2008-09-11

個人レッスン

きのこのぶろぐで恒例?の体験シリーズ。今回は真面目な話題。Tutoring(個人教授)を受けました。
8月に受けたTOEFLの結果が先週届きました。予想していたとはいえ、散々でした。致命的なのはSpeakingとWriting。この2分野にはかなりのてこ入れが必要です。次の受験まで効率よく学習をすすめる為に私は以前グループレッスンでお世話になった先生に個人レッスンをお願いすることにしました。

レッスンは5時から6時の間の約束でした。先生は4時45分に到着。挨拶もそこそこにレッスン開始です。
まず、見るも無残なテスト結果を先生に見せて現状を分析してもらいます。全分野の成績結果と寸評にざっと目を通して、強化すべきWritingと Speakingの評価はじっくりと読んでいました。その様子を見て成績評価表をコピーして渡したほうが良いと判断した私は、先生にコピーを渡すことを伝えて表を返してもらい、代わりに家で書き溜めていたWriting Tasksを渡しました。私がコピーをとっている間に英作文課題を猛烈な勢いで添削をしてくれました。

時間は5時。レッスン開始です。先生のボールペンの色は青、日本だったら真っ赤になって返ってきた課題作文はTOEFLのWritingでPBTの頃から続いている200題の課題から私がランダムに選んで書いたものです。動詞と前置詞の組み合わせ、冠詞、そして名詞の単数形と複数形は私自身が弱点と自覚しているにも関わらずなかなか克服できない(向上がみられない)ところです。ああ、またか、と気落ちをしていたら、「それは英語を第2言語としているアジア人によくある間違いだから、気にしなくていいわよ。(いえいえ、気になります)それよりも、丸で囲んだこことここ(とペンで紙上の文を指し示して)の視点が気に入ったわ。いい考え方だと思う。だから、その辺りをもっと膨らまして書くと字数も増えるし、説得力のある文になるわよ。そこから始めましょう。」と言われました。

先生が課題を読み上げ、それについての私の意見を口頭で述べると、先生が紙に書いてくれます。more detail もっと詳しく, explain it ちゃんと説明して, specific 具体的にと先生は書きながら指示を出します。私は指示に応じて、頭で文を組み立てて口から出します。英作文にSpeakingの練習を兼ねています。私の言った文を書き終ると、問題のある文を四角で囲みました。それを先生が「私ならこうするわ」と文章をしゃべりつつ、意味は残して全く違う文にしてしまいます。その劇的な変化は目を見張るばかりです。この調子で準備した6つの課題作文の内を3つを書くと60分経ってしまいました。先生のアドバイスに従うと実践的Writingの技術を身につけるのは簡単だそうです。

1つの作文に20分、300語。テストでは1つの作文に30分、300語です。いかに早く整理された説得力のある文が勝負の分かれ目です。ペースアップを図りつつ内容の濃い文章を書けるようになりたいです。

1時間レッスンの終わりに、テスト評価の反省と今後の進め方の相談をしました。そしてたっぷりと宿題も貰いました。内容の濃かったレッスンが終わると身も心もくたくたになりました。

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