2009-09-25

動詞/ 日本語の学習

日本語テューターの1日目のテーマは動詞でした。
日本語も英語と同様に現在と過去で形が変わります。そして丁寧に言うとき、他人にお願いをするとき、言い切りでも形が変わります。日本語を学習する人はこの変化の規則と変化した言葉を同時に覚えなければいけません。私たちが中学校で英語の現在形(see)、過去形(saw)、過去分詞(seen)、現在分詞(seeing)を覚えたときのように。

今は昔(かなり昔)、国語の授業でウ行で終わるのが動詞だと教わりました。日本語ではウ動詞(u-verb)とル動詞(ru-verb)の2種類の動詞があります。

ル動詞は、基本形(辞書に載っている形)がるで終わります。例えば、食べる、寝る、起きる、見るはル動詞です。
ル動詞を丁寧に言うときは(polite form or long form)は最後のルをとって、マスをつけます。食べるは食べます、寝るは寝ます、起きるは起きます、見るは見ますになります。

ウ動詞は、ル動詞以外の動詞。国語の授業で習ったウ行で終わる動詞です。例えば、飲む、読む、話す、聞く、行く、帰るがあります。
ウ動詞を丁寧に言うときは、最後のウ行をイ行に変えてからマスをつけます。例えば、飲むはムをミに変えてからマスをつけて飲みます、読むも同じく飲みます、話すはスをシに変えてからマスをつけて話します、行くは行きますとなります。帰るはルで終わるのでル動詞かと思ったのですが、帰るのルをリに変えてマスをつけ帰りますとなるのでウ動詞でした。

使われている言葉の規則を見つけてからその言葉の文法を作るために、どの文法にも例外があります。日本語もしかり。
日本語の不規則変化をする動詞の例は、するとくるです。
するは基本がシ、それにマスをつけて「します」、否定はマセンをつけて「しません」となります。
くるは基本がキ、それにマスをつけて「きます」、否定はマセンをつけて「きません」となります。

学校で日本語を勉強している人は教科書に新しい言葉が出てくる度に、ル動詞かウ動詞かを見分けてその変化を覚えていきます。
語学の学習に必ずついてくるものに言葉を覚える作業があります。進出語句を覚えずに放っておくと文法も語句もと覚えることがどんどん溜まる一方で、ついに授業を聞いても教科書を読んでも分けが分からなくなる。その状態が進むと勉強が嫌になってしまう。それが分かっているけれど覚える作業は結構面倒なんですよね。

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