2009-03-02

そんな彼なら捨てちゃえば

異性の送るサインを見極めようとしながら、デート程度の浅い関係から、深く、どんよりした結婚までさまざまな関係 をナビゲートしていく、ボルチモアに住む20代と30代の男女。アレックス(ジャスティン・ロング)に電話のそばで待つのはやめるようアドバイスをされな がら、電話するよと言ってきちんと電話をしてくる男性を求めるジジ(ジニファー・グッドウィン)。長年にわたる交際から結婚に進むべきかべス(ジェニ ファー・アニストン)が悩む一方で、ボーイフレンドのニール(ベン・アフレック)は結婚にはまったく興味がない。ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は 夫のベン(ブラッドリー・クーパー)を信用できるか自信がなく、ベン自身もアナ(スカーレット・ヨハンソン)に惹かれかけている自分を抑えかねている。ま た、アナはセクシーな既婚男性か、自分に関心を持っているコナー(ケビン・コノリー)にするべきか決められない。そして、たくさんの男友達に囲まれなが ら、ゲイではなく、ストレートの男性を見つけられないマリー(ドリュー・バリモア)。さまざまな思惑が交差しながら、それぞれが自分の人生を見つけてい く。<Junglecity.comより>
He's Just Not That Into Youは「恋愛修行-最高のパートナーと結婚するための恋愛心得」が原作らしいです。

デートで一方的にしゃべり、相手とうまくいっていると自己完結するジジは、恋に恋する女の子。相手の男性を客観的に見られないために空回りばかりしてしまいます。そんなジジを見るに見かねたアレックスがジジに手ほどきをした1例です。
バーのカウンターで二人で飲んでいるときに関心を持っている相手には、体を正面に向かい合わせて立ち、相手から視線を逸らさず体全体で話を聞こうとします。ところがアレックスが指摘した女性は自分の話に夢中になり、男性が横を向いていようが視線が絡まなくてもお構いなし。男性はグラスをさっさと飲み干すと女性の元から去っていきます。女性は自分が話したいことが話せたことに(=相手に話が伝わったと勘違い)満足して、男性のサインを見落としてしまいました。

アレックスのジジへのアドバイスに私の意見を加えるとすれば、
相手に自分を売り込むことに熱中しすぎて
「私は○○です」「私は△△と思う」と一方的にまくし立ててしまうと男性も女性も同じ結果を招いてしまいます。仕事ならば時間と成果を気にするのは当然です。恋愛でも短い時間でより大きな成果を得ようとすると失敗します。
「私は○○です」で完結しないで「私は○○だけど、あなたはどう思う?」「私は△△、あなたならどうする?」と一言加えると、相手との会話のキャッチボールが始まります。
また、余りに「私は○○です」と言い続けると融通の利かない頑固な人と映ります。時には「私は○○と△△と思うけど、あなたはどちら?」と会話の幅をつくるのも良いでしょう。
会話の際に見るポイントは相手の体と視線です。相手をもっと知りたいと欲が出ると体は前のめりになり、親近感が湧くと共に相手との距離を少しずつ縮めていきます。スピーチのクラスの講義でも、「相手の話を聞きたいときは自然に体が前傾する」「知り合いなら握手の出来る間(1メートル内)をとり、夫婦や恋人なら体が触れ合う間(30センチ内)にパーソナルスペースが近づく」と習いました。視線も相手を知りたければ、小さなサインも見逃さないように集中するもの。
と、ここまで書いて、恋愛だけでなく人間のコミュニケーションに使えることに気づきました。

私もサインを見逃さないように気をつけて友達を増やしたいなあ。



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