかね?あれ以上タレを掛けるとうなぎの味がわからなくなってしまうような…

このうなぎのお陰で一週間みっちり働かせて頂きました。

2008-07-27

Hilton Tokyo

日本出張の際の定宿。今回の出張も Hilton Tokyo に滞在です。日本に住んでいた頃は殆ど縁のなかったホテルですが、首都圏に身寄りのなくなった (?) 今、日本での仕事に不可欠な快適な住環境を提供してくれる場所です。

一般的な北米のヒルトンホテルと比べると、日本国内のヒルトンはどこもワンランク上の丁寧なサービスを期待できるようです。初めて泊まった際には余りにご丁寧な応対にこちらの方がかしこまってしまいましたが、最近ではこれも心地良く感じるようになりました。

夏休みシーズンに突入していることもあって混雑を予想していたのですが、今回も無事エグゼクティブフロアにアップグレードして頂きました。

エグゼクティブフロア宿泊の特典としてうれしいのは37階のラウンジで夕方はカクテルレセプション、朝は朝食バフェを楽しめるところです。といっても仕事で来ているので、夕方のレセプションは到着日にしか楽しむことができないのが残念です。その代わり、朝食はこの時とばかりに納豆、温泉たまご、海苔、鮭という典型的?な日本の朝食をガッツリいただいてしまいます。

新宿駅からは徒歩10分あまり。今の季節は駅までかなり遠く感じますが、無料シャトルが20分間隔で運転されているので安心です。

全体的にスタッフの応対も心地良く、これからも日本への出張の際には自宅のように(以上に?)くつろがせて頂きたいです。

2008-07-24

Embassy Suites Santa Clara

San Jose 出張の際の定宿のひとつ。お馴染み Hilton 系列の Embassy Suites Santa Clara です。今回は翌週の日本への出張に合わせて San Jose での仕事を片付けるために滞在しました。

老朽化が進んでいた内装を全面改装中で、間もなく工事は完了する模様ですが、客室内の改装はほぼ完了したようで、新装オープンかと見紛う程のピカピカの調度品からは新品の香りがぷんぷん漂っていました。

ドッシリしたワークデスクはオフィスに行かずに一日ここで仕事をしたくなるような立派なもの。我が家の机と交換して欲しいくらいです。ただ、椅子の高さ調節がいまいちで、長く PC に向かっていると肩が凝ってしまいました。

ベッドも勿論新品に一新されているのですが、クッションの固さが自分好みではなく、大きい割にはいまいち熟睡できず…

枕元にはヒルトンお馴染みの目覚ましラジオ。

その代わりという訳ではないですが、新しいバスローブはお風呂上がりの快適なひと時を提供してくれます。

極め付きはリビングと寝室と両方に据え付けられた大型プラズマテレビ。ラップトップにディスプレイケーブルを持参すれば DVD でもネット動画でも大画面で楽しめてしまいそう。

この他、Cook-to-order のオムレツがうれしい朝食、夕方のレセプションタイムのビール、屋内プール&ジャグジー、ジムなど、スタンダードな Embassy Suites のサービスは、仕事での滞在には欠かせません。

"blueberry, strawberry, whatever..." ???

今日からしばらく出張ということで、LAX から SFO に向かう UA 便での機長からのアナウンス。

出発の準備が整うと「お手持ちの電子機器の電源をお切りください。」という感じのお決まりのアナウンスがある訳ですが、なかなか飲み込みの悪い乗客が多いのか、最近は NotePC、iPod、DVD Player のように具体的な例を挙げて注意を促すことが多いようです。

そんな例として時々挙げられるものに blackberry があります。さて、ここまで書けば想像が付いたでしょうか。そうです。機長のしゃれっ気で blackberry ならぬ、blueberry や strawberry という例を挙げて、挙句の果てに「何だか知らないけど兎に角何でもスイッチを切っとくれ!」といった感じで乗客の注意を促しました。思わずふき出してしまったのですが、隣で iPhone を弄っていた英国人のおじさんも急に固まって、「面白いねぇ(funny!)」の一言。

こんな機長の冗談が効いたのか、飛行機は定刻よりも 20 分早く SFO に到着しました。

英作文力

collegeで受けている国語(English)の期末テストを受けました。勿論、テスト形式はcomposition(作文)です。

春学期はESL(英語を第2言語とする人のための英語クラス)21Aをとっていました。そのクラスの最初に行われた学習審査用作文では、1時間かけて1行おきでやっと1ページでした。それが21Aの期末テストで1時間半で1行おきで4ページ。今回は2時間弱で1行おき6枚が書けました。1枚辺りに書いた語数も増えました。

21Aは作文の題を試験1週間前に提示してもらえました。題が提示されると、構想を練り、アウトラインを作って、語彙を調べるのに2日。原稿書きに2日。本当はやってはダメなので私はやってなかったけれど、絶対Aをとりたいという人はそれをtutorに校正してもらってました。原稿を覚えるのに1日。そうやって1週間後の定期テストに臨んでいました。
21Bは題の提示が前日で、それも5つの題のうち、3つを当日先生が選択するというものでした。中間テストではたまたま私が書きたくてアウトラインを用意していた題を先生が選択してくれたので、構想通りに書けました。中間テストの時に、タイトルが選択制だと知って期末テストには与えられた5題全部のアウトラインを書いて行きました。21Aと違って前日のタイトル提示ではさすがに5題の英作文をする時間はないので、結論や説明で使いたい語彙のみアウトラインにメモ書きしていきました。期末の題は、講習中の読書課題であるチャンドラー作「さらばいとしき女よ」から「アメリカンヒーロー」か「ハードボイルドとロマンス」のどちらかについて書きなさい、というものでした。

作文は構想と内容と語彙・文法の3つで評価されます。これまで先生が私の小論文を添削してくれたところ、語彙・文法力と作文構成力は大丈夫と太鼓判を押してくれました。私は、与えられた題のうち、恋愛の微妙な表現を含めた説明を結論まで英語でひっぱり、時間内に仕上げるのは無理と判断して、「アメリカンヒーロー」にしました。私は一貫性のある筋立てた内容を書いたつもりです。それが読み手(先生)に伝わるといいなあ。

2月からの英語学習を通して、語彙数の増加、英文法の正確性、構成のバランスを振り返ると確実に英作文力がついていると実感しました。これからも、先生にアドバイスされたとおり、新聞や論文等の良質の英文と興味ある分野の小説を読み、多様な英文に触れて内容を強化し、それを自分の言葉に直して語彙力を増やし、作文を続けることで全体的な英作文力を上げていきます。

2008-07-23

アメリカ人の交渉術

collegeで先生がおっしゃった(敬語を使うこの時点で日本人は引いています)ことに不服があるとき、学生はあからさまにブーイングをします。そして、学生は先生と交渉に交渉に入るのです。その一コマ。

定期テストで先生が作文課題を発表すると学生から一斉にブーイング。
3人の学生が代表して、先生とタ イトルの交渉に入りました。

学生A「先生、もう一つ題を増やしてく れたら、1行おきに6枚以上書けるよ」前日に与えられた題は5つ、そのうちの2題を先生が選択して、当日発表しました。その題を増やしてチャンスを広げて欲しい、その代わり、期待された以上の結果を出しますよ、と学生が主張しているのです。ギブアンドテイクで一見よさそうなんですが、結果は、先生「この講座授業では、タイプだと4枚以上、手書きだと5枚以上だから、6枚は当然です。交渉になりません。」却下でした。初回授業で配られたシラバスに明記されていることは絶対なのです。それに不服がある人は、その週で授業変更をしてますから、この主張は今更言うべきことではないのでしょう。

学生B「先生、この小説(授業で読んだチャンドラーの「さらば愛しき女よ」)にはヒーローなんていないよ。他のタイトルにしようよ。」試験前日に講習授業の復習をして、更に先生が作文課題を配布した際に、そのアウトラインの作り方の見本まで示しているのですから、Bの学生の主張は通らないでしょうと予測していました。結果は、先生「じゃあ、なぜヒーローが登場しないのかをあなたのヒーロー観を交えてか書きなさい。」却下でした。クラスでアウトラインを作った折に、先生が「ヒーローって聞いて、どんな人かイメージできますか」とヒントまで与えてくれました。そのヒーロー観を基本議題として展開していくようにと、テストでもヒントを与えてくれているのです。

学生C「先生、ハードボイルドと恋愛なんて本のどこにも書いてないよ」この学生は授業を聞いていませんでしたと、自ら墓穴を掘りました。結果は、先生「あなたは、授業を聞いていたかしら?小説を読んだかしら?たくさんのヒントを与えたはずよ。」却下です。

交渉の際に最も受け入れられやすいのがギブアンドテイク。相手の要求を満たしつつ、自分の要求を受け入れてもらう術です。反対に最も却下されやすいのが、自分の責務を果たさずに、目の前の要求をただ嫌だと首を振る。これをすると相手に要求を却下されるだけでなく、子供っぽいやつだと見下され、責任を果たせないとみなされ、信用を失ってしまいます。
交渉するときは相手に見下されないように、そして信用を保てるように気をつけたいです。

2008-07-22

Label : LA Findings

ロサンゼルスで生活するようになって初めて気付いたこと、改めて納得したこと、これまでの短期滞在では特に気に留めなかったことなどなど、la findings のラベルで思い付くまま並べて行きたいと思います。

ハードボイルドにおける恋愛

レイモンド・チャンドラー著作「さらば愛しき女よ」はハードボイルド作品には珍しい恋愛小説です。皮肉屋の評論家に「ハーレークインロマンス」と陰口をたたかれているくらいです。

チャンドラーの長編作品には女性や子供に優しく情に厚い、長身で颯爽としたダンディな私立探偵フィリップ・マーロウが登場します。彼が28歳ジャーナリストの賢くて笑顔が素敵なアン・リオーダンに恋をするのです。フィリップは今関わっている事件が麻 薬やカジノをとりしきる暗黒街のボスと繋がっているのを知り、フィリップの所為でその危害がアンに及ばないようにアンの好意に気がつかないふりをします。
ある日、フィリップはボスの手下に拉致されて、監禁されて、この事件から手を引くように暴力で脅されます。やっとの思いで監禁から逃れたフィリップは、事 件に関わらないように避けていたはずのアンの家を訪ねます。アンは身も心もぼろぼろになってやってきたフィリップを黙って受け入れ、当然のように看病しま す。アンは2年前に亡くなった両親の部屋をフィリップがいつ来てもいいように改装していたのです。フィリップの身体の傷や心の傷を癒している間も、アンはフィリップに何があったのかを尋ねず、フィリッ プも何も言いませんでした。その家の男主人のように扱われ、アンのお陰で元気になったフィリップは、礼を言って家を出て行こうとします。フィリップのため に用意された寝具を抜け出て、パジャマを着替えて、スリッパを脱ぐ。その一つ一つ動作がアンとの別れを示しています。この家を出たら暗黒街のボスとの対決 が待っており、生きて帰れないかもしれないのですから。アンは口は閉ざしたまま、フィリップの動作を切ない目で見つめ、見送りました。アンはフィリップが 何も説明しなくても全てを分かっていたのです。なぜなら、フィリップが事件が解決して再びアンの元に戻ってきたとき、アンは言うのです。「ねえ、もうキス をしてもいいでしょう。」と。

他にもベルマとマロイの恋愛と、グレイル氏の妻への愛の表現もありますが、この小説の中ではキスどころか手さえ繋がないから、現代っ子のcollegeのクラスメートには分かりにくかったようです。

2008-07-21

夏期講習6週目

夏期や冬期の短期講習を履修した人から、講習は毎日授業があり、宿題もたっぷり出されるから、少な目に取ったほうが良いとアドバイスされました。AC(アカデ ミック・カウンセラー)も授業担当の先生も同様で、春秋学期なら履修授業は3つ以上取ってもいいけれど、講習中は1つ、欲張ってはダメよ、と脅されていま した。
月曜から木曜まで毎回2時間30分のみっちり英語の授業も今週が最後です。火曜日には全ての提出物出し、水曜日は課題図書を読み終えて総復習、木曜日は期末テストが控えています。毎日登校はやはり体力的に辛く、アドバイス通り1教科にしておいてよかったです。

2008-07-18

アメリカ流議論

ある日の午後にバスに乗りました。お客さんは私を含めて6人でした。私が乗ったバス停の次に止まったバス停で3人が降りて、1人が乗りこんできました。お客さんは私を含めて女性3人、男性1人となり偶然に前半分の座席にコの字型に座りました。

新しく乗り込んできた30代の女性は席に座るなり運転手に乗車拒否された苦情を申し立てました。
「あなたは私を乗せてくれて親切ね。あなたの前に2台も乗車を拒否されたのよ。」
相手を一旦褒めて、問題点を述べる辺りがアメリカ流交渉術の基本。

座っていた50代女性が前述の女性の言葉の後を継いで
「私はこのバスに乗るために30分以上待たされたわ。確か、バスの運行時間は15分おきよね。」
感情的にならずに淡々と事実をありのままに述べました。

運転手は、運転手がバスの乗客数からこれ以上乗せると危ないと判断すれば乗車拒否ができること、LAは車社会であり道路事情によってバスの運行時間がずれていくこと、を申し訳なさそうに女性たちに伝えました。

乗車拒否された女性は「バスは空いていたから、乗せてくれてもよかったんじゃない?」と食い下がりました。
運転手は、市の助成金が減りバスと地下鉄の経費削減をしリストラを行った。そのため運転手が足りなくなった。そして、これまでは路線ごとだった運転手を地区ごとの時間制配置にした。路線毎だと始点ターミナルから終点ターミナルで勤務が終わるけれど、地区ごとの時間制だと運行途中で時間がくれば、お客を乗せるのをやめて交代ターミナルへ直行しなければならなくなった。「たぶん、乗車拒否した運転手は、道路が混んでて持ち時間が終わってしまったのだろう。それでターミナルへ急いでいたんだよ。」と言った。

日本ならここで話は終わりだろう。しかし、ここはアメリカ。私を除いた女性2人と男性1人と運転手の侃侃諤諤が始まりました。
「どこかの国で街中に入る車を規制しているって聞いたわ」
「アメリカは自由の国だよ。そんなことしたら車の所有者が街中に入る権利を主張するよ。私は病院や学校など公共の建物を除いた街中にある企業施設の駐車場を減らして、バスを使うことを推奨したらどうかと思うんだけど」
「官庁と企業が癒着していて、条例で企業施設に駐車場を併設するのを許可しているからダメよ。それなら、、、」
と言った調子で道路の混雑を減らす方法に始まり、果ては税金の有効な使い方まで、議論はとどまるところを知らず。私は途中下車をしたので議論がどこまで進んだか心残りでした。

議論の中で気がついたのは、相手の意見を否定したら代案をだすこと、否定するときは具体的に理由を述べること。この繰り返しによって形の整った対話式議論となり、おしゃべりが実のあるものになるのです。

数年前に当時財務大臣だった竹中氏の講演会で、氏は「私は責任ある立場として考えに考えた議案を提出する。それに対して批判をするなら否定する具体的根拠と代案を示していただきたいと思う。」とおっしゃっていたのを思い出した。

相手の言っていることをただ「ダメ」否定するのは簡単です。けれどそれでは何の実りもありません。否定するならその理由を明確にし、代案を示す。議論はその積み重ねによって結論に導かれるのです。

バスの中で提案、否定、代案の波に乗れなかった私は沈黙を守りました。耳と頭は働かせつつ。いつか私も英語で賛成か反対を理由と共に述べて、反対のときは代案を示していけるようになりたいと思いました。

2008-07-17

WALL·E

仕事の帰り道、連れ合いと Century City で待ち合わせをして、Disney/Pixer の新作 CG Animation 作品 "WALL·E"[IMDb] を観てきました。

現代社会に対する風刺をたっぷり盛り込みながらも説教臭さはぐっと抑えた大人の作りもさることながら、全編にわたり映像とシナリオのどちらも細かく計算されて作り込まれており、テーマ設定、ストーリー構成、画作り、すべての点において Disney の映画に対する思い入れが噛み合った完璧な作品として仕上がっていました。

今では珍しくなくなった全編フル CG のアドベンチャー作品ですが、人間が登場しなければ殆ど実写映像と区別が付かない程の品質の高い映像にも感服です。

「ツァラトゥストラはかく語りき」ではバカ受けしてしてしまいました。あのパロディをわかる世代は余り観にきていなかったようですが、製作陣の遊び心も感じさせるシーンでした。

2008-07-13

What is japangelenos ?

新生「ゴンノブログ」と「きのこのぶろぐ」の URI は http://japangelenos.blogspot.com/ となりますので、ブックマークの変更などよろしくお願いします。

ロサンゼルス市の住民のことを "(Los) Angelenos" と呼ぶのですが、ここに引っ越してきた日本人 "Japanese" 一家ということで JapanAngelenos の "an" を掛けて "japangelenos" という造語を作ってしまいました。まぁ覚えやすいでしょ?

What about past entries of Gon's Blog and Kinoko's Blog ?

これまで過去の記事をそのまま復活できないかと模索してきたのですが、
  • 引っ越し後、サーバーハードディスクのクラッシュ、
  • バックアップファイルからのデータリカバリ、
  • ネット環境の違いにより自宅サーバーでの運用を断念、
  • 無料ホスティングサービスの比較調査、
などを仕事の合間にしているうちに、あっという間に半年以上が過ぎてしまいました。

過去の記事を復活させたい気持ちは山々なのですが、これ以上ずるずる新しい記事を書く環境も整わないのもどうかということで、結局、最も手間の掛からない外部ブログサービスで妥協することにしました。こんなことならもっと早くに手を打っておけば良かったと後悔するばかりです。

過去記事についてはバックアップデータはしっかり取ってありますので、またいつの日にかウェブ上のデータとして復活させられると信じております。

Restarting Gon's Blog and Kinoko's Blog

管理人の引っ越し、渡米に伴い、突然のサイト停止の後、長らくご心配をお掛けしました「ゴンノブログ Gon's Blog」並びに「きのこのぶろぐ Kinoko's Blog」ですが、本日、この blogspot において装い新たに再始動させて頂くことになりました。

これまで個別のブログとして運用して参りましたが、今後はメンテナンスの効率を考えひとつのブログにまとめて運用させて頂くことになりました。

これからもご愛顧の程、何卒よろしくお願い致します。

2008-07-12

ウォンテッド

原題「Wanted」
図書館ボランティアの女子高生はジェームズ・マカボイに惹かれて見に行ったそうです。冴えない公認会計士のウェズリー(マカボイ)が千年以上続く暗殺集団のボスとして認められる過程が素敵だとか。私は暗殺者となったマカボイよりもアンジョリーナ・ジョリーのほうが格好良いと感じましたが。

2008-07-06

クリスピークリームドーナツ

Krispy Kreme Doughnuts
私が初めてここのドーナツを食べたのはラスベガスでした。タネを油で揚げて、甘いシロップを上掛けするドーナツを生産する過程がガラスを通して見られました。作り方でカロリーが高いのが分かるのに、おいしそうなドーナツがころころと機械から押し出されると、どうしても食べたくなります。クリスピークリームのドーナツは食感が軽いです。齧るとさっくりとした歯ごたえ、口の中でやわやわとタネが溶けていきます。小麦粉を使ったお菓子によくある、もさもさ感はありません。日本のドーナツに比べると甘いです。コーヒーをお供に食べると丁度良い加減です。ドーナツのたくさん種類があって選ぶのに迷います。私のベスト3は
1位New York Cheesecake
2位Glazed Lemon Filled
3位Blueberry
1個85セント。1ダース買うと9ドルくらいになります。1ダースのほうがお得感があり、好きな味を堪能したいの1ダース買いをしてしまいます。買った当日食べれなかったドーナツは一つ一つをラップして冷凍庫に入れて置きます。食べるときは、ドーナツの周りのグレーズが溶けない程度に30秒くらい電子レンジをかけます。買ったときと同じふわふわ、さくさくのドーナツが食べられます。

2008-07-05

Hancock

キャッチは「Not Your Average Superhero」

映画の本編が始まる前に流される次の映画の予告編を見る映画を選ぶ際の参考にしています。予告編が出来すぎていて、実際見てみると期待を裏切られがっかりする映画もあります。予告編が下手すぎて、見に行ったら期待していたよりもよい印象だった映画もあります。予告編も良く出来ており、見に行くともっとよかった映画は少ないです。Hancockはその少ない映画の一つです。

キャッチの通り、ウィル・スミスのハンコックは一筋縄でいかないスーパーヒーローです。私たち凡人が期待するスーパーヒーローは正義の味方。時代劇調に言うと弱きを助けて強きをくじく、悪者以外なら誰からみても申し分なく格好良い。危機に陥ったときにどこからともなくタイムリーに助けてくれる都合の良い存在でもあります。

スーパーヒーローは危険に脅かされたとき助けてくれる都合の良い存在であって、誰もスーパーヒーローの私生活や道徳観など気にも留めない。

これまでに、普段の顔がばれてはこまる(スーパーマン)、好きな人が危機に晒されないように身を引く(スパイダーマン)といったパターンはありました。それでもハンコックほど捻れた私生活をしているヒーローはいなかったでしょう。

スーパーヒーローは孤独です。彼に助けを求めてくる人はあれ、彼の心の支えとなり助ける人はいません。その上、彼は地上に唯一存在しているスーパーヒーローなので他のスーパーヒーローは地上にいない。

市民の嫌われ者で孤独なハンコックが何事にも投げやりで酒びたりの生活を送っていても無理はありません。彼が心を癒されて、社会に再生していく過程が共感を呼びます。

2008-05-03

近距離恋愛

原題「Made of Honer」

グレイス・アナトミーのパトリック・デンプシーが主演のラブコメディです。
大学のクラスメート がパトリック見たさに映画を見に行ったそうです。Sex And The Cityと客層がかぶっていると言っていました。テレビドラマの主人公が映画館で大写しになるのが嬉しいのは、日本も同じです。踊る大走査線のように。

パトリックファンじゃない人が見に行くメリットは欧米の結婚式の形式がわかることでしょう。
欧米では花嫁の好みを知り尽くしたお友達が介添え人になって、企画、準備から式までの全てに気を配って、イベントを盛り上げます。主人公のトム(パトリック)は大学時代からの親友ハンナ(ミシェル・モナハン)の家族から彼女の好みまで全てを把握しているのでまさに介添え人に適役です。

ハンナの結婚相手ケヴィンはスコットランドの貴族で、スコットランド式結婚の流儀があり、アメリカの流儀と比較できて、ラブコメディとしても文化人類学としても楽しめました。

2008-04-27

ラスベガスをぶっつぶせ

原題「21」
前半は、金(学費)と女(恋愛)と夢(将来の仕事)の間で悩み、心が揺れ動く主人公が伺えます。
世界的なエリート校MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生でも、学生の悩みは万国共通です。ベンは志望するハーバード医学部への進学が頭脳では許されても、学費の工面ができません。女手一つでベンを育てて苦労しているお母さんにこれ以上の迷惑はかけられないとアルバイトをしています。けれど洋服店員のアルバイトで稼げる額では到底ハーバード大の学費は払いきれません。男子学生の多い理系大学に咲くかわいい花(女子学生)のジルに憧れます。地味で目立たないベンは彼女を校内で見かけても声もかけられません。ジルを遠くで見つめるだけのベン。抜群の記憶力と計算力があっても見かけは冴えなくて、友達二人はロボットオタクのベン。奨学金査定委員の先生との面接で、ベンはロボットコンテストの出場や学習実績をアピールしますが、先生が「そんな学生はこの学校で君だけじゃない」といわれて、落ち込んでしまいます。
私はこのとき、丁度collegeで確率・統計をとっており、映画の確率の授業で皆の前でさらっと発表したベンを見て、こんな問題よく解けるねえ、と尊敬し、MITにはベンのような学生がたくさんいるんだと、感心しました。それとMITの学生はオタクっぽい人が多かったので、隣で映画を見入っていた夫の横顔をちらりとのぞいて、夫がオタクじゃなくてよかったと安心しました。

中盤は、アメリカ東海岸と西海岸の対比でした。
MITのあるボストンはヨーロッパの町並みに近くビクトリア調の家が並びます。街の建物はレンガ造りで重厚な雰囲気があります。家や建物が4階以上あり密集しているので圧迫感もあります。対して、ラスベガスは、砂漠のど真ん中に造られた街だから、街の中心カジノホテル街こそ高い建物があるものの、その周囲は茫漠としています。近郊の家は木造平屋建てで庭にプールがある家もあり、お隣さんとは離れています。

東海岸で私が行ったボストン、ワシントンDC、ニューヨークは、今住んでいる西海岸のLAや旅行で行ったラスベガスと、住んでいる人の気質や言葉のなまりも街の風景も日本の関西と関東と同じくらい違っています。私は日本は圧倒的に関西派だけどアメリカなら西も東もどちらも好きです。

私はこの映画を見るまでブラックジャックのルールを知りませんでした。それでも映画を楽しめました。

2008-04-26

ドラゴン・キングダム

原題「The Forbidden Kingdom」
メインストーリーは、カンフーマニアでいじめられっ子の主人公が心も身体も成長して立派な青年になることなのに、見所は全く違っていてジェット・リーとジャッキー・チェンのカンフー対決。二人の対決シーンを見てしまえば、青年のカンフーシーンはおまけのようなもの。ジャッキーが酔拳・鶴拳・虎拳と懐かしいカンフー技を次々と繰り出せば、ジェットも舞の如く美しくも鋭い拳を披露。そこだけでお腹いっぱいになりました。

2008-03-30

Time Capsule

まったくご無沙汰していますが、ちょっとうれしくて黙ってられないので一言。

今日、うちのアパートの筋向いのモールにある Apple Store で Time Capsule 1TB を買ってしまいました。
しかも、うちの連れ合いの学生割引ということで $20 引きの $479 でした。
さらに、このところの円高に乗じて円建てのカードで購入したのですが、税金を足しても ¥53,000 余りというお買い得感に大満足の一日でした。

2008-02-24

2008年アカデミー授賞式

今年の授賞式は私にとって特別でした。

理由は臨場感です。
授賞式を時差なしでリアルタイムで見られて、式が行われる会場と家が近いこと。ロサンゼルスに住んでいて良かったと思いました。

印象に残った場面のあれこれ。
There Will Be Blood.の主役のダニエル・レイ・ルイス。プレゼンターが昨年Queenでエリザベス女王役だったヘレン・ミレン。ダニエルがヘレンから賞を受け取る前にヘレンに跪きました。するとヘレンも彼の肩に賞を差し出したのです。まるで女王からナイトの称号を受けるように。
主演・助演・男優・女優賞を受ける4人が非米国人であった今年、主演女優賞のマリオン・コティアールと助演男優賞のハビエル・バルデムのスピーチでは拙い英語でも喜びいっぱいの気持ちが伝わりました。
No Country For Old Manで脚本・作品・監督の3賞を受けたコーエン兄弟は、饒舌な兄と寡黙な弟が対照的でした。

2008-01-12

エイリアンVSプレデター 2

エイリアンに寄生されたプレデターからエイリアンとプレデターのmixであるプレデリアンが登場します。この作品でエイリアンファンとプレデターファンの混合を図っているのでしょうか?
24のミシェル・デスラーことレイコ・アリスワースが出ています。

2008-01-11

VONSでお買い物

LAでよく見かけるVONS。食料品を大量買いするのにたまに行きます。
今回は
水→1ガロン+500ミリ×24本
オレンジジュース→2リットル×2本
アイスクリーム→1リットル×2バルク
パン→1本(3斤)
豚肉→2キロ
鶏肉→1キロ
ハム→500グラム
野菜→じゃがいも、にんじん、ズッキーニ、ブロッコリ
ビール→6本
オレオ×2箱
車から家に運ぶのに2往復。腕が痛くなりました。

2008-01-06

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツとのアカデミー俳優の競演でした。

お酒と女性が大好きなアメリカの議員チャーリー(トム)が愛人ジョアンナ(ジュリア)にせがまれて、ソ連のアフガニスタン侵攻に介入しました。気軽に請け負った本人の意向と裏腹に折衝は難航します。しかし粘り強いチャーリーの交渉で政治の舞台が大きく回り、ソ連がアフガニスタンから撤退しました。その上、瓢箪から駒で、米ソの冷戦が終わりを迎えのです。

ソ連の撤退で浮かれ気味の議員たちにチャーリーは再度予算の請求をしました。
議員A「もう冷戦は終わったんだ、その金は何に使うんだい」
チャ「大人たちはこの戦争で死に、アフガニスタンに残されたのは子供たちだ。人口の半数を15歳以下の子供たちが占めているんだよ。次世代を担う彼らに学校を建て教育を与えたい。」
議員B「アフガニスタン問題は終わった。次の議題に移ろうよ」
議会は閉じてしまいました。
教育は世界で起こっている内戦や国家間の戦争をとめられ、次世代を担う人に武器よりも強い力が与えられるのに、、、とチャーリーの憮然とした顔に共感しました。

2008-01-05

Great Debater

若い俳優たちとベテラン、デンゼル・ワシントンとフォレスト・ウィテカーのオスカー俳優が熱い議論で真っ向からぶつかって見ごたえ(聞きごたえ)がありました。実話を下に作られた脚本でデンゼルが監督をした作品です。

マーチン・ルーサー・キング牧師やローザ・パークス女史から波紋を広げる人権運動より前のテキサスの田舎町が舞台です。厳しい差別の中で黒人が通う小さな大学が、エリート中エリートのハーバード大の学生と弁論を戦わすなんて奇跡でしょう。(実際はカリフォルニアにある私立名門大学USC)

思いがけなく弁論チームに加われた14歳の少年の未知の世界への憧れ、初恋、不条理な黒人差別の実態を経て心が成長していく様子が丁寧に描かれています。

熱い論議と細やかな気持ちの襞に触れ、何度も涙ぐんでしまいました。

2008-01-02

2008年の目標

抱負をどうやって達成しようか目標を考えている際に、日経新聞が毎土曜日に発行しているNIKKEIプラス1に2008年に直したいこと、改めたいことをアンケートにとり、その結果を掲載しているのを見つけました。

1.整理整頓や部屋の片づけができない
2.ダイエットや運動など、飽きっぽくて長続きしない
3.やるべきことを先送りする
4.一日の時間の使い方が下手
5.物が捨てられない
6.自分に甘く、まあいいやと思ってしまう
6.過ぎたことをくよくよと気にし続ける
8.短気ですぐにかっとしてしまう、怒鳴る
9.心配性、小心者
10.衝動買いや浪費癖
11.感情が顔に出てしまう
12.ネット検索などでつい夜更かししてしまう
13.字が汚いまま
14.人付き合いを避けてしまう
15.思ったことをそのまま口にしてしまう
以上15項目の改めたい内容は大雑把に、身の回りの整理整頓と人間関係・人付き合いと自己管理の3つに分けられます。

その3つの改めたいことは私にも当てはまります。家や身の回りの整理整頓、他人への気配り、自己管理の強化を私の目標に決めました。

2008-01-01

2008年の抱負

物事を途中であきらめてしまわないようにしたい、家の整理整頓をする、と細々した目標をまとめて3本柱を立てました。

1 夫と仲良くする
家庭円満なら、物事何でも順調に進んでいく。思いやりと感謝の気持ちを忘れないようにしよう。
2 勉強する
100点満点なら80点で満足していた私。小さなことでも極めたら新しい私になれる。
3 勉強と趣味の両立
年間映画を50本以上観ること。ブログや日記を書いて、英語と日本語の勉強をする。